2010年11月04日
オール・アメリカン・ハイウェイ・ソング
しりとりじゃないんですが、前回のCharles Brownつながりで、今夜はこのアルバムを選びました。
ルート66という有名な曲があります。
もともとは、ジャズ・ピアニストのボビー・トループが書いた曲で、ナット・コールがヒットさせたことで世界的に有名になりました。
ほかにも、ビング・クロスビーを始め多くの人がやっているスタンダードですが、チャールズ・ブラウンもやっています。
今回のアルバムは、ルート66をテーマにした曲を集めたアルバムで、Asleep At The Wheelのドラマー、デイヴ・サンガーが製作編さんしているものです。
1. Theme from Route 66 / Route66 Orchestra
2. Route 66 / Bobby Troup
3. The Mother Road / Alan Rhody
4. What's Left of 66 / Jason Eklund
5. Willy Rogers Highway / Kevin Welch
6. The Long Red Line / Mary Cutrufello
7. Used to Be / The Red Dirt Rangers
8. 2200 Miles / The Mad Cat Trio Featurling Cindy Cashdoller
9. Don't Haul Bricks on 66 / The Dusty Chaps
10. Route 66 Revisited / Jimmy Lafave
11. Route 66 / Charles Brown
でも、私たちにとっては、やっぱりストーンズですよね。
ストーンズの記念すべき1stアルバムに入っていたのが、ルート66でした。
これは、もちろんチャック・ベリーのバージョンをカバーしたもので、以降、様々なバンドのお手本になりました。
シカゴからLAへ
ミズーリ州セントルイス、ジョプリン、とてもかわいい(Mighty Pretty)オクラホマ・シティ、アマリロ(テキサス州)、ニューメキシコ州ギャラップ、アリゾナ州フラッグスタッフ、忘れちゃいけないウイノナ(ミネソタ州)、キングマン(アリゾナ州)、バーストウ、サン・バーナーディノ(カリフォルニア州)まで…。
ルート66の歌詞に出てくる町の名前です。
かっこ書きの中の州名は、私が付け加えたもので、歌詞にはありません。
ジョプリンとか、ギャラップ、フラッグスタッフ、ウイノナ、キングマン、バーストウ、サン・バーナーディノなんて、皆さんはご存知でしょうか?
私は、調べないと分かりませんでした。
かっこ書きは、私自身が覚えるために加えてみたのです。
チャック・ベリーのバック・イン・USAもそうですが、観光案内のように町の名前が歌われる曲って、いいですよね。
ただ、バック・イン・USAは、「アメリカにいて良かった」と歌った母国賛歌でしたが、黒人で皮肉屋のベリーの歌詞が、そのままの意味であるとは思いにくいです。
その点、ルート66は、「ドライブで西へ向かうならこの道だよ」と、風を切ってハイウェイを突っ走る快感を素直に歌った曲です。
その経路で出会う町を歌詞に登場させているんですが、我々日本人にはマイナーな町が多いです。
実は、沿道には、ピバリーヒルズやサンタモニカなんていうメジャーな町もあるのに、あえてこういう町を歌いこんでいるのでした。
ボビー・トループは、女友達とのドライブ中に、この曲のアイデアが浮かんだとのことですから、美しい景観など、私たちが知らない要素があるんでしょう。
オクラホマ・シティのみ、マイティ・プリティと形容しているのは、どうでしょう?
単にメロディの流れに合わせるためというのが、正解かも知れませんが…。
プロデューサーのデイヴ・サンガーは、エリザベス・マックイーンと結婚したことで、初めて知った人です。
このアルバムは、95年リリースで、もう随分前に買ったものですが、その時はデイヴ・サンガーという人を知りませんでしたし、Asleep At The Wheelのドラマーだということにも、全く気づいていませんでした。
冒頭には、テレビ・ドラマのテーマ、そして作者のバージョンを押さえ、ラストには、カンバック後のチャールズ・ブラウンのおしゃれな名唱を配置しています。
これらの曲は、既存曲のコンパイルですが、その他の曲は、このアルバムのために吹き込んだ曲を含んでいます。
カントリー、ブルーグラス、ないしはカントリー・ロック風の演奏が中心ですが、ブルース調の曲もあり、アルバムとしての流れが気持ちいいです。
アスリープの元スチール・ギタリスト、シンディ・キャッシュダラーも参加していて、いい感じです。
シンディが参加した曲は、2200マイルという曲ですが、本家ルート66の歌詞では、2000マイルと歌われています。(Wikiによれば、2347マイルらしいです。)
私のお気に入りは、The Mother Road、Willy Rogers Highway 、Used to Be といったあたりです。
曲は、オリジナルが多いですが、Willy Rogers Highway は、ウディ・ガスリー作となっています。(…残念ながら、私は原曲を知りません。)
オリジナルのルート66は、既に廃道となっていますが、マザー・ロードの愛称で、アメリカ人の郷愁を誘う遺産のひとつとなっているようです。
実はこのアルバムには、00年リリースの続編があって、同じくデイヴ・サンガーがプロデュースしているんですが、こちらにはアスリープの演奏や、アスリープのフイドラー、ジェイソン・ロバーツのソロも含んでいて、更にごきげんな1枚になっています。
ルート66という有名な曲があります。
もともとは、ジャズ・ピアニストのボビー・トループが書いた曲で、ナット・コールがヒットさせたことで世界的に有名になりました。
ほかにも、ビング・クロスビーを始め多くの人がやっているスタンダードですが、チャールズ・ブラウンもやっています。
今回のアルバムは、ルート66をテーマにした曲を集めたアルバムで、Asleep At The Wheelのドラマー、デイヴ・サンガーが製作編さんしているものです。
Songs of Route 66
All-American Highway
All-American Highway
1. Theme from Route 66 / Route66 Orchestra
2. Route 66 / Bobby Troup
3. The Mother Road / Alan Rhody
4. What's Left of 66 / Jason Eklund
5. Willy Rogers Highway / Kevin Welch
6. The Long Red Line / Mary Cutrufello
7. Used to Be / The Red Dirt Rangers
8. 2200 Miles / The Mad Cat Trio Featurling Cindy Cashdoller
9. Don't Haul Bricks on 66 / The Dusty Chaps
10. Route 66 Revisited / Jimmy Lafave
11. Route 66 / Charles Brown
でも、私たちにとっては、やっぱりストーンズですよね。
ストーンズの記念すべき1stアルバムに入っていたのが、ルート66でした。
これは、もちろんチャック・ベリーのバージョンをカバーしたもので、以降、様々なバンドのお手本になりました。
シカゴからLAへ
ミズーリ州セントルイス、ジョプリン、とてもかわいい(Mighty Pretty)オクラホマ・シティ、アマリロ(テキサス州)、ニューメキシコ州ギャラップ、アリゾナ州フラッグスタッフ、忘れちゃいけないウイノナ(ミネソタ州)、キングマン(アリゾナ州)、バーストウ、サン・バーナーディノ(カリフォルニア州)まで…。
ルート66の歌詞に出てくる町の名前です。
かっこ書きの中の州名は、私が付け加えたもので、歌詞にはありません。
ジョプリンとか、ギャラップ、フラッグスタッフ、ウイノナ、キングマン、バーストウ、サン・バーナーディノなんて、皆さんはご存知でしょうか?
私は、調べないと分かりませんでした。
かっこ書きは、私自身が覚えるために加えてみたのです。
チャック・ベリーのバック・イン・USAもそうですが、観光案内のように町の名前が歌われる曲って、いいですよね。
ただ、バック・イン・USAは、「アメリカにいて良かった」と歌った母国賛歌でしたが、黒人で皮肉屋のベリーの歌詞が、そのままの意味であるとは思いにくいです。
その点、ルート66は、「ドライブで西へ向かうならこの道だよ」と、風を切ってハイウェイを突っ走る快感を素直に歌った曲です。
その経路で出会う町を歌詞に登場させているんですが、我々日本人にはマイナーな町が多いです。
実は、沿道には、ピバリーヒルズやサンタモニカなんていうメジャーな町もあるのに、あえてこういう町を歌いこんでいるのでした。
ボビー・トループは、女友達とのドライブ中に、この曲のアイデアが浮かんだとのことですから、美しい景観など、私たちが知らない要素があるんでしょう。
オクラホマ・シティのみ、マイティ・プリティと形容しているのは、どうでしょう?
単にメロディの流れに合わせるためというのが、正解かも知れませんが…。
プロデューサーのデイヴ・サンガーは、エリザベス・マックイーンと結婚したことで、初めて知った人です。
このアルバムは、95年リリースで、もう随分前に買ったものですが、その時はデイヴ・サンガーという人を知りませんでしたし、Asleep At The Wheelのドラマーだということにも、全く気づいていませんでした。
冒頭には、テレビ・ドラマのテーマ、そして作者のバージョンを押さえ、ラストには、カンバック後のチャールズ・ブラウンのおしゃれな名唱を配置しています。
これらの曲は、既存曲のコンパイルですが、その他の曲は、このアルバムのために吹き込んだ曲を含んでいます。
カントリー、ブルーグラス、ないしはカントリー・ロック風の演奏が中心ですが、ブルース調の曲もあり、アルバムとしての流れが気持ちいいです。
アスリープの元スチール・ギタリスト、シンディ・キャッシュダラーも参加していて、いい感じです。
シンディが参加した曲は、2200マイルという曲ですが、本家ルート66の歌詞では、2000マイルと歌われています。(Wikiによれば、2347マイルらしいです。)
私のお気に入りは、The Mother Road、Willy Rogers Highway 、Used to Be といったあたりです。
曲は、オリジナルが多いですが、Willy Rogers Highway は、ウディ・ガスリー作となっています。(…残念ながら、私は原曲を知りません。)
オリジナルのルート66は、既に廃道となっていますが、マザー・ロードの愛称で、アメリカ人の郷愁を誘う遺産のひとつとなっているようです。
実はこのアルバムには、00年リリースの続編があって、同じくデイヴ・サンガーがプロデュースしているんですが、こちらにはアスリープの演奏や、アスリープのフイドラー、ジェイソン・ロバーツのソロも含んでいて、更にごきげんな1枚になっています。
これは、おまけです。
投稿者:エル・テッチ|01:36
|テキサス・ミュージック