2020年01月05日
今年初釣行も天候に泣かされる
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精進川、堀株川海岸と回り最後は東積丹へ
真冬のショアトラウト釣行は天気との闘いでもある。ようやく時間のできた1月3日に、今年初めての釣行。行先は尻別川河口の精進川海岸。札幌圏でも、早い時期からサクラマスの釣れるポイントとして知られている。
近隣の瀬棚や雷電海岸、ここから北の兜千畳敷でも小型ながら、ポツリポツリとヒットしているとの情報。
ならば精進川海岸でも可能性はあるだろう、と考えての釣行だった。
ところが、夜明け前の海岸は大波が打ち寄せる時化。とても竿の出せる状態ではないと、早々に移動。距離がここから40q近く離れているので何とかなるだろうと、向かった先は堀株川河口海岸。年末に竿の出すことが叶わなかった場所だ。
しかしここも、河口はおろか比較的波の静かな堀株港手前のサーフも3メートルを超す波。大波を越すだけの遠投ができれば、何とか釣りになるだろうが、それには100メートル以上のロングピッチが必要。
ここも波の状態を見ただけですぐに移動。途中で荒波を被る兜千畳敷の様子を見ながら、さらに北に向かう。(この間は釣人の姿は見えず)
最終的に竿が出せたのは東積丹に入ってから。結局、今年初の釣行は余別近辺のいつもの岩礁帯。西積丹とは打って変わって波はほとんどないが、風は強いまま。
近くの砂浜で、すでに2人のアングラーが竿をだしていた。それを横目に、ブロックの上からうねりのある外海にジグを放つ。アメマスが岸寄りしていればすぐに反応するポイントだが、果たして今回はどうだろう。
手先の感覚を研ぎ澄ませて、ルアーをゆっくり引き寄せるが、・・・、2回目・・・、5回目・・・。波打ち際から打ち込んでいるアングラーも苦戦しているようで、アタリの形跡はない。
10回ほどルアーを投じてから、きびなごを餌としたウキ釣りも開始した。ウキ釣りは、アメマスがいればすぐに反応するので、これまでも魚影のセンサーとして用いてきた。ここでアタリがあるようならば、再びルアーに切り替える予定。
その第1投を、20メートルほど先の潮通しの良さそうなポイントに打ち込む。ウキが流れるのを修正しながらアタリを待つこと30分、ようやくウキは波間からゆっくりと消し込んだ。
アタリの様子はいつものアメマスと変わらない。そして結構重量があり暴れる。
これは有に50センチを越えたアメマスだろう、と慎重に引き寄せる。しかし、姿を見せたのは身体に斑模様のあるホッケ。
ところがずう体はビール瓶のような円筒形で、引き上げる寸前まで暴れまくる。そしてその正体は、40センチ2キロ近くのあぶらこ。
この場所であぶらこがヒットするのは初夏から晩秋まで。ルアーでもウキ釣りにも真冬に釣ったことはない。
それだけ海はまだ水温が高いのだろう。
そして残念なことに、足元に置いていた餌のきびなごが強風にあおられて飛んで行ってしまった。これでアメマスの魚影を確認できなくなったために、再びルアーを開始。小一時間ほど粘ったが、やはりアタリはこない。
それでも、サーフにいた2人組は熱心にルアーを打ち込んでいた。
今度は入舸漁港に向かう。ここはアメマスの棲息する入舸川が港内に流れ出るために、川を下ったアメマスがよく溜まるポイント。
条件さえよければ、ヒットする確率が高い。
ところが、強風が吹き荒れていて沖には打ち込むことができない。ただ舟揚場方向は風下にあたり、そこに投入することはできる。
背中から強風に押されながら20回ほどルアーを打ち込んだ、全く反応はない。
仕方なく、初釣行の釣果はあきらめて帰路に就くことに。急に眠気が刺してきたので、途中の美国・小泊海岸で仮眠を取ることにした。
短い砂浜の続く小泊海岸は、波も低くて風も収まっているが、釣人の姿は見えない。
ところが、1時間ほどの仮眠から起きると、いつの間にか3台の車が止まっていた。いずれもアングラーのようで、そのうちの2人組がサーフに歩き出した。
よく見れば、先ほど余別の岩礁帯横の砂浜で竿を出していた2人組。あの場所では釣果がなかったのだろうか。
結局、今年初の釣行は、精進川海岸から堀株川海岸、東積丹の先端とその付け根を回ってあぶらこ1匹という釣果。泣く子と天候には勝てないということか。
後日談だが、翌日の4日に入舸漁港で3匹のアメマスが上がったとの情報。(プロショップかわぐちさんのブログから)
行先は間違いなかったが、タイミングが悪かったようだ。
今年2回目の釣行は、できるだけ天候に影響されない場所に行きたいが、こればかりはどうにもならない。
写真@余別近辺の岩礁帯で竿を出すA今年初の釣果は40センチ、2キロはありそうなあぶらこB強風の吹きすさぶ入舸漁港C波の穏やかな美国小泊海岸にも釣人が入っていた
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