2010年11月17日
サムとデイヴ、再生する魂
またまた懐かしい英エドセル盤LPが出てきました。
リリース時期を見ると84年で、なんとルーファス・トーマス盤と同年です。
このころ、英エドセルは、アトランティックの掘り起こしを行っていたようです。
Side 1
1. Baby Baby Don't Stop Now
2. I Can't Stand Up For Falling Down
3. Born Again
4. My Reason For Living
5. This Is Your World
6. Holdin' On
7. Come On In,
8. When You Steal From Me (You're Only Cheating Yourself)
Side 2
1. I'm Not An Indian Giver
2. Get It
3. Ooh Ooh Ooh
4. Don't Pull Your Love Out
5. Knock It Out The Park*
6. You Easily Excite Me*
7. One Part Love, Two Part Pain
8. Jody Ryder Got Killed
このアルバムは、Sam & Daveの吹き込みの中でも、スタックスとアトランティックの契約が終了した以降の曲を中心にコンパイルしたものになっています。
ただ、録音とリリース時期が違うのでしょうか、ヘイズ、ボーターによるプロデュース曲が散見しています。
タイトル曲のI Can't Stand Up For Falling Downは、スタックスの番号が振られている曲で、エルヴィス・コステロのカバーを先に聴いていましたので、この原曲を始めて聴いたときは驚きました。
ご存知の通り、コステロ盤はアッフ゜・テンポにアレンジされており、このバージョンから原曲をイメージできる人は、まずいないでしょう。
ちなみに、コステロのカバーが出たのは80年のことでした。
原曲は、Sam & Daveの代表的なバラード、「僕のベイビーになにか」に比肩する感動作に仕上がっています。
この曲の伴奏で流れるピアノには、微妙なピッチのふらつきのようなものを感じ、なにか迫りくる不安感と緊張で心を一杯にさせられます。
この曲が、Sam & Daveのオリジナル・アルバムに収録されていなかったため、当時、この編集盤の価値は、とても高かったと思います。
Sam & Daveは、キャッチーで、魅力的なフックを持つ曲を多数吹き込んでいて、初めて聴いたとき、すぐに好きになりました。
しかし、後期のSam & Daveを根拠もなく(まあ、ヘイズ、ポーター作ではないというのが正直な理由ですが…)軽視していた私は、この編集盤を聴いて、改めて2人の魅力に心をからめとられた気がします。
このアルバムの収録曲のいくつかでは、サム・ムーアが、そして驚いたことにはデイヴ・プレイターもまた、サム・クックを連想させるフレージングを披露しています。
わくわくさせるようなリズム・ナンバーや、ガッツあふれるシャウトのやりとりなどが、このコンビの最大の魅力ですが、スローな曲での優しく包み込むような歌声もまた、二人の大きな魅力なのでした。
Born Againでは、二人によるサム・クック・フレイバー溢れる、絶妙のハーモニーを聴く事が出来ます。
Come On Inは、ずーっと後になって、ポール・ヤングがカバーして、鈴木雅之とデュエットしていたのを思い出します。
このアルバムもまた、アーティストをより深く好きになるきっかけを与えてくれた、私にとって大切な1枚です。
リリース時期を見ると84年で、なんとルーファス・トーマス盤と同年です。
このころ、英エドセルは、アトランティックの掘り起こしを行っていたようです。
Can't Stand Up For Falling Down
Sam & Dave
Sam & Dave
Side 1
1. Baby Baby Don't Stop Now
2. I Can't Stand Up For Falling Down
3. Born Again
4. My Reason For Living
5. This Is Your World
6. Holdin' On
7. Come On In,
8. When You Steal From Me (You're Only Cheating Yourself)
Side 2
1. I'm Not An Indian Giver
2. Get It
3. Ooh Ooh Ooh
4. Don't Pull Your Love Out
5. Knock It Out The Park*
6. You Easily Excite Me*
7. One Part Love, Two Part Pain
8. Jody Ryder Got Killed
このアルバムは、Sam & Daveの吹き込みの中でも、スタックスとアトランティックの契約が終了した以降の曲を中心にコンパイルしたものになっています。
ただ、録音とリリース時期が違うのでしょうか、ヘイズ、ボーターによるプロデュース曲が散見しています。
タイトル曲のI Can't Stand Up For Falling Downは、スタックスの番号が振られている曲で、エルヴィス・コステロのカバーを先に聴いていましたので、この原曲を始めて聴いたときは驚きました。
ご存知の通り、コステロ盤はアッフ゜・テンポにアレンジされており、このバージョンから原曲をイメージできる人は、まずいないでしょう。
ちなみに、コステロのカバーが出たのは80年のことでした。
原曲は、Sam & Daveの代表的なバラード、「僕のベイビーになにか」に比肩する感動作に仕上がっています。
この曲の伴奏で流れるピアノには、微妙なピッチのふらつきのようなものを感じ、なにか迫りくる不安感と緊張で心を一杯にさせられます。
この曲が、Sam & Daveのオリジナル・アルバムに収録されていなかったため、当時、この編集盤の価値は、とても高かったと思います。
Sam & Daveは、キャッチーで、魅力的なフックを持つ曲を多数吹き込んでいて、初めて聴いたとき、すぐに好きになりました。
しかし、後期のSam & Daveを根拠もなく(まあ、ヘイズ、ポーター作ではないというのが正直な理由ですが…)軽視していた私は、この編集盤を聴いて、改めて2人の魅力に心をからめとられた気がします。
このアルバムの収録曲のいくつかでは、サム・ムーアが、そして驚いたことにはデイヴ・プレイターもまた、サム・クックを連想させるフレージングを披露しています。
わくわくさせるようなリズム・ナンバーや、ガッツあふれるシャウトのやりとりなどが、このコンビの最大の魅力ですが、スローな曲での優しく包み込むような歌声もまた、二人の大きな魅力なのでした。
Born Againでは、二人によるサム・クック・フレイバー溢れる、絶妙のハーモニーを聴く事が出来ます。
Come On Inは、ずーっと後になって、ポール・ヤングがカバーして、鈴木雅之とデュエットしていたのを思い出します。
このアルバムもまた、アーティストをより深く好きになるきっかけを与えてくれた、私にとって大切な1枚です。