2012年10月18日
野湯〜尻焼温泉〜
群馬の草津温泉の近くにある六合村という川沿いの集落の奥に
川底から温泉が湧き出す、生まれたての新鮮な温泉が味わえる
川そのものが温泉という野湯があります。
温泉で温められた石に腰を下ろしたところ痔が治るといわれており
それを「尻を焼いた」と表現して、「尻焼温泉」と呼ばれているようです。
国道405号線を花敷温泉のところで県道55号線に入り
「関晴館」という旅館を右に確認した先にある長笹川にかかる橋の
上流が温泉になっています。
橋を渡った先の右には「ホテル光山荘」があります。
関晴館の手前の右に下る坂道の先には無料駐車場が用意されています。
温泉は、長笹川の上流に向かい右側の川沿いの道を進むと見えてきます。
まず、湯小屋があり、その向こうに川を堰で囲ったような形で温泉が溜まっています。
とはいっても、川底のところどころから温泉が湧き上がるので
温かいところと、そうでないところが混在している状態です。
川そのものが温泉になっているので、けっこうな大きさがあり、
水着着用の人達もいて、さながら温水プールのような印象です。
ただし、ただの川なので、更衣室があるわけではありません。
川原には特に隠れることができるようなところは無いので
着替えをする場合は、多少の工夫が必要になります。
温泉プールのような「川の湯」のちょっと下流の川岸に「かま湯」という湯小屋があり、
地元の共同浴場になっています。「川の湯」は、大雨や上流のダムからの放流などで
水量が増えてしまうと、入浴が出来なくなってしまうことがありますが、そんな時でも
「かま湯」は入浴が可能です。ただし、こちらの入浴は水着禁止がルールです。
何も囲いが無い開放感抜群の温泉で、自然に同化したような気分を味わえる
ところなのですが、何も囲いが無いゆえに、特に女性からすると、
リスクを感じるかもしれません。洋服の下に水着をあらかじめ着ておけば、
洋服を脱ぐだけで「川の湯」に入ることが出来ますが、帰る時は一苦労です。
バスタオルを体に巻いて着替えても、隅々まで拭くのはけっこう大変ですし、
体のあちこちを拭いている姿を見られることに抵抗を感じてしまうはずです。
川岸での着替えをあきらめて、駐車場まで戻ったとしても、そこでの着替えも
なかなかリスキーです。最近のカメラは、かなり高性能ですし・・・
それに温泉とはいえ、ただの川なので、水中に生き物は棲んでいますし、
鳥も生活で利用しているし、虫はそこらへんにたくさんいますし、
そんな「川の湯」を、ただ拭きとっただけで洋服を身につけるのは「ちょっと・・・」
と思う人もいるかもしれません。
そんな時には、尻焼温泉には2軒の温泉宿があり、ともに日帰り入浴が可能で、
多少の負担にはなりますが、安心感や気持ちのよさを手に入れることができます。
そして、宿泊すると、貴重な体験まで得ることができます。
---
満天の星空を、温泉に浸かりながら寝そべって眺める、などということは、
めったにできることではありません。
真夜中であれば、人目を気にする必要もなく、適度な温度の温泉の中は、
まるで羊水のようで胎内に戻ったかのような心地よさを感じることが
できるかもしれません。きっと、ほのかな光しか感じられなかったでしょうし。
---
夜がだんだんと明けていく時間帯に、温泉に横たわり、何も遮る物が無い中で、
空の様子を追いかけていく、というのも、記憶に残る経験になるでしょう。
夜空の濃い青が少しずつほどけていくように薄くなり、気がつくといつの間に
黄金色から茜色に滲んでいき、急にきらきらと輝きだしたと思ったら、
また青さが増し、夜明けの空色へと移ろっていきます。
---
このようなひとときを味わってみませんか。
<尻焼温泉:ホテル光山荘>
尻焼温泉へアプローチする橋のすぐ横に位置する一番近い宿泊施設です。
ここは内風呂しかありませんが、窓が大きいので圧迫感はなく、
湯船から長笹川がまるで手に取るように感じます。
「川の湯」からの川下の風景が、目の前に広がっています。
〜じゃらん〜
[ホテル光山荘]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!
<尻焼温泉:関晴館>
尻焼温泉からは、ちょっと離れていますが、苦になりません。
長笹川の下流に位置し、川が蛇行したところにあり、
こちらには川沿いに露天風呂が用意されているので
「川の湯」からの景色とは違った風景を楽しむことができます。
ここは「日本秘湯を守る会」に属しているので
スタンプラリーをしている方には、お奨めです。
また、最近、部屋付き露天風呂ができたそうです。
----
温泉好きは、部屋に露天風呂が付いているというより
露天風呂に寝る処が備わっているという感覚ですね。
〜Yahoo!トラベル〜
[関晴館]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!
この画像は、「関晴館」ホームページから借用しました。
いろいろな秘湯や野湯をチェックしてみよう!
にほんブログ村
川底から温泉が湧き出す、生まれたての新鮮な温泉が味わえる
川そのものが温泉という野湯があります。
温泉で温められた石に腰を下ろしたところ痔が治るといわれており
それを「尻を焼いた」と表現して、「尻焼温泉」と呼ばれているようです。
国道405号線を花敷温泉のところで県道55号線に入り
「関晴館」という旅館を右に確認した先にある長笹川にかかる橋の
上流が温泉になっています。
橋を渡った先の右には「ホテル光山荘」があります。
関晴館の手前の右に下る坂道の先には無料駐車場が用意されています。
温泉は、長笹川の上流に向かい右側の川沿いの道を進むと見えてきます。
まず、湯小屋があり、その向こうに川を堰で囲ったような形で温泉が溜まっています。
とはいっても、川底のところどころから温泉が湧き上がるので
温かいところと、そうでないところが混在している状態です。
川そのものが温泉になっているので、けっこうな大きさがあり、
水着着用の人達もいて、さながら温水プールのような印象です。
ただし、ただの川なので、更衣室があるわけではありません。
川原には特に隠れることができるようなところは無いので
着替えをする場合は、多少の工夫が必要になります。
温泉プールのような「川の湯」のちょっと下流の川岸に「かま湯」という湯小屋があり、
地元の共同浴場になっています。「川の湯」は、大雨や上流のダムからの放流などで
水量が増えてしまうと、入浴が出来なくなってしまうことがありますが、そんな時でも
「かま湯」は入浴が可能です。ただし、こちらの入浴は水着禁止がルールです。
何も囲いが無い開放感抜群の温泉で、自然に同化したような気分を味わえる
ところなのですが、何も囲いが無いゆえに、特に女性からすると、
リスクを感じるかもしれません。洋服の下に水着をあらかじめ着ておけば、
洋服を脱ぐだけで「川の湯」に入ることが出来ますが、帰る時は一苦労です。
バスタオルを体に巻いて着替えても、隅々まで拭くのはけっこう大変ですし、
体のあちこちを拭いている姿を見られることに抵抗を感じてしまうはずです。
川岸での着替えをあきらめて、駐車場まで戻ったとしても、そこでの着替えも
なかなかリスキーです。最近のカメラは、かなり高性能ですし・・・
それに温泉とはいえ、ただの川なので、水中に生き物は棲んでいますし、
鳥も生活で利用しているし、虫はそこらへんにたくさんいますし、
そんな「川の湯」を、ただ拭きとっただけで洋服を身につけるのは「ちょっと・・・」
と思う人もいるかもしれません。
そんな時には、尻焼温泉には2軒の温泉宿があり、ともに日帰り入浴が可能で、
多少の負担にはなりますが、安心感や気持ちのよさを手に入れることができます。
そして、宿泊すると、貴重な体験まで得ることができます。
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満天の星空を、温泉に浸かりながら寝そべって眺める、などということは、
めったにできることではありません。
真夜中であれば、人目を気にする必要もなく、適度な温度の温泉の中は、
まるで羊水のようで胎内に戻ったかのような心地よさを感じることが
できるかもしれません。きっと、ほのかな光しか感じられなかったでしょうし。
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夜がだんだんと明けていく時間帯に、温泉に横たわり、何も遮る物が無い中で、
空の様子を追いかけていく、というのも、記憶に残る経験になるでしょう。
夜空の濃い青が少しずつほどけていくように薄くなり、気がつくといつの間に
黄金色から茜色に滲んでいき、急にきらきらと輝きだしたと思ったら、
また青さが増し、夜明けの空色へと移ろっていきます。
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このようなひとときを味わってみませんか。
<尻焼温泉:ホテル光山荘>
尻焼温泉へアプローチする橋のすぐ横に位置する一番近い宿泊施設です。
ここは内風呂しかありませんが、窓が大きいので圧迫感はなく、
湯船から長笹川がまるで手に取るように感じます。
「川の湯」からの川下の風景が、目の前に広がっています。
〜じゃらん〜
[ホテル光山荘]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!
<尻焼温泉:関晴館>
尻焼温泉からは、ちょっと離れていますが、苦になりません。
長笹川の下流に位置し、川が蛇行したところにあり、
こちらには川沿いに露天風呂が用意されているので
「川の湯」からの景色とは違った風景を楽しむことができます。
ここは「日本秘湯を守る会」に属しているので
スタンプラリーをしている方には、お奨めです。
また、最近、部屋付き露天風呂ができたそうです。
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温泉好きは、部屋に露天風呂が付いているというより
露天風呂に寝る処が備わっているという感覚ですね。
〜Yahoo!トラベル〜
[関晴館]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!
この画像は、「関晴館」ホームページから借用しました。
いろいろな秘湯や野湯をチェックしてみよう!
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