2016年09月25日
【都立中高一貫校】模擬試験はこのように受ける!
★ 偏差値80の世界
先日、珍しく都立中高一貫校に通う息子から、テストの成績の話をしてきました。
「この前、学校で模試があったんだけど、偏差値が3教科合計で76、数学なんかは80もあったよ。」
「76とか80とか、偏差値ではなく、点数ではないのか」と一瞬思いましたが、以前に都立トップ校に通う長女も同じようなことを言っていたことがあり、すぐにピンときました。
これはベネッセが作っている進研模試で、日本全国の多くの中学・高校で実施しているものでした。
このような多くの中高生を対象にする進研模試ですから、問題自体が易しく、私立の難関校は採用していないようで、全国の公立校や中堅以下の私立校の多くで実施しています。
そして、このような幅広い学力の生徒を対象とした模試なので、都立中高一貫校や都立トップ校の生徒達の多くは、いつもベラボウに高い偏差値を叩き出すようです。
それにしても、こんなベラボウに高い偏差値が出る模試って、受けて意味があるのか・・・。
まあ、いつもハイレベルな競い合いの中で、頑張っても頑張ってもなかなか校内順位が上がらない生徒達にとっては、少し自信を取り戻すことにつながるのかもしれませんが。
さて、今日は、私が考える「模擬試験の受け方」を書いてみたいと思います。
多くの受検(受験)生にとって、今はまさに様々な模擬試験が真っ盛りな状況と思いますので。
★ 模試は模試なり
受検(受験)前となると、様々な模擬試験が行われますが、次のことはしっかりと頭に入れておいた方が良いと思います。
「模試は模試、本番とは違う!」
言い換えると、「模試は、あくまでも本番に向けた練習・訓練の一環だ」と言うことです、当たり前ですが。
したがって、模試を受ける際は、小学生の子供でも理解して実践できるようなテーマをもって臨むべきだということなのです。
ただ単に、「偏差値さえ良ければOK」とか「本番への場馴れ」な〜んて緩い感覚で受けていては、お金と時間の無駄遣いです。
では、都立中高一貫校の受検生は、どのようなテーマをもって模試に臨むべきなのか?
(ちょっと考えてみて下さい。)
現時点で、模試の結果が良いことに越したことはありません。
しかし、あるテーマを実践できる子供は、模試の結果が今は芳しくなくとも、これからの半年弱で過去問などを繰り返し行うことにより、点数の稼げる脳みそにドンドン変わっていくと思います。
★ 「スピード」は身を助く
少し勿体ぶった偉そうな書き方をしてしまってますが、どのようなテーマをもって模試に臨むべきなのか?
私が子供達に都立中高一貫校の受検前によく言っていたのは、次のようなテーマです。
(さほど模試は受けませんでしたが・・・)
「とにかく立ち止まって考えてはダメ。スピードを意識して、最後の問題まで全てやりきろう。時間がなくて最後の問題ができなかったということはないようにしよう。」
と、いうことでした。
以前何度かブログでも書いたことがありますが、都立中高一貫校の適性検査は時間との戦いです。
(クリックして下さい) ⇒ 【都立中高一貫校】 「スピード」を制する者は「受検(受験)」を制す!
「正確性」と「スピード」を兼ね備えた子供が勝ち残る仕組みになっています。
適性検査の問題自体は難しい知識を必要としないので、都立中高一貫校を受検する最近の子供達なら、時間制限がなければ、8割以上の問題で正解するんじゃないかと思います。
おそらく、「正確性」の部分が十分の子供は、かなり多いはずなのです。
しかし、「スピード」の部分が十分な子供は、少ないと思います。
やはり、「スピード」というのは、普段から意識しないとなかなか身につきませんから。
ぱっと見、能力にほとんど差がない子供達の間で、合否を分けるものは問題を解く「スピード」にあるということなのです。
したがって、問題を読み始めてから回答を終える迄のスピードに徹底的にこだわる。
たった45分の間に、あの大量の問題を全てやりきるスピード感を体で覚えていく。
模擬試験でもスピードに拘り、どれぐらいのスピード感で解答する必要があるかを身を持って知るのは、非常に重要なのです。
★ 策に溺れることなかれ
あと、都立中高一貫校の適性検査では、トリッキーな作戦は一切不要です。
「まず全問題をみて、この手の問題は後回しにするとか、もしくは捨てて手をつけない」などと指導をする塾もあると、以前どこかで見た記憶があります。
しかし、都立中高一貫校の適性検査では、目の前に出てくる問題を、「素早くスピード感を持って」次々に片付けていく王道の作戦しかないはずです。
たった45分X2〜3セットの試験ですし、まだ未熟な小学生が解いていくのですから、高度な作戦はハイリスクローリターンだと考えましょう。
大学入試(試験時間180分の数学の試験など)と、同じように考えてはいけません。
したがって、模擬試験では、子供に変なトリッキーな作戦を吹き込まないことも重要です。
子供に求めるのは、「スピードを意識すること」、とにかくこのポイントに尽きます。
そして、仮に、模擬試験では、スピードを意識して頑張ったものの、時間切れにて最後の問題までたどり着けなかったとしても、それはそれで良いと思います。
重要なのは、子供が「スピードを意識しないとダメだ」と強く感じ取ることですから。
スピードの重要性を知った子供は、これから本番までの半年弱の勉強で、スピードを強く意識して過去問など問題を解くようになるはずですから。
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以上
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