2017年10月01日
【都立中高一貫校】小学6年生は人生最初の分岐点 〜 受検を上手く活かすべし 〜
★ 秋の空
暑いという日はなくなり、すっかり秋の空気が漂う季節となりました。
なかなかブログ更新ができずにいますので、ブログを書く際、いつも季節の移ろいを感じます。
季節の移ろいを感じながら、ちょいと一句・・・。
「秋の空 勝負は今ぞ 受験(受検)生」
この時期の受験(受検)生本人やその家族の心意気を表現すると、こんな感じでしょうか。
テレビ番組の「プレバト」で刺激を受け、俳句を作ってみました。
梅沢富美男よりも上手いと思ってくれた方は、ぜひ、お褒めのコメントをお願いします。(笑)
さてと、今日は、上の俳句とは関係ないですが(汗)、「受検させるべきか否か」で迷っている、小学5年生以下の子供を持つ保護者に向け、私の思うことを書かせてもらおうと思います。
この記事のタイトルにしましたが、「小学6年生の1年間というのは人生最初の分岐点」と考えています。
中学受験するかしないかということではなく、小学6年生で勉強習慣が身につき、相応の学力に到達していることは、その後の高校受験・大学受験で大きなアドバンテージとなるためです。
まず、なぜ、「小学6年生で勉強習慣が身につき、相応の学力に到達していること」が重要になるかを、高校受験までの流れで説明したいと思います。
そのあと、では、小学6年生の1年間をどのように過ごすべきなのかを語っていきます。
★ 高校受験までの流れを見れば重要性は明確だ!
公立中学に通う子供をお持ちの家庭はわかると思いますが、志望する高校(もしくはこのレベルの学校に行きたいという志望)というのは、意外と早い段階で想定し、その学校を目指して準備を進める家庭が多いです。
私の長女は公立中学から都立高校に進みましたが、志望校を明確に定めたのは中学1年生の終わり頃です。
「この学校に行けたらいいな」程度の志望であれば、小学6年生ぐらいから、持っていました。
小学6年生や中学1年生最初の頃の漠然とした志望が、中学1年生前半の成績で「これならガチで狙える」などの判断が加わり、地に足ついた志望校へと変化したのが、中学1年生の後半でした。
程度の差はあると思いますが、多くの家庭でも、夢物語を捨て、現実的な志望校をイメージし始めるのが、中学1年生の終わり頃だと思います。
少なくとも、都立のトップ校やそれに準ずる学校に進む子供の家庭では、ほぼ間違いなく、中学1年生の終わりには現実的な志望校を強く意識し始めるはずです。
このように考えると、中学1年生前半の成績というのは、すごく大切なものと思いませんか?
この頃の成績が、今後進むべき方向を判断する重要なファクターとなっているのです。
また、中学1年生前半の成績で、子供自身が「ああ、僕は/私はこの程度の学力なんだ」という、自分の立ち位置を定めてしまう傾向があるように思われ、子供自身の今後の意欲にも影響を与えていると思っています。
そして、ここまで話せばもう想像頂けると思いますが、中学1年生前半の成績は、小学6年生の頃の勉強でほぼ決まります。
当たり前ですよね?
学力というのは、日々の勉強の積み重ねの結果なのですから、ある日突然に急上昇したり急下降したりはしません。
小学6年生で勉強習慣が身につき、相応の学力に到達していることの重要性をご理解頂けたでしょうか?
★ 小学6年生の1年間をどのように過ごすべきなのか
以前、次のリンクのような記事を書いたことがありますが、私の感覚では、小学6年生というのは、勉強をし始めるのに最も適した時期なのです。
(なぜ小学6年生で勉強し始めるのが最適なのかは、以前の記事の「小6は本格的な勉強開始に最適な時期」部分を読んで頂ければと思います。)
↓ クリックしてください。↓
都立中高一貫校 6年生から都立中高一貫校を目指すメリット 〜 遅いと諦めることなかれ! 〜
おそらく、「小学6年生で勉強し始めるのが最適」という理由はご理解頂けるものと思います。
では、どのように「しっかりと勉強し始める」のか?
私はこの観点からも、都立中高一貫校の受検を考えれば良いのではないかと思うのです。
どのようなことでも同じですが、「目先に明確な目標」というものがなければ、人間というのはなかなか頑張れません。
都立中高一貫校の受検を目標に、小学6年生の1年間を計画的に勉強できると、その後の子供の人生はかなり違ってくるはずです。
そして、都立中高一貫校の受検の結果、合格できれば、それは素晴らしいことです。
不合格であっても、何もしなかった場合と比べ、中学1年生前半の成績は明らかに違うはずで、高校受験に向けた力強い一歩を踏み出せる訳なのです。
これは想像で言うのですが、今の都立トップ校やそれに準ずる学校には、都立中高一貫校の受検で涙を飲んだ子供が、かなりの割合でいるはずです。
(小石川・桜修館などの一期生が卒業した翌年以降に受検した子供達の学年は特に多いはず(今の高1・2年)。)
都立中高一貫校の受検機会を上手く捉え、小学6年生の1年間を計画的に勉強することを考えてみてはどうでしょうか。
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以上
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そうですね、下手な小細工に気を揉むよりも、今まで通り『誠実に』何でも取り組んでいきたいと思います。
これから先、受検が近づくにつれ色々あると思いますが、振り回されず子どもと一緒に
頑張ります。
またブログ楽しみにしていますね☆
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。
ご質問頂いている「クラス代表委員やクラブ活動でのリーダーなどしていると、報告書で有利となるかどうか」について、まず回答したいと思います。
都立中高一貫校で報告書を点数化する際のルールでは、「有利なことはない」です。
報告書の点数は、あくまで科目毎の成績のみで決まります。
クラス代表委員など活動は考慮されません。
ただ、少し意識しておいた方が良いと思うのは、学校の先生も所詮は人間だということです。
先生によっては、各科目の成績を決める際、3とするか2とするかのボーダーにいたりすると、学校生活での積極性などで最終判断するかもしれません。
先生の性格や価値観にも大きく左右されるポイントだと思いますので、なんとも言えませんが。
少なくとも、クラス代表委員などになるかどうかは関係なく、何事にも積極的に取り組む姿勢が大切と思います。
色んな点で、損はしないですよ。
ただ、報告書については、先生に早めに受検予定を伝えるなども含め、小細工をあれこれ考えるよりも、もっと本質的に学力で引き上げるように心がけた方が良いです。
小細工で微妙に上がるかもしれませんが、その微妙な引き上げのための大きな気遣いを考えると、費用対効果がないと思います。(笑)
そんなことに気遣うなら、もっと学力を上げることに、心を配った方が絶対に良いです。
周りに惑わされたくないなど、marumaruさんのスタンスは間違っていないと思います。
自分を信じて、頑張ってください!
以上
以前ブンブンどりむについてお伺いした者です。
先日の授業参観で耳にした話が気になっています。
それは、クラス代表委員やクラブ活動でのリーダーなどしていると、
都立受験に大変有利、内申に上乗せされるなどと言った話です。
受検予定の5人のママたちがお話していたのを聞いていたのですが、
実際にそうなのでしょうか?意地でも代表になりたいといっていましたが、
2人の枠にすでに10人ほど狙っているようです。
4クラスあるので各クラス同じくらい争奪戦になるとのことでした。
成績を点数化するのは通知票にある科目だけかと思いますが、やはり実際に
報告書の活動欄も重要視されるのでしょうか。
学校内・学校外で内申を意識し色々活動することは悪くはないとは思いますが、
子どもの自発的ではなく、やるよう伝えるのは不本意です。
内申のために字をきれいに、発言をして、忘れ物をしないで、リーダーになってなど、
言う気になりません。それではやはり甘いのでしょうか。
学校の先生にも早くに受験することを伝え成績を上げてもらえるようにお願いすると言っている人もいてそれは当たり前!との話もありました。
お兄ちゃんが受検経験者なので厳しい状況を知っているのだと思いますが、何だか腑に落ちません。でも当たり前におこなわれているのでしょうか?
あまり周りに惑わされたくなく、受検の話や塾の話はしないようにしていますし、
うちはまだ通塾していません。通塾するとしても大手の塾は考えておらず、
目先の受検だけでなく先生との信頼関係や勉強の楽しさ大切さを学んでほしいです。
競争や順位を貼り出すようなところは望んでいません。
5年生からZ会か進研ゼミの中高一貫講座を考えていて、6年から塾へ行こうかとも思っています。
ブログを色々拝見し、書いていただいていた通り、4年から今は3年から安い金額や無料などで塾の囲い込みが多い気がします。都立中高一貫も難しくなってきているとは思いますが、焦りつつ、目先の受検だけでなく残念なら公立中→都立高校を見ながら頑張っていきたいですが、何だか自分が甘い考えなようでちょっと落ち込み、芯がぶれそうです。
何かアドバイスありましたら、お時間あるときで構いません、よろしくお願いいたします!