2017年07月16日
【都立中高一貫校】適性検査の作文対策は夏休みが勝負 〜 「3つの注意点」を知り、作文を得点源に! 〜
★ 一念天に通ず
いつの間にか、7月の3連休に入っていました。
それにしても、暑いですね。
やはり地球温暖化が確実に進行しているのでしょうか、暑すぎです。
暑すぎるだけではありません。
日本各地で大きな水害が発生するなど、いやはや、10年、20年、30年後の世の中はどのようになっているんだろうかと、ついつい心配になってきます。
ほんと、数十年後には、異常気象などで人類は滅び、ここ最近流行りのAI(人工知能)が急激に進化して、人類に代わりに地球を支配していることもありえそうです。
さて、こんな大きな話は横に置いておき、身近な話を。
もうかれこれ3〜4週間前でしょうか。
夜遅くに帰宅すると、食卓テーブルの上に長男の中間テストの成績表がありました。
「おいおい、こんな所に立派な成績表があるけど、捨てていいのか?」
そう言いながら、どれどれ・・・と中を見てみると・・・。
「お〜、今回凄いじゃない」
全科目合計の学年順位が1桁台となっていました。
科目別に見ると、学年で1番というものもありました。
ここ最近の学年順位は20〜40番ぐらいでしたから、一つランクアップしたような感覚です。
ただ、学年が上がり、文系と理系に分かれたことから、選択科目により試験の難易度もマチマチなため、たまたまの当りの良さで、1桁台の成績となっただけかもしれません。
まあ、何はともあれ、長男にとって、1桁台は長年の悲願だったようです。
もう随分昔のことですが、1年生の1学期の中間テストで悲惨な成績を取った時、あまりの悔しさから自分で誓ったらしいのです。
「いつの日か、トップ10に入ってやる」と。
そう言えば、1年生の頃は全く点数が取れず、「こいつ、大丈夫か?」とよく思ってました。(苦笑)
薄らとした記憶では、160人弱中140番といったこともあったような・・・。
2年生になり、少しづつ成績が上がりはじめましたけど。
「一念天に通ず」
「成し遂げようという固い決意さえあれば、必ず成し遂げられる」ということでしょうかね。
暑くてぼーっとしながらダラダラ書いていると、ちょっと長い前置きとなってしまいました。
それでは、今日は、適性検査の作文のことを書いてみたいと思います。
もうすぐ夏休み。
夏休みは、点数の稼げる作文の書き方をマスターする絶好のチャンスですから。
★ 3つの注意点
都立中高一貫校など適性検査の作文対策について、実は、過去の記事にも何度も書いてます。
まあ、詳しくは過去記事を見ていただくとして、手っ取り早く、大事なことから書いていこうと思います。
都立中高一貫校などの作文では、「3つの注意点を守る」書き方が大切です。
3つの注意点とは、次のとおりです。
〇 伝えたいことは「例えば」や「つまり」を使って言い換えること
⇒ 抽象的表現と具体例の両面から伝えていく
〇 強調したい点は対比で表すこと
⇒「□□□ではなく△△△」や「■■■よりも▲▲▲」と、読み手に強い印象を与える
〇 段落前後の因果関係を保つこと
⇒ AだからB、BだからCと、話が飛んだり繰り返したりをしない
この3つの注意点を強く意識して、とりあえず一度作文を書いてみて下さい。
もしくは、今まで書いてきた作文を引っ張り出して、この3つの注意点を踏まえ、内容を修正してみて下さい。
おそらく、格段にレベルアップした作文となることに驚くはずです。
★ 普段の生活でも大切
もちろん、この「3つの注意点」は、都立中高一貫校などの作文対策だけで大切なことではありません。
普段の生活の中で、文章を書いたり、話をしたりする上でも、常に大切なポイントです。
テレビによく出てくる解説者や司会者などを見ていると、この3つの注意点を上手く使いこなしています。
例えば、ニュースをわかりやすく解説することで有名な池上彰さんは、この3つの注意点を使いこなす天才です。
難しい出来事を語る時は、必ず誰でもわかるような簡単な事象と対比させ、話前後の因果関係を大切にしながら、少しづつ問題の核心に迫っていきます。
そして、大切な部分は、しっかりと例え話を挿入してきます。
だから、多くの人々が「わかりやすい!」と感じるのです。
あと、上田晋也が司会に引っ張りだこなのも、この3つの注意点を上手く使いこなせるためです。
特に、彼は「例えば」や「つまり」を使うのが上手いですよね。
彼の話し方を見ていると、「つまり、お前はいつも〇〇〇してるということなんや」などと、ゲストの話が多くの視聴者に理解できるよう、常に言い換えています。
このように、この3つの注意点は、普段生活する中でもすごく大切なものなのです。
そして、この3つの注意点ですが、もっと詳しく知りたい方はいらっしゃるでしょうか?
詳しく知りたい型は、福嶋国語塾の福嶋先生の著書を読んで見て下さい。
次の著書が一番理解しやすいと思います。
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ちなみに、福嶋先生は、著書の中でこの3つの注意点を次のように表現しています。
〇 伝えたいことは「例えば」や「つまり」を使って言い換えること
⇒ 言いかえる力
〇 強調したい点は対比で表すこと
⇒ くらべる力
〇 段落前後の因果関係を保つこと
⇒ たどる力
そして、福嶋先生は、更に次のように定義しています。
「言いかえる力」+「くらべる力」+「たどる力」=論理的思考力(国語力)
要は、普段よく言う「論理的思考力」とか「国語力」の正体は、この3つの力の総合力ということなのです。
★ この夏で自分なりの「型」を作るべし!
さて、都立中高一貫校の作文対策に話を戻しましょう。
とにかく、上述の「3つの注意点」を意識しながら、何回か作文を書いてみてほしいと思います。
「3つの注意点」を意識しながら何回か書いてみると、どのような題材の作文問題であれ、徐々に書き方の「型」ができてくるはずです。
都立中高一貫校の作文で求められる文字数は、学校により異なりますが、わずか400〜600文字程度です。
この原稿用紙1〜1.5枚分しかない中で、「3つの注意点」を意識し出すと、自然体では規定文字数に収まりきらないことになりますから、必然的に自分なりの「型」(文章展開のパターン)を作るように頭が働くはずです。
そして、この自分なりの「型」ができ、この中で「3つの注意点」が上手く反映できていれば、もう合格レベルの水準に入ってきたと言えます。
ぜひ、夏休みの作文の練習では、「3つの注意点」を意識し、自分なりの「型」を作り出すことを目標にしてみて下さい。
「3つの注意点」の全てを意識するのが難しい場合、まずは、比較的にマスターしやすい、「例えば」や「つまり」を使った言い換えだけでも良いと思います。
「例えば」や「つまり」を使って文章を書けるようになるだけでも、読み手への伝わり方は格段にアップしますから。
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以上
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コメントありがとうございます。
今まであまりはっきり書いて来なかったのですが、長男は5年生です。
昨年の体験授業で、ひょっとすると、うちの愚息と一緒に時間を過ごして頂いたのかもしれませんね。
ちなみに、あの体験授業も、大まかな枠組みは学校側で決めるそうなのですが、具体的な実施内容を考え、その準備等をするのは全部生徒らしいです。
あと、作文は慣れるしかないと思います。
また、何も机の上で文章を書くだけが作文の練習ではありません。
一緒に見たテレビの感想を話したり、学校での出来事を聞いてあげるなども、立派な作文の練習です。
子供が話す内容を、まさしく今回書いた注意点を意識して、子供が嫌がらない程度に「こういうことだよね?」と、わかりやすい話し方を気づかせてあげる。
このように論理的な思考を鍛え続けると、気がつけばその内に大きな実力を発揮するようになると思います。
お名前の記載がない方様
いつも自慢ばかりで、すいません(汗)
普段も、妻からは「あんたの話は自慢話ばかりだね」と煙たがられています(涙)
なかなか悟りが開けない、迷いだらけのオヤジが書いているブログということで、多めに見てやって下さい。
また、学校の進学実績は、まあ、これからですよ。
まだ成長期にありますから、まあ、長い目で見てやって下さい。
ただ、この学校の場合、学校の成績と入試の結果は連動しないのですよね。残念ですが。
主様は端的に分析を文章で表現することがお上手ですね。
いつも感心して読ませていただいてます。
だから、息子さんも合格されたんですね。
成績優秀、来年度ですか?楽しみですね。
昨年、学校説明会や体験授業でお世話になったのは
今年の5年生でした。
この学年は特に優秀と先生がおっしゃってられました。
うちもならいたいです。
となると、作文は攻略せねばならないですね。
書いておられる事、なるほどと思います。
文章にメリハリをつける、より分かりやすくする、より協調を得ることで、良い文章になるのですね。
小学生にはかなり高度なことを求められていますが、やるしかないです。
良いご報告ができるようがんばってもらいます。
次の投稿も楽しみにしています。