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2018年03月04日
【都立中高一貫校】私立難関・中堅上位校併願の実態 ー 私立併願組なんて恐るに足りず!? そだね~ ー
★ カー娘、おめでとう!
あっという間に、3月となっていました。
今月の後半には、もう桜が咲く時期になるんですね。
時間がたつのは早いものです。
平昌オリンピックも終わりましたが、それにしても、カーリング女子は大きな注目を集めました。
オリンピック前は、全くと言っていいほど、話題にならなかった彼女たち。
しかし、終わってみると、話題の金メダルは彼女たちが獲ったという感じです。
「そだね~」という北海道弁で注目を浴びたのもありますが、何もりも、オリンピックの緊張感を全く感じさせない自然体ながら、強敵相手にきわどいゲームを勝ち続けていく姿がよかったんでしょう。
さてと、今日は、今年の受検結果から、私立難関・中堅上位校との併願の実態を見てみようと思います。
都立を第二志望以下として、私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組・・・。
都立対策を軸とする都立第一志望組から見ると、これほど不気味で厄介なライバルはいないと思います。
早い時期から私立向けの受験対策をし、模試などで抜群の成績を残し続けてきた強者達ですから。
そう考えると、「この強者達はどの学校にどの程度出没してくるのか」は知っておきたいところです。
ただ、私立併願の実態を知っても、過敏な反応をしないようにしましょう。
あくまでも、頭の片隅に入れておく程度で良いです。
最後は、受験/受検対策をどう進めてきたかに関係なく、真に能力のある子供が合格するのですから。
カーリング女子と同じ!
力さえあれば、最初は期待されなくても、メダルを獲れる!!
★ 入学辞退率と有名進学塾合格実績
まずは、各校の「入学辞退率」と「SAPIX合格者数」を見てみましょう。
これら数字を見ると、「私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組」の姿が少し見えてきます。
「入学辞退率」が高いと、「入学を辞退して、都立よりも偏差値の高い私立難関・中堅上位校に入学する子供が多いんだな」と、想像できます。
また、「SAPIX合格者数」が多いことでも、やはり「私立難関・中堅上位校も受験したであろう子供の割合が多いんだろうな」と考えることができます。
SAPIXに通う子供の場合、多くが私立難関・中堅上位校も受験していると予想できるので。
前置きが長くなってますが、次の点もお伝えしておきます。
「入学辞退率」は、東京教育委員会のホームページで数値を確認し、(定員数ー入学手続者数)÷ 定員数 で求めた数値を%で表示しています。
「SAPIX合格者数」は、SAPIXのホームページの合格速報から確認しました。
まあ、何はともあれ、数字を見てみましょう。
(九段は、一部数値が確認できないこともあり、対象から外しています。)
< 2018年 都立中高一貫校の入学辞退率 >
※ 数値は%、()内は昨年の数値、矢印は増減
学校名 | 男子 | 女子 | 男女平均 |
---|---|---|---|
小石川 | 20.3 (11.3) ↑ | 12.5 (25.0) ↓ | 16.4 (18.1) ↓ |
桜修館 | 5.0 (5.0) → | 13.8 (10.0) ↑ | 9.4 (7.5) ↑ |
武蔵 | 5.0 (8.3) ↓ | 10.0 (6.7) ↑ | 7.5 (7.5) → |
白鴎 | 9.1 (1.3) ↑ | 4.4 (4.1) ↑ | 6.7 (2.6) ↑ |
両国 | 8.3 (13.3) ↓ | 3.3 (5.0) ↓ | 5.8 (9.2) ↓ |
富士 | 6.7 (0.0) ↑ | 5.0 (0.0) ↑ | 5.8 (0.0) ↑ |
三鷹 | 5.5 (1.3) ↑ | 3.8 (1.3) ↑ | 4.4 (1.3) ↑ |
大泉 | 1.7 (3.3) ↓ | 3.3 (5.0) ↓ | 2.5 (4.2) ↓ |
南多摩 | 1.3 (0.0) ↑ | 3.8 (3.8) → | 2.5 (1.9) ↑ |
立川国際 | 1.5 (1.5) → | 1.5 (4.6) ↓ | 1.5 (3.1) ↓ |
10校平均 | 6.5 (4.4) ↑ | 6.3 (6.9) ↓ | 6.4 (5.6) ↑ |
< 2018年 都立中高一貫校毎のSAPIX合格者数の推移 >
※ 数値は人数
学校名 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小石川 | 27 | 31 | 31 | 29 | 14 | 30 | 30 | 37 |
桜修館 | 2 | 8 | 15 | 20 | 16 | 12 | 12 | 9 |
三鷹 | 4 | 4 | 5 | 3 | 0 | 2 | 0 | 5 |
両国 | 3 | 3 | 2 | 4 | 4 | 7 | 8 | 3 |
大泉 | 2 | 1 | 3 | 4 | 4 | 2 | 4 | 3 |
武蔵 | 2 | 9 | 3 | 6 | 4 | 5 | 4 | 2 |
南多摩 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 |
富士 | 4 | 2 | 2 | 0 | 4 | 1 | 0 | 1 |
立川国際 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
白鴎 | 0 | 2 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 |
10校合計 | 46 | 62 | 67 | 68 | 49 | 60 | 59 | 64 |
★ 数字は嘘をつかない
さて、まずは、都立中高一貫校10校の「入学辞退率」と「SAPIX合格者数」を見て頂きました。
何か気づいた点があったでしょうか?
「私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組」の動きについて、私が感じたことは、次の通りです。
1.都立併願志向(入学候補の一校とすること)は、10校全体で見ると、2012年以降はほぼ横ばいであること。
2.私立難関・中堅上位校を受験する学力層は小石川が大好きであること。
3.都立第一志望組よりも、前年の大学合格実績に敏感に反応しやすいこと。
この1~3について、もう少し詳しく話してみたいと思います。
<1.都立併願志向(入学候補の一校とすること)は、10校全体で見ると、2012年以降はほぼ横ばいであること>
2012年と言えば、白鴎ショック(白鴎1期生の内5人が東大に合格)にて、都立中高一貫校全体の評価が底上げされた直後の受検となります。
この年以降、サンデーショック(2/1が日曜日となるケース)となった2015年を除き、SAPIXの合格者数は60~70人のレンジ内の動きとなっています。
確率論から考えて、私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組の受検者数もさほど変わっていないはずで、私立難関・中堅上位校受験層の都立人気は横ばいが続いていると言えます。
<2.私立難関・中堅上位校を受験する学力層は小石川が大好きであること>
「入学辞退率」と「SAPIX合格者数」のどちらを見ても明らかですが、私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組がまずターゲットとするのは、小石川です。
そして、小石川との間に差はありますが、次のターゲットには、桜修館がきます。
小石川・桜修館以外の学校に、私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組が大挙押し寄せることはありません。
都立中高一貫校の開校後から、小石川・武蔵・両国を都立中御三家と言い、入学辞退率も小石川の次に武蔵・両国が高かったものです。
例えば、2012年(今年の卒業生が受検した年)の入学辞退率を見ると、小石川が19.3%、武蔵が13.3%、両国が9.2%でした。
以前は、小石川だけでなく、武蔵・両国にも、相当数の私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組が押し寄せていたと想像できます。
しかし、都立中高一貫校も開校から十年少しが経過し、この辺りの様相もかなり変わったように見えます。
一部の方には不快に聞こえるかもしれませんが、武蔵・両国と他の学校の間に、明らかに、大きな差がなくなりつつあります。
もう、都立中御三家という言葉は、死語の範疇に入るのかもしれません。
<3.都立第一志望組よりも、前年の大学合格実績に敏感に反応しやすいこと>
過去のいくつかの記事にも書いてきましたが、前年の大学合格実績は、「男子」の受験/受検の検討に大きな影響を与えます。
昨年も顕著な大学合格実績を出した小石川の入学辞退率を見ると、「男子」の辞退率が大きく上がっています。
また、SAPIXの合格者数を見ても、小石川の合格者数は過去最高となっています。
今年の小石川の「男子」は、私立難関・中堅上位校を受験する私立併願組の更なる参入増加で、かなりハイレベルな激戦だったろうと容易に想像ができます。
★ 最後にもう一度
最初の段落でも言いましたが、もう一度、書いておきたいと思います。
都立中高一貫校には、受験/受検対策をどう進めてきたかに関係なく、真に能力のある子供が合格するのです。
この当り前の真理を忘れず、「今、必要な勉強をきっちりとする」ことを大切にしましょう。
そうすれば、自ずと道は拓けるものです。
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2018年02月12日
【都立中高一貫校】2018年桜修館の適性検査1 ~ 良問、受検生に苦し ~
★ 倍返しだ!、いや、10倍返しだ!!
今年の受検に臨んだご家庭の皆さん、お疲れさまでした。
そして、合格されたご家庭の皆さん、おめでとうございます!
憧れだった都立中高一貫校の生活を想像し、期待に胸を踊らせていることと思います。
続いて、合格を逃してしまったご家庭の皆さん、まだ悔しい思いを強くお持ちの状況かと思います。
合格を目指して頑張ってきたのですから、当然のことと思います。
しかし落ち着いて考えれば、どのような人でも、長い人生の中では成功と失敗を繰り返します。
したがって、今回の失敗を糧に次の成功を目指して頑張ろうと、上手く気持ちを切り替えれれば次につながるかと思います。
やはり、「失敗には、次の成功をもって穴埋めする」のが一番だと思いますから。
そうじゃないと、人生面白くないですもんね。(笑)
私も、まあ人様に誇れるような立派な人生を送っている訳ではありませんが、何度も何度も心が折れるような失敗を繰り返してきました。
自分でビジネスをしているものですから、絶対絶命の状況に追い込まれたことだってあります。
それでも、図太く、そして、あつかましく、次の成功を目指して日々頑張り続けています。(笑)
それでは、今日は、桜修館の適性検査1を見た感想を書いてみようと思います。
昨年の同時期、桜修館の適性検査2の記事を書きましたので、今年は適性検査1と思った次第です。
★ ビジネスマンだからこそ、真の狙いが見える
ではまず、今年の桜修館の適性検査1の出題方法・内容を見た感想から、話を進めましょう。
今年の出題方法・内容について、塾のプロ講師達は、「こんな問題を出されちゃうと困っちゃうんだよね」と、評価しないように思います。
(桜修館の場合、他校とかなり毛色が違うので、毎年のことかもしれませんが。)
定石の採点基準では測れない、点数のツボの在り処がわかりづらい出題方法・内容ですから。
塾のプロ講師達は、模範解答を作るのに苦労することでしょう。
そして、その挙句、「桜修館の採点基準はグレーだ!」みたいなことを声高に言い始めると思います。(笑)
しかし、一般企業で企業経営や採用・昇格など人事に深く関わる立場のビジネスマンが見ると、「素晴らしい問題でしょ!」と、高く評価するはずです。
そして、「今後、このポイントを鍛えれば、高得点が狙えるんじゃないの?」と、直感で気づくはずです。
なぜ、「塾のプロ講師」よりも「一般企業のビジネスマン」の方が、この問題の真の狙いがわかるのか?
これからゆっくりと話していきます。
まあ、とりあえず、問題を見て、短い問題文ですから、全文をさらりと読んでみて下さい。
クリックして下さい ⇒ 桜修館中等教育学校 平成30年度適性検査1問題
★ 全ては有意義な6年間を過ごすため
問題を読んで頂いたでしょうか。
2つの文章を読んで、次の2つの問いに答えていくという流れの問題です。
1.2つの文章で、作者はどのようなことを言いたかったのか。
2.この2つの文章から、「物事の捉え方・考え方」について、どのように考えたか。
まあ、1の問いはウオーミングアップのようなもので、勝負は2の問いです。
1の問いは、2の問いに答えやすくするため、検討の方向性を受検生に与えるサービス問題と言えます。
そして、2の問いで、「物事の捉え方・考え方」について、自分自身の深い考えをどれだけ論理的にわかりやすく語れるかで勝負が決まります。
また、問題文の2つの文章というのが、江戸時代の短文というのが大きなポイントになっていますね。
問題文の中で現代風の意味をごくごく簡単に説明していますが、どのようにも解釈できる余地を大きく残し、受検生達に思うところを存分に書かせてみようとしています。
さて、この問題を見て、既に受検対策をはじめている小学生の保護者の皆さんなら、今後どのような対策をしていきますか?
と、聞いてみたい気もしますが、こんな意地の悪い話はやめましょう。
回りくどい話の展開はやめ、この問題を見て私が感じたことをドンドン書いていこうと思います。
私はこの問題を見て、この問題を作った桜修館の先生方にすごく親近感を覚えました。
私自身、普段の仕事の中で幹部候補を採用する際など、その人の能力を推し量る時は、その人の考え・価値観・ビジョンを、何気ない会話の中から拾い集めて確認していきます。
当然ながら、自分の考えをわかりやすく語れない人や担当業務のビジョンを描けない人は、企業という組織の幹部にはなれず、私も「一緒に働くのはゴメンだな」と思ってしまいます。
これは、私だけでなく、企業経営や採用・昇格など人事に深く関わる立場のビジネスマンなら、誰もが持ち合わせている目線だと思います。
このように考えると、桜修館の先生方は、素直に「自分の考えをわかりやすく語れる人」に入学してほしいんだろうと思うんです。
いづれ日本を引っ張るリーダーにしたいためというより、「自分の考えをわかりやすく語れる」生徒達と有意義な6年間を熱く過ごしたいため、と言った気持ちが強いように思えます。
まあ、言い換えると、偏差値が高けりゃ誰でもOKと考えるような了見の狭い学校じゃないということです。
当然ながら学力は必要ですが、それだけじゃなく、もっと人間力のようなものも求めたいということなんでしょう。
これを、「適性検査=学力判定」という狭い先入観だけで見ると、「桜修館の適性検査はほんと出来が悪い、これでは学力が判定できないでしょ?」という具合に映ってしまうのです。
こんなことを平気で言う塾には、要注意ということです。(笑)
★ では対策
では、この記事の締め括りとして、桜修館の適性検査1の対策を書こうと思います。
適性検査1の対策については、上記段落で書いてきたことを踏まえると、次の2つを地道に行うことが大切と思います。
A. 子供との意見交換を大切にし、世の中の出来事や仕組みなどに対しての考える機会を増やす。
B. 考えを表現するための文章の書き方をきっちりとマスターする。
Aに関して、「物事を考える」訓練というのは、色んな人とディスカッションするのが一番です。
ディスカッションすることで、他人の意見で刺激を受け、自然と自分自身の考えを更に深めていくものです。
適性検査の作文は、小学校の遠足の作文を書くのとは訳が違うのです。
適性検査の、特に桜修館のような系統の問題は、きっちりと「物事を考える」訓練をしないと書けるものではありません。
深い思考から出てくる考えこそが、読み手の心を動かします。
そして、これは想像ですが、桜修館の場合、自分の考えを素直に書いて読み手の先生方の心をどれだけ動かせたかで、かなり点数が変わってくるように思います。
句読点の付け方など形式上の減点などは、大したインパクトではないはずです。
また、女の子であれば、普段からのおしゃべりがそのまま訓練となっていることもありますが、無口な男の子であれば、尚更、訓練が必要です。
テレビでニュースを見て思ったこと・考えたことを、親子で意見交換してみる。
このような何気ない日常生活でのひと工夫が、「物事を考える」訓練となります。
Bに関して、「考えを表現する」ことについては、きっちりとその手段をマスターした方が良いでしょう。
私が細かなことを説明するよりも、福嶋国語塾の福嶋先生の著書を読まれると、その重要性とマスター方法がよくわかると思います。
本は、新品でも1冊千円ちょっとです(中古品なら100円程度で出ているはずです)。
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安い投資だと思います、
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桜修館の場合、「算数ができる」+「自分の考えをわかりやすく語れる」子供が合格します。
まあ、適性検査2の算数問題の方が合否へのインパクトが大きいと思いますので、「算数ができる」ことの重要性の方が大きいかもしれませんが。
昨年の同時期に書いた次の記事もご覧頂き、対策を考えて頂ければと思います。
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2018年01月20日
【都立中高一貫校】2018年受検倍率 ~ 倍率を見ると、あれ?、お買い得の学校が! ~
★ センター同日模試で気づいた都立中高一貫校の利点
先日、都立中高一貫校に通う長男が、センター同日模試を受けに行っていました。
センター同日模試とは、あの有名な林先生がいる東進が主催する模試です。
大学受験のセンター試験と同じ問題を高校1~2年生を対象に行うもので、センター試験と同日の夕方17時から始まります。
いや~、それにしても、東進もなかなか面白い模試を考えたものです。
センター試験の内容がオープンになった後、わずか数時間で十数万人分の問題を準備する仕組みに興味が向きつつも、これで結構ガッポリ儲けているんだろうなと思うと、そのビジネスモデルに感心してしまいます。
こんな模試をすると、必然的に多くの高校生が申し込むことになりますから、これら高校生の個人情報を「濡手で粟」の容易さで入手し、今後の囲い込みにも使えますからね。
やはり、東進にしろ、enaにしろ、成長著しい予備校・塾というのは、稼ぎ方が上手いもんですね~。
あ、東進のビジネスモデルの話はこれぐらいにして、話を長男のことに戻しましょう。
長男は去年も受けていましたので、今年は2回目となります。
今年の結果は、数学が満点など、かなり良かったらしく、本人はウハウハ状態となっていました。
長男から簡単に話を聞いて思ったのですが、やはり中高一貫の進学校というのは、大学受験にかなり有利です。
今更ながら、改めて気づきました。
やはり、授業の進度が早く、ドンドン前倒しに学習していく点が大きいです。
(同水準の優秀な生徒ばかりですし、中学生の頃から高校の授業に入れるので、余裕をもって先取り教育ができる環境なんだと思います。)
現時点(5年生(いわゆる高2))で、高校3年間の学習内容をほぼ終えようとしているみたいですから、今回のセンター同日模試を受けても、まだ習ってない問題が出てくる事態にあまりならないんです。
さてと、今日は、こんな魅力たっぷりの都立中高一貫校の受検倍率を見てみましょう。(笑)
★ 2018年の受検倍率
まずは、昨日発表された受検倍率を見てみたいと思います。
< 2018年都立中高一貫校の受検倍率 >
※ ()内は昨年の倍率、矢印は増減
学校名 | 男子 | 女子 | 男女平均 |
---|---|---|---|
白鴎 | 6.3 (5.1) ↑ | 8.4 (7.7) ↑ | 7.4 (6.4) ↑ |
大泉 | 7.1 (6.0) ↑ | 7.1 (7.5) ↓ | 7.1 (6.7) ↑ |
小石川 | 7.1 (6.5) ↑ | 6.3 (5.9) ↑ | 6.7 (6.2) ↑ |
両国 | 6.2 (6.4) ↓ | 6.7 (7.3) ↓ | 6.4 (6.8) ↓ |
三鷹 | 5.8 (6.1) ↓ | 6.1 (6.1) → | 6.0 (6.1) ↓ |
桜修館 | 4.6 (5.3) ↓ | 7.0 (7.1) ↓ | 5.8 (6.2) ↓ |
南多摩 | 5.1 (4.5) ↑ | 5.4 (5.4) → | 5.3 (4.9) ↑ |
富士 | 4.5 (5.1) ↓ | 5.6 (5.8) ↓ | 5.0 (5.4) ↓ |
立川国際 | 4.5 (5.0) ↓ | 5.5 (6.3) ↓ | 5.0 (5.7) ↓ |
武蔵 | 4.9 (4.7) ↑ | 4.0 (4.2) ↓ | 4.5 (4.5) → |
10校平均 | 5.6 (5.5) ↑ | 6.2 (6.3) ↓ | 5.9 (5.9) → |
この表を眺めて思うのは、次のようなことでしょうか。
① 全体の状況
・10校平均の今年の男女平均は5.9倍。過去最低を記録した昨年と同倍率で、大きな変動なしと言えること。
② 学校・性別毎の状況
・意外と男子の倍率に動きがあること(白鴎・大泉・小石川・南多摩などがそこそこ上昇しているが、桜修館が大きく下落)。
・一昨年までずっと倍率トップで、昨年大きく下落した両国は、今年も更に下落したこと。
★ 受検倍率から見えてくること
続いて、上の①②について、もう少し内容を確認していきましょう。
きっと、何かが見えてくるはずです。
< ① 全体の状況 >
今までの記事にも何度か書いてきましたが、過去の受検倍率推移をまず見てみましょう。
2012年:6.7
2013年:7.6
2014年:7.1
2015年:6.4
2016年:6.3
2017年:5.9
2018年:5.9
2013年から一貫して下落してきましたが、今年は一休みという感じでしょうか。
もしくは、「約6倍というのが落ち着きどころ」というサインなのでしょうか、とりあえず、下落が止まりました。
まあ、よくわかりませんが、約6倍という数値、言い換えると「合格は6人に1人」という水準が、都立中高一貫校の受検を考える際の目処となりそうな気がします。
今後、「大学合格実績」や「enaの営業スタンス」に大きなサプライズがない限り、去年・今年と同じような受検倍率となっていきそうな予感がします。
(「enaの営業スタンス」ですが、売上を伸ばすため(=塾生を増やすため)、都立中高一貫校の宣伝を更にパワーアップしたりすると、市場占有率の大きさからそのインパクトも大きく、グッと受検倍率が上がる可能性があります。)
< ② 学校・性別毎の状況 >
過去の記事にも何度か書いたことがありますが、やはり男子の受験(受検)倍率というのは、前年の大学合格実績に影響されやすいものです。
(男女差がない時代になりつつあるとは言え、やはり多くの家庭で、子供の性別で学校に求めるものが違うためと思います。男の子の場合、少しでも良い大学への進学に繋がる環境であることを特に意識するんだろうと思います。)
この観点で、各校の男子の倍率を見てみると、次の3校が少し目立ってきます。
・大泉 (今年)7.1、(去年)6.0
・南多摩 (今年)5.1、(去年)4.5
・桜修館 (今年)4.6、(去年)5.3
この3校、今年の大学合格実績の記事で紹介しましたが、6年前の偏差値から見て、期待値をかなり上回る大学合格実績だった点で共通していました。
(ご参考)【都立中高一貫校】2017年大学合格実績 ~ 真の実力校、知りたくない? by ブルゾン ~
しかし、受検応募状況については、明暗がはっきり分かれました。
大泉は、明確に、世間の評価が上向いたと言えるでしょう。
南多摩も、まあ、世間の評価が上向いたと言えます。
一方で、桜修館は、明らかに評価が下がったとなります。
これは、おそらく次の2つに理由があると思います。
〇 多くの方は、6年前ではなく、今の偏差値と比較して大学合格実績を見ること。したがって、ここ数年で大きく偏差値を上げた桜修館は、評価されるどころか、むしろ見限られたこと。
〇 大泉・南多摩はenaの寡占地域内にあるため、enaが大泉と南多摩を大きく宣伝したことで、受検者が増えやすかったこと。
あと、両国について、一昨年以前に比べて昨年・今年と受検倍率が下落しているのは、今年の桜修館と同じように世間で見られているためかもしれません。
このように考えると、桜修館・両国は、今まさに押し目買いの絶好のチャンスです!(笑)
両校共に、来年(2019年)ぐらいから、大学合格実績が更に大きく上がるはずです(都立中高一貫校の保護者だからこそ感じる、かなり自信のある推測です)。
今年・来年(おそらく?)は、最後のバーゲンセールとなりそうですよ。(笑)
さてと、今年の受検に臨むご家庭の皆様、あともう少しですね。
ぜひ、全力を出し切れるよう、頑張ってほしいと思います。
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2018年01月03日
【都立中高一貫校】 都立中高一貫校 ★ 受検偏差値・大学合格実績の比較で見えてくること
★ 平和な正月
新年、あけましておめでとうございます。
本年も、ぜひ、よろしくお願い致します。
我が家の今年の正月は、受験(受検)間近の子供は誰もいないので、平和なのものです。
5年前は長男の受検、4年前は長女の高校受験、一年空いて2年前は次女の受検、そして去年は長女の大学受験と、5年前からほぼ毎年のように子供の誰かが受験(受検)勉強している状態です。
しかし、来年は、長男の大学受験があります。
まあ、今年の春ぐらいから、徐々に本格的な受験モードに再び突入という感じでしょうか。
今年の正月は、長い氷河期の間の一時的な温暖期みたいなものですね。(笑)
まあ、我が家のことはさておき、今年2月に受検予定のご家庭におかれましては、ぜひ、あと1ヶ月頑張ってほしいと思います。
さてと、今日は、ほんの少しよこしまな広宣活動のため、ブログを書かせて頂きます。
いや、よこしまなことなどありません。
都立中高一貫校を目指すご家庭の一助となるため、ブログを一つ作りましたので、その宣伝です。
それにしても、このブログの更新もままならないのに、もう一つ作って大丈夫かな・・・。(汗)
★ 「Yahoo知恵袋」サービス停止によりやむなく
実は、次のようなブログを新しく作ってみました。
(クリックして下さい!)
都立中高一貫校 ★ 受検偏差値・大学合格実績の比較で見えてくること
記事内容を見て、「知ってるよ!」と気づいてくれる方もいらっしゃると思います。
一年に一度の頻度で、都立中高一貫校の受検偏差値と大学合格実績を比較・検証し、その結果を「Yahoo知恵袋」に載せていたものです。
実は、「Yahoo知恵袋」は少し前にサービス停止となり、この記事も見て頂けなくなりました。
長男が都立中高一貫校に合格した後、Yahoo知恵袋に何気なく書き始めたものですが、非常に多くの方に閲覧頂いていました(ほとんど更新しないにも拘らず、掲載期間4年半で約40万件の閲覧件数となりました)。
そのように考えると、都立中高一貫校を目指しているご家庭の方々(迷っている方も含め)に、少しは役立っていたのではないかと思え、とりあえずブログとして復活してみました。
最初は、このブログの1記事にしていこうとも思ったのですが、それでは他の記事に埋もれてしまうと思い、独立したブログにしてみました。
★ 「前へ!」の精神で
そして、新しいブログでは、都立中高一貫校に興味を持たれている方に役立つことを、もっともっと追求していきたいと思っています。
例えば、次のようなことを考えています。
まず、「学校毎の受検偏差値・大学合格実績の比較」の記事も書いてみようかなと思っています(少しづつですが・・・)。
次に、都立中高一貫校(公立中高一貫校も含め)に関連する様々なブログとリンクさせて頂ければ嬉しいと思っています。
「受検を目指して頑張っている」や「受検を終えてのアドバイスや学校の様子を伝えている」ブログとリンクできればと、夢想しています。(笑)
(都立中高一貫校(公立中高一貫校も含め)のことだけでなく、広く中学受験のことを書いているブログでも大歓迎です!)
お互いに、ブログへのアクセス数が増え、連帯感が強まるなど、WINWINな関係を構築できるように思うのですが、ブロガーの皆様、いかがでしょうか?
(詳細は、「都立中高一貫校 ★ 受検偏差値・大学合格実績の比較で見えてくること」の記事の下部をご参照下さい。)
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2017年12月24日
【都立中高一貫校】都立中高一貫校と都立高校 ~ 逃げるは恥だが役に立つ!? ~
★ 捕らぬ狸の皮算用
気がつけば、年末となりました。
今日はクリスマスイブ、明日はクリスマス,、そして、もういくつか寝るとお正月です。
仕事の方では忘年会も何件かあり、いやいや何かと出費の多い時期です。(涙)
それにしても、ここ数年で痛感しているのは、子供達が大きくなるとお年玉の出費がバカにならんということでしょうか。
子供達が小さな頃は、子供達自身に渡す金額自体が小さい上に、親戚から子供達に渡されるお年玉は結局のところ私の懐に戻ってきた訳でしたが。
「無くしたらダメだから、お父さんが預かっとくよ」という甘い言葉で、うひひ・・・。
そして、このお金は、結局、私の夜の遊び代に消えていったんですけど。(笑)
おっと、こんな話はどうでもいいですよね。
都立中高一貫校の話をしていきましょう!
そうそう、親戚(妻の妹夫婦)の子供が、来年2月に都立中高一貫校を受検するらしいんです。
中学受験をするという話は前から聞いていて、有名な大手進学塾に通っているのは知っていましたが、2月3日に都立中高一貫校も受検することにしたということです。
他には、難関と言われる私立中学もいくつか受験するらしく、「難関の〇〇中学と都立中高一貫校の両方に合格すればどうしよう・・・」と、両方に合格できてから考えるべきことだと解っていても、ついつい「捕らぬ狸の皮算用」をしてしまうらしいです。
やはり、私立中学と併願する家庭というのは、こういうものなんでしょうかね。
我が家の場合は、都立中高一貫校の一本勝負でした。
「都立中高一貫校に落ちたら、地元の公立中学に行って高校受験で頑張るぞ!」という、至極単純な考えしかありませんでしたので、こんな悩みを経験したことがありません。
さて、今日は、公立高校の雄「日比谷高校」を例に、都立高校の受験事情を紹介してみようと思います。
我が家と同じように、都立中高一貫校の一本勝負に挑む家庭も多いかと思います。
しかし、やはり都立中高一貫校の受検というのは、なかなか合否が読みづらいものです。
「都立中高一貫校に絶対に合格するんだ!」という心意気は大切ですが、あまりに思いつめるのは精神衛生上良いものではありません。
過ぎたるは及ばざるが如しであって、自らや子供を過度に追い詰めないよう、「ダメなら高校受験で頑張ればいいさ」という心の逃げ道をこっそり作っておくのが、賢い生き方だと思っています。
こんな気持ちで、ちょいと都立高校受験のことを紹介してみようと思った次第です。
都立中高一貫校と都立高校の両方に子供を預けた保護者として言いましょう。
「都立中高一貫校に縁がなければ、次は都立高校の上位校を狙ってみる」というストーリーはお勧めです。
都立高校の受験というのは、子供の努力・実力がブレずに合否に出てくる仕組みとなっています。
適性検査という特殊な問題の一発勝負に失敗して都立中高一貫校に縁がなくとも、「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」であれば、高校受験で日比谷や都立西にだって合格できるものなのです。
★ 「一般入試」で進学指導重点校を受験するパターンを見る
都立高校の受験と言っても、実は色んな形があります。
色んな形の中での一番のポイントは、「推薦入試」と「一般入試」があるということでしょうか。
次のポイントは、「一般入試」において、学校の属するグループ毎に主要3教科(英数国)の問題が異なるということでしょうか。
ここでは、あまり色んなパターンに分けて論じても逆に理解しづらくなるかと思いますから、「一般入試」で進学指導重点校のグループを受験するパターンで、大雑把に都立高校の受験というものを見てみましょう。
ちなみに、進学指導重点校には、次のような学校があります。
「あ、聞いたことある!」と思うような学校がズラリと並びます。
・日比谷
・西
・国立
・戸山
・青山
・八王子東
・立川
更に参考までですが、日比谷・西・国立の3校を都立トップ校と言っています。
★ 日比谷高校の入試・素内申結果から見えてくること
では、まず、日比谷高校の直近3年間の入試結果と内申の平均点を見てもらいましょう。
(ネットで見つけたブログ(⇒こちら)のものをちょいと使わせて頂きました、すいません、ゴチになります!)
表を見て頂くに当り、入試結果と素内申の関係・内容をごく簡単に説明しておきます。
合否を決める入試結果点と内申点の比率は、7:3となります。
また、素内申とは9教科の5段階評価を単純に足し合わせた数値のことです。
合否判定で使う内申点は、実技4教科(音楽・美術・保険・技術)の評価を2倍カウントして算出します。
< 日比谷高校 過去3年間の入試・素内申結果の平均点推移 >
( 男子 ) (単位:点)
入試年 | 国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 5教科 平均 | 素内申 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 71.8 | 64.7 | 74.7 | 88.8 | 87.7 | 387.8 | 41.2 |
2016 | 76.1 | 53.9 | 63.6 | 74.7 | 69.1 | 367.1 | 41.3 |
2015 | 63.2 | 63.6 | 55.7 | 77.4 | 87.8 | 347.9 | 40.2 |
( 女子 ) (単位:点)
入試年 | 国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 5教科 平均 | 素内申 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 74.0 | 57.6 | 76.5 | 86.2 | 87.7 | 378.6 | 42.7 |
2016 | 76.7 | 47.4 | 64.7 | 81.7 | 78.0 | 348.6 | 42.6 |
2015 | 65.9 | 57.6 | 56.8 | 77.3 | 86.4 | 344.0 | - |
この日比谷高校のデータから、都立高校の入試の特徴を考えてみたいと思います。
上表を見て、何か気づくことはあるでしょうか?
とにかく、「入試結果も素内申も点数がやたらと高い」と思いませんか?
都立中高一貫校の模擬試験で目にする点数と大違いと思われたのではないでしょうか。(笑)
せっかくなので、もう少しだけ、細かく内容を見てみましょう。
まず、「入試結果」を見てみましょう。
公立高校の最高峰に挑む子供達の点数なので、ある意味で当り前なのですが、非常に平均点が高いです。
また、2017年の日比谷高校の受検倍率は男女平均で約1.8倍ですから、おそらくこの平均点付近が合否のボーダーになっていると思います(ここでは少し大雑把に考えて)。
次に、「素内申」を見たいと思います。
この点数は、入試結果以上に、半端なく高いです。
2017年度の女子を見ると「42.7」となってますが、見方を変えると、9教科中の7教科で「5」を取っているということになります(残る2教科が「4」)。
あ、これは受験者の平均ですから、まあ、オール5の子供がゴロゴロいるってことです。
(自慢する訳ではありませんが、4年前に某トップ校に入った長女はオール5でした。)
★ 「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」にこそチャンスあり!
どうですか?
日比谷高校の入試結果や素内申を見て、「これは無理だ」と思ってしまいましたか?
しかし、「これは無理だ」と思わせる内容であれば、私はわざわざブログに取り上げたりしません!
「入試結果の点数が高い」のは、「癖がなく、番狂わせとなりにくい入試問題である」ことの現れです。
「素内申の点数が高い」のは、「全教科でまじめに努力する子供にこそチャンスがある」ことの現れです。
このように、「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」には、高校受験でもう一度大きなチャンスが巡ってくるということなんです。
都立中高一貫校の受検というのは、小学6年生のまだ未熟な子供(+受検対策に不慣れな保護者)が挑むということもあり、「保護者の適切なサポート」・「受検対策してきた期間」・「精神的に成長しきれていないがゆえの合格への執着」などの面で個人差が大きく、これらがやはり合否に影響します。
したがって、都立中高一貫校の受検では、「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」であっても、涙を飲むケースが多いはずなんです。
だからこそ、都立中高一貫校に縁がなくとも、都立高校受験で成功するケースが少なくないと思うのです。
さて、都立高校の受験事情を、少しご理解頂けたでしょうか?
受検までの残り期間、あまりピリピリぜず、「ダメでも次があるさ」ぐらいの大きな気持ちで過ごしてもらえればと思います。
あと、最後にちょっと雑談。
都立中高一貫校と都立トップ校の同年代の生徒を比べた印象を書いて、今年を締めくくりたいと思います。
(子供達の学校や友達との話や、記念祭など行事や部活の試合等で見る印象から、私が感じることです。)
〇 勉強はどちらの生徒も抜群にできますが、やはり都立中高一貫校の方が成績分布が広い(できる子とできない子の差が大きい。まあ、選抜する時期が違うので当り前の現象ですけどね)
〇 都立トップ校の生徒の方が大人に見える(やはり、高校受験という修羅場を経験したためか、一足早く大人に近づいた感じがする)
〇 都立中高一貫校の生徒の方が団結心が強い(中1から一緒に過ごしているので、良くも悪くも仲間意識が非常に強い。男女間の仲も良い)
〇 共に、何事にも前向きな生徒が多い(部活、学校行事など何事にも全力投球する姿勢は同じです)
それでは、今年一年大変お世話になりました!
来年もよろしくお願い致します。
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2017年11月11日
【都立中高一貫校】2018年受検倍率(の予想) ~ 気になる倍率はこうなる!by ゲッターズ ~
★ この真実を頭で分かっていても・・・
気がつけば、11月も中旬になろうとしています。
「光陰矢の如し」
最近、仕事に明け暮れております。
気がつけばもうこんな時期なんだと、この言葉を実感する日々を過ごしています。
おそらく、受験(受検)生やその家族の皆さんも、「光陰矢の如し」を実感されていることでしょう。
更に、「一寸の光陰軽んずべからず」とも思われているかもしれません。
もう、受験(受検)まで、残す時間はわずかとなりました。
ぜひ、残る時間を大切に、精一杯頑張ってほしいと思います。
確か、去年もブログに書いたと思うのですが、この時期の都立中高一貫校対策で効果があるのは、とにかく過去問やそれに類する問題をひたすら解くことです。
解いて解いて解きまくって、適性検査問題での思考パターンや時間配分を体に染み込ませることが何より大切です。
もちろん、進学塾の先生方は、この真実を頭で分かっていても絶対に口には出さないと思いますけどね。
塾の大きな収益源である受検直前対策の問題集や〇〇合宿よりも、自宅で過去問を繰り返し解く方が、はるかに大きな効果があることに気づかれると、売上に大きな影響がでますから。
私も塾を経営していたら、こんな不都合な真実を先生方には絶対に言わせません!(笑)
都立中高一貫校が開校して10年以上経つものの、適性検査の出題傾向はさほど変わりません。
そして、数年前から全10校が共通して出題する共通問題の制度ができましたが、この制度により、私は更に問題の出題パターンが硬直的になったろうと思っています。
今までなら各校が柔軟に問題を考えることができたものの、全10校の先生方が協同して問題を作るとなると、なかなか大きな見直しができなくなるものです(常識的に考えて当り前ですよね)。
さてと、そろそろ来年の受検倍率が気になりはじめる頃と思います。
今日は、来年の受検倍率の見通しを想像してみたいと思います。
★ 2017年受検倍率を振り返る
まずは、今年(2017年)の受検倍率を見てみたいと思います。
< 2017年都立中高一貫校の受検倍率 >
※ ()内は昨年の倍率、矢印は増減
学校名 | 男子 | 女子 | 男女平均 |
---|---|---|---|
両国 | 6.4 (8.4) ↓ | 7.3 (8.4) ↓ | 6.8 (8.4) ↓ |
大泉 | 6.0 (6.4) ↓ | 7.5 (8.2) ↓ | 6.7 (7.3) ↓ |
白鴎 | 5.1 (5.0) ↑ | 7.7 (8.3) ↓ | 6.4 (6.6) ↓ |
小石川 | 6.5 (6.9) ↓ | 5.9 (5.9) → | 6.2 (6.4) ↓ |
桜修館 | 5.3 (6.0) ↓ | 7.1 (7.5) ↓ | 6.2 (6.7) ↓ |
三鷹 | 6.1 (6.5) ↓ | 6.1 (6.7) ↓ | 6.1 (6.6) ↓ |
立川国際 | 5.0 (4.5) ↑ | 6.3 (6.6) ↓ | 5.7 (5.6) ↑ |
富士 | 5.1 (4.9) ↑ | 5.8 (5.0) ↑ | 5.4 (4.9) ↑ |
南多摩 | 4.5 (5.0) ↓ | 5.4 (6.2) ↓ | 4.9 (5.6) ↓ |
武蔵 | 4.7 (5.3) ↓ | 4.2 (4.5) ↓ | 4.5 (4.9) ↓ |
10校平均 | 5.5 (5.9) ↓ | 6.3 (6.7) ↓ | 5.9 (6.3) ↓ |
今年の受検倍率が出た際のブログ記事にも書いたのですが、この表を眺めて思うのは、次のようなことでしょうか。
① 10校平均の今年の男女平均5.9倍は、過去最低の倍率。東京都の公立小学校の児童数がほぼ横ばい(厳密に言えば微妙に増加)であることを踏まえると、都立中高一貫校を受検する子供の割合は減少傾向にあること。
② 相変わらず、東高西低であること(東側にある学校の方が倍率が高くなりやすい)。
③ 毎年毎年、高倍率が続いていた両国について、相変わらず他校よりも高いものの、かなり落ち着いたこと。
④ 大学合格実績から、小石川・武蔵の受検者が増えると予想したが、減少したこと。
★ 今年の受検倍率に影響を与えることは?
続いて、今年の受検倍率がどうなるかを想像してみましょう。
この想像には、まずは受検倍率に影響を与えうることを何点か上げる必要があります。
次のようなことが、受検倍率に影響を与えやすいのかと思います。
〇 「6倍」という受検倍率の受け止め方
〇 小学校児童数の増減
〇 各都立中高一貫校の大学合格実績
この3点について、それぞれ見てみようと思います。
(1) 「6倍」という受検倍率の受け止め方
2017年の10校平均の受検倍率は「5.9倍」と、合格は6人に1人というものでした。
そして、ここ6年の10校平均の受検倍率の推移は、次のようになります。
2012年:6.7
2013年:7.6
2014年:7.1
2015年:6.4
2016年:6.3
2017年:5.9
ご覧の通り、2013年をピークに年々低下傾向にあります。
このピークである2013年の時代背景を簡単に振り返ると、2011年に白鴎1期生から東大5人合格が出て、2012年の小石川・両国・桜修館・九段1期生の大学合格実績も予想以上(特に桜修館)で、都立中高一貫校は大きな注目を集めていました。
このように都立中高一貫校への注目が集まり、急に受検を思い立つ家庭や私立から都立に志望を変える家庭が増えたことで、倍率がグンと上昇したのです。
しかし、やはり私立中学の受験倍率と比べても、「倍率が高すぎて合格できる気がしない」と感じる家庭が多いのでしょう。
年々、倍率が低下していきます。
そして、2017年はとうとう「6倍」を割り込みました。
株価等のチャート分析と同じ見方をすると、まだまだ下値模索中で、引き続き低下する可能性が高そうです。
私の勝手なチャート分析の結果ですけど、バブル崩壊後の株価下落局面と同じような感じです。(;´Д`)
(ああ~、株で大損した過去を思い出します・・・(涙))
(2) 小学校児童数の増減
日本全国で見ると少子化の影響で小学生の児童数は年々減少しています。
しかし、東京都に限って見ると、増加傾向にあるとご存知でしたか?
もう少しブレイクダウンして見ると、東京都内でも、23区内は増加傾向にあり、市部はやや減少傾向にあります。
ということですから、今年(今後)も東京都の東側にある学校の倍率は、必然的に高止まりしやすいです。
東西の倍率格差が更に拡大するかも・・・。
(3) 各都立中高一貫校の大学合格実績
都立中高一貫校に関して、各校の立ち位置がまだ混沌としている時期(4年程前迄でしょうか)は、大学合格実績など学校の評判に関するニュースに翌年の受検倍率は過敏に反応しました。
最も顕著に反応したのは、2013年・2014年の桜修館です。
2012年・2013年の大学合格実績が素晴らしかったとの評価で、その翌年である2013年・2014年の受検倍率はとんでもない状況となりました(女子は10倍を越える状況となりました)。
しかし、その後、大学合格実績への反応は鈍くなったと実感しています。
小石川や武蔵は、昨年の大学合格実績(東大合格者数)が良かったものの、今年の受検倍率は上がるどころか、むしろ低下しました。
合格することの難しさがわかりはじめ、良い大学合格実績はむしろ記念受検組を減らすことに作用し、受検倍率が上がらなくなったのかもしれません。
(倍率は上がらなくなっても、受検者の質は間違いなく上がっているはずですけどね。)
したがって、今年の大学合格実績も、さほど来年の受検倍率に影響は出ないでしょう。
★ 受検倍率に一喜一憂しない
受検倍率について、ここまで色々と書いてきたのにこんなことを言うのもなんですが、あまり神経質になる必要はありません。
受検倍率がどれだけ高くても、実力のある子供は合格します。
逆に、どれだけ低くても、実力のない子供は不合格となります。
これは都立中高一貫校の受検に限らず、どのような選抜試験にでも言える合否の真理ですから。
あまり受検倍率などに気を取られすぎないよう、残りの日々を大切に過ごして欲しいと思います。
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2017年10月01日
【都立中高一貫校】小学6年生は人生最初の分岐点 ~ 受検を上手く活かすべし ~
★ 秋の空
暑いという日はなくなり、すっかり秋の空気が漂う季節となりました。
なかなかブログ更新ができずにいますので、ブログを書く際、いつも季節の移ろいを感じます。
季節の移ろいを感じながら、ちょいと一句・・・。
「秋の空 勝負は今ぞ 受験(受検)生」
この時期の受験(受検)生本人やその家族の心意気を表現すると、こんな感じでしょうか。
テレビ番組の「プレバト」で刺激を受け、俳句を作ってみました。
梅沢富美男よりも上手いと思ってくれた方は、ぜひ、お褒めのコメントをお願いします。(笑)
さてと、今日は、上の俳句とは関係ないですが(汗)、「受検させるべきか否か」で迷っている、小学5年生以下の子供を持つ保護者に向け、私の思うことを書かせてもらおうと思います。
この記事のタイトルにしましたが、「小学6年生の1年間というのは人生最初の分岐点」と考えています。
中学受験するかしないかということではなく、小学6年生で勉強習慣が身につき、相応の学力に到達していることは、その後の高校受験・大学受験で大きなアドバンテージとなるためです。
まず、なぜ、「小学6年生で勉強習慣が身につき、相応の学力に到達していること」が重要になるかを、高校受験までの流れで説明したいと思います。
そのあと、では、小学6年生の1年間をどのように過ごすべきなのかを語っていきます。
★ 高校受験までの流れを見れば重要性は明確だ!
公立中学に通う子供をお持ちの家庭はわかると思いますが、志望する高校(もしくはこのレベルの学校に行きたいという志望)というのは、意外と早い段階で想定し、その学校を目指して準備を進める家庭が多いです。
私の長女は公立中学から都立高校に進みましたが、志望校を明確に定めたのは中学1年生の終わり頃です。
「この学校に行けたらいいな」程度の志望であれば、小学6年生ぐらいから、持っていました。
小学6年生や中学1年生最初の頃の漠然とした志望が、中学1年生前半の成績で「これならガチで狙える」などの判断が加わり、地に足ついた志望校へと変化したのが、中学1年生の後半でした。
程度の差はあると思いますが、多くの家庭でも、夢物語を捨て、現実的な志望校をイメージし始めるのが、中学1年生の終わり頃だと思います。
少なくとも、都立のトップ校やそれに準ずる学校に進む子供の家庭では、ほぼ間違いなく、中学1年生の終わりには現実的な志望校を強く意識し始めるはずです。
このように考えると、中学1年生前半の成績というのは、すごく大切なものと思いませんか?
この頃の成績が、今後進むべき方向を判断する重要なファクターとなっているのです。
また、中学1年生前半の成績で、子供自身が「ああ、僕は/私はこの程度の学力なんだ」という、自分の立ち位置を定めてしまう傾向があるように思われ、子供自身の今後の意欲にも影響を与えていると思っています。
そして、ここまで話せばもう想像頂けると思いますが、中学1年生前半の成績は、小学6年生の頃の勉強でほぼ決まります。
当たり前ですよね?
学力というのは、日々の勉強の積み重ねの結果なのですから、ある日突然に急上昇したり急下降したりはしません。
小学6年生で勉強習慣が身につき、相応の学力に到達していることの重要性をご理解頂けたでしょうか?
★ 小学6年生の1年間をどのように過ごすべきなのか
以前、次のリンクのような記事を書いたことがありますが、私の感覚では、小学6年生というのは、勉強をし始めるのに最も適した時期なのです。
(なぜ小学6年生で勉強し始めるのが最適なのかは、以前の記事の「小6は本格的な勉強開始に最適な時期」部分を読んで頂ければと思います。)
↓ クリックしてください。↓
都立中高一貫校 6年生から都立中高一貫校を目指すメリット ~ 遅いと諦めることなかれ! ~
おそらく、「小学6年生で勉強し始めるのが最適」という理由はご理解頂けるものと思います。
では、どのように「しっかりと勉強し始める」のか?
私はこの観点からも、都立中高一貫校の受検を考えれば良いのではないかと思うのです。
どのようなことでも同じですが、「目先に明確な目標」というものがなければ、人間というのはなかなか頑張れません。
都立中高一貫校の受検を目標に、小学6年生の1年間を計画的に勉強できると、その後の子供の人生はかなり違ってくるはずです。
そして、都立中高一貫校の受検の結果、合格できれば、それは素晴らしいことです。
不合格であっても、何もしなかった場合と比べ、中学1年生前半の成績は明らかに違うはずで、高校受験に向けた力強い一歩を踏み出せる訳なのです。
これは想像で言うのですが、今の都立トップ校やそれに準ずる学校には、都立中高一貫校の受検で涙を飲んだ子供が、かなりの割合でいるはずです。
(小石川・桜修館などの一期生が卒業した翌年以降に受検した子供達の学年は特に多いはず(今の高1・2年)。)
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2017年08月20日
【都立中高一貫校】適性検査対策後半戦は「スピード」勝負! ~ そうか、なるほど。これでライバルからの1歩リードは間違いなし ~
★ 新幹線代くれない?
気がつけば、お盆も過ぎて8月も後半となりました。
それにしても、雨ばかりで、1月前の暑さはどこに行ったのかという感じです。
でもまあ、受験(検)生が勉強に集中するには、暑さが和らぎ、ちょうど良いかもしれません。
もう半月以上前でしょうか。
長男と私の間で、次のような会話がありました。
(長男)「〇〇(関西の都市)に行ってくるから、新幹線代くれない?」
(私)「何しに行くのよ? 」
(長男)「〇〇大学のオープンキャンパスに行きたいんだよ。」
大学のオープンキャンパスとは、まあ、中学受験に置き変えると、学校説明会とか見学会に当たるものです。
もちろん、中学受験とは違い、説明のターゲットは子供本人なので、もう親の出る幕はありません。
夏休みのこの時期には、様々な大学で盛んに行われていて、学校側も志望校のオープンキャンパスに行くように進めてきます。
長男の場合、去年も都内の某大学のオープンキャンパスに行っていました。
ただ、去年は本人に大学受験の実感がまだ全くなかったものですから、感想を聞いても、「お前、何しに行ったんだ?学食にメシを食いに行っただけか?」と思うほど、何も得てこなかった感じでした。(笑)
しかし、1年経ち、大学受験への意識がかなり変わったと思います。
オープンキャンパスには、日本で一番偏差値の高い大学も含め、4校に行ったようです。
この1年で、姉の大学受験に望む姿を傍から見ていたこともありますし、やはり友達との会話にも大学のことが出てくるようになってきたからだろうと思います。
あと、最近、定期テストや模擬試験の成績が絶好調らしいので、自信を持ち始めたのも理由かと思います。
このようなことを書くと、「自慢ばかりですね~」とコメントで叱られますが。(汗)
さてさて、今日は、受検(受験)まであと半年ということで、これからの半年で特に意識した方が良いと思うことを書こうと思います。
具体的には、「スピードを意識して問題を解く」ということです。
(過去の記事でも何度か書いてますが、大事なことですので。)
★ 半端なく高い要求水準
もう随分昔のことですが、長男が小学6年生になるかならないかの頃、初めて、私は都立中高一貫校の適性検査の問題を見て、そして解きました。
今でもよく覚えていますが、この時、私が受けた印象は次のようなことでした。
〇 思考力を問う問題ばかりであること(高校時代の「Z会」の問題を思い出しました)。
〇 時間対比の問題量がとにかく多いこと。
そう、都立中高一貫校に合格するには、「思考力を問う難しい問題に対処する力」に加え、「スピード感を持ってテンポよく問題を解く力」が必要と気づいたのです。
しかし、それにしてもですよ。
思考力を問う難しい問題をテンポよく解くのは、半端なく高い要求水準と思いませんか?
大人でも、「ん・・・」と腕を組んで考えたくなる問題ばかりなのです。
それにも係わらず、「時間がないんだから、問題を一回読んだら、さっさと答えを書きなさい!」というレベルを、小学生の子供に求めることになるのです。
★ 合格・不合格の差=スピードの差
ただ、「スピード感を持ってテンポよく問題を解く力」をつけなければ、ライバルの後塵を拝することとなり、合格が遠のいていきます。
私の感覚ですが、都立中高一貫校を受検する子供なら、時間さえかけると大半の問題が解けるはずです。
合格・不合格の差は、問題を解くスピードの差なのです。
したがって、受検対策の中で、「スピード感を持ってテンポよく問題を解く」ことを常に意識するしかないのです。
そして、これには、模擬試験などの本番に近いテストを上手くきっかけにしていくのが良いんだろうなと思います。
「テスト時間内にとにかく全問を解く」
この目標を与えてあげると、まだ小学生の子供でも、無意識に色々と工夫し、自分なりに対策を考え始めます。
今まで培ってきた基礎的な学力が、この目標で、いよいよ実践的な形になっていくということです。
最初から、上手くできる必要はないんです。
この「テスト時間内にとにかく全問を解く」という意識を強く持つことで、次のような点で、その後の勉強での意識が変わってくるはずです。
少なくとも、私の子供達は変わりました。
〇 最初に全問をさらりと眺め、どのような問題が出ているかの全体感を掴むようになる。
〇 大事な部分に下線を引くなどで、問題を読む集中力を上げる。
〇 「簡単に早く解ける方法はないか?」と、常にベストな解き方を模索するようになる。
よく考えてみてください。
この風景は、大人の世界では当たり前のことなんです。
どのような仕事でも、納期などの制限時間というものがあります。
その納期などの制限時間内に、少しでも品質の高い物を作ったり、サービスを提供しようと、多くの大人は日々努力を重ねています。
この制限時間の意識を、適性検査の勉強でも強く持とうというだけの話です。
適性検査のわずかな時間内に、持てる力を十分に発揮するには、これからの半年、スピードを意識するしかありません。
難しい問題をたくさんすることにこだわる方は多いですが、制限時間を意識した勉強に注意を払う方は意外と少ないと思います。
来年受検のご家庭では、これからの半年、「スピード感を持ってテンポよく問題を解く」ことに拘ってみてはいかがでしょうか。
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2017年07月16日
【都立中高一貫校】適性検査の作文対策は夏休みが勝負 ~ 「3つの注意点」を知り、作文を得点源に! ~
★ 一念天に通ず
いつの間にか、7月の3連休に入っていました。
それにしても、暑いですね。
やはり地球温暖化が確実に進行しているのでしょうか、暑すぎです。
暑すぎるだけではありません。
日本各地で大きな水害が発生するなど、いやはや、10年、20年、30年後の世の中はどのようになっているんだろうかと、ついつい心配になってきます。
ほんと、数十年後には、異常気象などで人類は滅び、ここ最近流行りのAI(人工知能)が急激に進化して、人類に代わりに地球を支配していることもありえそうです。
さて、こんな大きな話は横に置いておき、身近な話を。
もうかれこれ3~4週間前でしょうか。
夜遅くに帰宅すると、食卓テーブルの上に長男の中間テストの成績表がありました。
「おいおい、こんな所に立派な成績表があるけど、捨てていいのか?」
そう言いながら、どれどれ・・・と中を見てみると・・・。
「お~、今回凄いじゃない」
全科目合計の学年順位が1桁台となっていました。
科目別に見ると、学年で1番というものもありました。
ここ最近の学年順位は20~40番ぐらいでしたから、一つランクアップしたような感覚です。
ただ、学年が上がり、文系と理系に分かれたことから、選択科目により試験の難易度もマチマチなため、たまたまの当りの良さで、1桁台の成績となっただけかもしれません。
まあ、何はともあれ、長男にとって、1桁台は長年の悲願だったようです。
もう随分昔のことですが、1年生の1学期の中間テストで悲惨な成績を取った時、あまりの悔しさから自分で誓ったらしいのです。
「いつの日か、トップ10に入ってやる」と。
そう言えば、1年生の頃は全く点数が取れず、「こいつ、大丈夫か?」とよく思ってました。(苦笑)
薄らとした記憶では、160人弱中140番といったこともあったような・・・。
2年生になり、少しづつ成績が上がりはじめましたけど。
「一念天に通ず」
「成し遂げようという固い決意さえあれば、必ず成し遂げられる」ということでしょうかね。
暑くてぼーっとしながらダラダラ書いていると、ちょっと長い前置きとなってしまいました。
それでは、今日は、適性検査の作文のことを書いてみたいと思います。
もうすぐ夏休み。
夏休みは、点数の稼げる作文の書き方をマスターする絶好のチャンスですから。
★ 3つの注意点
都立中高一貫校など適性検査の作文対策について、実は、過去の記事にも何度も書いてます。
まあ、詳しくは過去記事を見ていただくとして、手っ取り早く、大事なことから書いていこうと思います。
都立中高一貫校などの作文では、「3つの注意点を守る」書き方が大切です。
3つの注意点とは、次のとおりです。
〇 伝えたいことは「例えば」や「つまり」を使って言い換えること
⇒ 抽象的表現と具体例の両面から伝えていく
〇 強調したい点は対比で表すこと
⇒「□□□ではなく△△△」や「■■■よりも▲▲▲」と、読み手に強い印象を与える
〇 段落前後の因果関係を保つこと
⇒ AだからB、BだからCと、話が飛んだり繰り返したりをしない
この3つの注意点を強く意識して、とりあえず一度作文を書いてみて下さい。
もしくは、今まで書いてきた作文を引っ張り出して、この3つの注意点を踏まえ、内容を修正してみて下さい。
おそらく、格段にレベルアップした作文となることに驚くはずです。
★ 普段の生活でも大切
もちろん、この「3つの注意点」は、都立中高一貫校などの作文対策だけで大切なことではありません。
普段の生活の中で、文章を書いたり、話をしたりする上でも、常に大切なポイントです。
テレビによく出てくる解説者や司会者などを見ていると、この3つの注意点を上手く使いこなしています。
例えば、ニュースをわかりやすく解説することで有名な池上彰さんは、この3つの注意点を使いこなす天才です。
難しい出来事を語る時は、必ず誰でもわかるような簡単な事象と対比させ、話前後の因果関係を大切にしながら、少しづつ問題の核心に迫っていきます。
そして、大切な部分は、しっかりと例え話を挿入してきます。
だから、多くの人々が「わかりやすい!」と感じるのです。
あと、上田晋也が司会に引っ張りだこなのも、この3つの注意点を上手く使いこなせるためです。
特に、彼は「例えば」や「つまり」を使うのが上手いですよね。
彼の話し方を見ていると、「つまり、お前はいつも〇〇〇してるということなんや」などと、ゲストの話が多くの視聴者に理解できるよう、常に言い換えています。
このように、この3つの注意点は、普段生活する中でもすごく大切なものなのです。
そして、この3つの注意点ですが、もっと詳しく知りたい方はいらっしゃるでしょうか?
詳しく知りたい型は、福嶋国語塾の福嶋先生の著書を読んで見て下さい。
次の著書が一番理解しやすいと思います。
Click!! → 「ビジネスマンの国語力」が身につく本 ← Click!!
ちなみに、福嶋先生は、著書の中でこの3つの注意点を次のように表現しています。
〇 伝えたいことは「例えば」や「つまり」を使って言い換えること
⇒ 言いかえる力
〇 強調したい点は対比で表すこと
⇒ くらべる力
〇 段落前後の因果関係を保つこと
⇒ たどる力
そして、福嶋先生は、更に次のように定義しています。
「言いかえる力」+「くらべる力」+「たどる力」=論理的思考力(国語力)
要は、普段よく言う「論理的思考力」とか「国語力」の正体は、この3つの力の総合力ということなのです。
★ この夏で自分なりの「型」を作るべし!
さて、都立中高一貫校の作文対策に話を戻しましょう。
とにかく、上述の「3つの注意点」を意識しながら、何回か作文を書いてみてほしいと思います。
「3つの注意点」を意識しながら何回か書いてみると、どのような題材の作文問題であれ、徐々に書き方の「型」ができてくるはずです。
都立中高一貫校の作文で求められる文字数は、学校により異なりますが、わずか400~600文字程度です。
この原稿用紙1~1.5枚分しかない中で、「3つの注意点」を意識し出すと、自然体では規定文字数に収まりきらないことになりますから、必然的に自分なりの「型」(文章展開のパターン)を作るように頭が働くはずです。
そして、この自分なりの「型」ができ、この中で「3つの注意点」が上手く反映できていれば、もう合格レベルの水準に入ってきたと言えます。
ぜひ、夏休みの作文の練習では、「3つの注意点」を意識し、自分なりの「型」を作り出すことを目標にしてみて下さい。
「3つの注意点」の全てを意識するのが難しい場合、まずは、比較的にマスターしやすい、「例えば」や「つまり」を使った言い換えだけでも良いと思います。
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以上
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2017年06月04日
【都立中高一貫校】塾の経営方法を知ると塾との正しい付き合い方が見えてくる ~後で「こんなはずでは」と思わないために~
★ うちの子、合格できるかも・・・
6月初ともなると、もう初夏ですね。
ほんと、暑くなりました。
ブログ更新が月1ペースのずぼらブロガーの私は、「前回の記事を書いた時はまだ春らしい過ごしやすい気候だったのになぁ~」という具合に、ブログ更新で季節を敏感に感じ取っています。(汗)
つい先日、新聞のチラシを何気に見ていると、某塾の「都立中〇〇〇名合格!」というデカデカとした文字が目に飛び込んできました。
チラシの中を少し見てみると、都立中高一貫校合格者の実に48%が某塾出身者とのことです。
ほんと、都立中高一貫校の受検に独占禁止法が適用されると、即レッドカードが出るような半端ない占有率です。(笑)
でも、私自身、このチラシで、某塾の半端ない合格者占有率に興味を持った訳ではありません。
この合格者占有率については、以前からの有名な話であり、目新しいニュースでもなんでもありませんから。
私が興味を持ったのは、2~3月ぐらいなら当然なのですが、こんな時期でも大々的に熟生を募集してることなんですよね。
なぜ、某塾は、この時期でも大々的に塾生を募集しているのか?
皆さん、この理由がわかるでしょうか?
おそらく、これは某塾だけでなく、入塾テストなどない塾ならどこにでも当てはまる話と思います。
今日は、塾側の積極的な生徒募集の理由を知り、塾に振り回されずに上手く付き合っていく方法を考えてみたいと思います。
この塾サイドの積極的な生徒募集は、次のような影響を出しているはずなんです。
〇 都立中高一貫校の受検倍率の高止まり
〇 「うちの子、合格できるかも・・・」という幻想の高まり
★ 塾が真に大切にしていることは?
まず、「塾側の積極的な生徒募集の理由」を整理したいと思います。
簡単に理解できるところから話したいと思いますが、塾という組織が一番大切にしていることは何だと思いますか?
多くの方は、次のようなことを思い浮かべたのではないでしょうか。
「1人でも多くの塾生が希望する学校に合格すること」
そりゃ、大切にしていると思います。
先生方も教えている子供達やその保護者の喜ぶ顔が見たいでしょう。
塾の経営者にとっても、塾の評判をあげるために必要なことです。
しかし、塾という民間の組織では、もっと根幹的な部分で大切にしていることがあります。
それは、次のことです。
「きっちりと利益を出し続けること」
当たり前のことですが、利益が出せないと民間の組織として存続できませんし、株主に配当も出せません。
そして、塾はどのように利益を出しているかについて、ごく簡単に表現すると、次のような形となります。
「利益」=「全塾生からの月謝合計」ー「①先生の給料」ー「②教室などの賃料」ー「③その他(光熱費・印刷代・広告代など)」
そして、企業会計の世界では、上記の「①先生の給料」や「②教室などの賃料」は固定費と言われます。
固定費とは、売上(塾で言えば月謝合計)の増減に関わらず、支払う額に変動がない費用なのです。
ここまで話せば、おおよそ結論が想像頂けそうです。
そう、大雑把に考えますが、全塾生からの月謝合計が、「①先生の給料」+「②教室などの賃料」を上回る分は、そのまま利益となってくるんです。
塾の経営者になったつもりで考えてみましょう。
教室にまだ空きがあればどうするでしょうか?
当然、新しい塾生を募集します。
この新しい塾生からの月謝分は、大部分がそのまま利益となり、経営者の財布をホカホカにしてくれることになりますから。
だから、こんな時期でも、熱心に塾生を募集しているんです。
でも、ここまではいいんです。
塾として塾生をいつ募集しても、別に悪いことではありません。
しかし、この塾側の積極的な塾生募集は、この記事をお読みの皆さまにも大きな心理的影響を与えているはずです。
その影響、この続きで書いていきましょう。
★ 塾のリップサービス
ここからは、少し想像力を逞しくして、読んで頂きたいと思います。
上段でツラツラ書きましたが、都立中高一貫校の合格者数No.1を誇る塾を筆頭に、様々な塾が、この時期でも熱心に塾生を募集しています。
この状況下、小学5~6年生の子供の保護者が、子供の成績がさほど良い訳ではないものの、ちょっと話だけでも聞きたいと思い、塾に電話やメールをしたとしましょう。
熟側はどのような姿勢で応対してくると思いますか?
熟としては、1人でも多く入塾させ、利益を積み上げたいのです。
例えば、塾の教室責任者の先生は、次の2パターンのどちらの話し方をすると思いますか?
A:「通知表はオール2なんですね。入塾頂きたいのですが、まず都立中高一貫校は無理と思います。合格できる可能性はかなり低いと思っておいて下さい。」
B:「通知表はオール2なんですか。でも、うちの塾の卒業生には、オール2でも都立中高一貫校に合格した子供がいましたよ。しっかりとした受検対策さえできれば、十分に狙えると思いますよ。早めに入塾して、対策を始めた方が良いですね。」
まあ、教室責任者の先生の大半がBのような話し方をすると思います。
心の中ではAと思っていても。
とにかく、塾経営の視点からは、「教室を塾生でいっぱいにして利益を積み上げる」ことが大切なのですから、嘘だと言われない範囲のリップサービスはいくらでもしてくるはずです。
そして、塾としては、塾生を募集するのと同じくらい大切なことがあります。
それは、退塾させないということです。
この理由は、もう言わずもがなかと思います。
そして、退塾させないための対策として考えれることは、次のようなことでしょうか。
〇 都立中高一貫校の受検を諦めさせるようなことは絶対に言わないこと(頑張れば可能性があるというニュアンスで接し続ける)。
〇 テキストにはあまりにも難しい問題を載せないこと(少し解説すると理解したつもりになるレベルのほどほどの難易度以下に留める)。
このようにして、塾経営の視点からは、「頑張れば合格できる」と思わせ続けて退塾させないことが何もより大切なはずです。
少なくとも、私が塾経営者なら、見方次第ですがこのような悪代官ごとき振る舞いをすると思います。(笑)
★ 塾で本当の実力を知りたければバイトの先生に聞くべし
さて、塾経営の視点から、色々と書いてきました。
各教室の責任ある立場の先生は、普段はごく普通の指導熱心な方であっても、入塾や退塾に絡む話では無慈悲なオオカミとなり経営の視点で接してくるはずです。
教室のトップがお人好しでは、塾が破綻してしまいますからね。
都立中高一貫校を志望する家庭の多くは、塾を利用していると思います。
塾に通うこと自体は、悪いことではないと思っています。
「塾の言うことは100%信用せず、リップサービス分を差し引いて自分で物事を判断する。」
これが、塾と上手く付き合う上で大切なことだと思います。
上段で述べてきた通り、各教室の責任ある立場の先生の口から出る言葉には、「塾経営」というバイアスが掛かっていますから。
「うちの子、都立中高一貫校に合格できる可能性はどれぐらいだろう。」
「うちの子の真の実力はどの程度なんだろう。」
このようなことを聞きたい時は、まあ各教室の責任ある立場の先生よりも、「塾経営」というフィルターを持ち合わせていないバイトの先生に聞いた方が的確な評価をしてくれるかもしれません。
とにかく、塾側の子供の評価をそのまま鵜呑みにせず、自分の子供の能力・成績の立ち位置については、第三者の目線でシビアに見ようとする心がけが必要なんだと思います。
中学生・高校生と進むにつれ、テストの順位や偏差値ではっきりと子供の能力・成績の立ち位置がわかるようになってくるのですが、小学生の頃というのはなかなか難しいんですけどね。
塾の先生にちょっと甘い評価をしてもらっても、それで簡単に舞い上がったりせず、冷静な判断ができるよう心がけましょう。
合格発表の時、いやそれだけでなく、中学校に入った後の定期試験などの結果を見た時、「なぜ?こんなはずではなかったのに・・・」と、愕然としてしまうかもしれませんよ。
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今日は、ちょっとしたお得情報をお知らせしておこうと思います。
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