2015年05月13日
サクラを追って、古平川河口
キロロリゾート近辺の余市川上流の状況を見ながら、サクラマスが好調だという古平川河口に向かった。白井川やアメマスの沢川など、余市川上流で流れ込む各支流は、上流域に架かる橋から見ると雪代が収まっておらず、濁流でとても入釣はできそうもない。下流域はともかく、上流域での釣りは今月末か来月初めとなりそうだ。
古平川河口海岸では、「5月に入ってからサクラマスの釣果が高まってきている」との、プロショップかわぐちさんの情報。ここで釣れるのならば、いつもの積丹・余別や来岸、幌武意まで時間をかけて出向かなくてもいい。ただ、情報はあくまでも伝え聞いたもの。実際に見たわけではないので、疑心暗鬼で海岸に降りた。
現地には10時半に到着。時間的に遅いのは確かだが、アングラーは誰もいない。少し拍子抜けして右河口の先端に陣取る。ここは遠浅の砂利底で、所々に海藻が密集しているほか、ゴロタ石の根も点在するという根がかりの多い場所。
水深50センチを目処に立ち込み、はじめにジグミノーを川の流れがブレークする80メートルラインまで遠投。沈むまえにラインのテンションを保ち、表層でリトリーブ。これを何回も繰り返すが、反応は無い。しかし、足元まで引き寄せたジグを追う黒い二つ影。魚はいる。ただ、その後何度もジグを這わせるが、今度は魚が寄り付かなくなった。
ジグミノーに替えて、ミノーを流れに乗せてリトリーブを繰り返すが、やはり反応がない。そうこうしている間に2組のアングラーが海岸に降りて来た。二人ともミノーを使用して、あまり遠投はしない。そして立ち込んだりもしていない。自分にとって、この古平川河口海岸は全くのビギナーで、勝手が分からない。遠投や、立ち込んでのキャスティングは、ここでは行わないのが一般的なのだろうか。
それでも、メタルジグからミノー、しまいにはスプーンまで繰り出して右左と遠投するが、追ってくる魚も見えなくなった。
右河口と比べて、左河口は波がなく穏やかだ。そして、誰も入っていない。右河口の先端を、後から来たアングラーに譲って、今度は橋を渡って左河口に入る。この河口海岸からミノーを投じた時に、10メートルほど沖でライズ。そして、銀色に輝く2匹の魚が右から左に泳いでいるのが見えた。続いて、別の場所で頻繁にライズが起きる。いずれも浅瀬だ。
そのライズに気を取られている内に、先ほどまで陣取っていた右河口で、場所を譲ったアングラーが40センチほどのサクラマスを釣り上げた。あれほど粘って釣れなかったのに、後から来て簡単に上げられた。これも、ビギナーのサクラマス釣りの宿命と割り切ったが、やはりショックは大きい。
この左河口海岸は、右海岸よりも遠浅でその分根がかりが半端ではない。ミノーをライズの起きた場所に投じるが、全く反応してくれない。しばらくして雨が振り出し、遠くで雷が鳴り響く。右河口のアングラーはいつの間にか居なくなった。
30分ほどして晴れ間が現れて、再び右河口に入った。
入釣から4時間が経ち、ようやく50メートル先でアタリがきた。しかし、重いだけで暴れない。それでも、この場所だからサクラマスに間違いないだろう、と引き寄せるとジグにホッケがかかっていた。
つくづくサクラマスには縁がないようだ。海岸の右左に5〜6人のアングラーが入ってきたのを契機に5時間に及ぶ古平川河口海岸での釣りを切り上げた。今年は、もうサクラマスを諦めたほうがいいのかもしれない、と弱気になった。
写真上左:サクラマスが好調、との情報が流れる古平川河口海岸、同右:河口左の海岸では頻繁にライズが起きるが・・・・、同下:28gのジグにきたホッケ。この場所でもサクラマスに見放された
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古平川河口海岸では、「5月に入ってからサクラマスの釣果が高まってきている」との、プロショップかわぐちさんの情報。ここで釣れるのならば、いつもの積丹・余別や来岸、幌武意まで時間をかけて出向かなくてもいい。ただ、情報はあくまでも伝え聞いたもの。実際に見たわけではないので、疑心暗鬼で海岸に降りた。
現地には10時半に到着。時間的に遅いのは確かだが、アングラーは誰もいない。少し拍子抜けして右河口の先端に陣取る。ここは遠浅の砂利底で、所々に海藻が密集しているほか、ゴロタ石の根も点在するという根がかりの多い場所。
水深50センチを目処に立ち込み、はじめにジグミノーを川の流れがブレークする80メートルラインまで遠投。沈むまえにラインのテンションを保ち、表層でリトリーブ。これを何回も繰り返すが、反応は無い。しかし、足元まで引き寄せたジグを追う黒い二つ影。魚はいる。ただ、その後何度もジグを這わせるが、今度は魚が寄り付かなくなった。
ジグミノーに替えて、ミノーを流れに乗せてリトリーブを繰り返すが、やはり反応がない。そうこうしている間に2組のアングラーが海岸に降りて来た。二人ともミノーを使用して、あまり遠投はしない。そして立ち込んだりもしていない。自分にとって、この古平川河口海岸は全くのビギナーで、勝手が分からない。遠投や、立ち込んでのキャスティングは、ここでは行わないのが一般的なのだろうか。
それでも、メタルジグからミノー、しまいにはスプーンまで繰り出して右左と遠投するが、追ってくる魚も見えなくなった。
右河口と比べて、左河口は波がなく穏やかだ。そして、誰も入っていない。右河口の先端を、後から来たアングラーに譲って、今度は橋を渡って左河口に入る。この河口海岸からミノーを投じた時に、10メートルほど沖でライズ。そして、銀色に輝く2匹の魚が右から左に泳いでいるのが見えた。続いて、別の場所で頻繁にライズが起きる。いずれも浅瀬だ。
そのライズに気を取られている内に、先ほどまで陣取っていた右河口で、場所を譲ったアングラーが40センチほどのサクラマスを釣り上げた。あれほど粘って釣れなかったのに、後から来て簡単に上げられた。これも、ビギナーのサクラマス釣りの宿命と割り切ったが、やはりショックは大きい。
この左河口海岸は、右海岸よりも遠浅でその分根がかりが半端ではない。ミノーをライズの起きた場所に投じるが、全く反応してくれない。しばらくして雨が振り出し、遠くで雷が鳴り響く。右河口のアングラーはいつの間にか居なくなった。
30分ほどして晴れ間が現れて、再び右河口に入った。
入釣から4時間が経ち、ようやく50メートル先でアタリがきた。しかし、重いだけで暴れない。それでも、この場所だからサクラマスに間違いないだろう、と引き寄せるとジグにホッケがかかっていた。
つくづくサクラマスには縁がないようだ。海岸の右左に5〜6人のアングラーが入ってきたのを契機に5時間に及ぶ古平川河口海岸での釣りを切り上げた。今年は、もうサクラマスを諦めたほうがいいのかもしれない、と弱気になった。
写真上左:サクラマスが好調、との情報が流れる古平川河口海岸、同右:河口左の海岸では頻繁にライズが起きるが・・・・、同下:28gのジグにきたホッケ。この場所でもサクラマスに見放された
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おっしゃられたとおりです。基本中の基本を忘れていました。
湖の釣りでは、立ちこんでの釣りは、よほどのことがない限り
行わないのに。これはショアも同じですね。
今後、擬餌釣暦45年爺さんの言葉を肝に銘じて釣りに
のぞんでいきます。
これからも、ご指導をお願い申し上げます。
サクラマスに限らず、カラフトマスやサケと言った鮭鱒類は視力・聴覚・嗅覚が敏感で、岸際から15m離れた釣り人の姿が鮮明に見える様です。
よく知床でカラフトマス釣りをしている人達が数珠繋ぎの様になって海に立ち込み、魚がたくさん見えるのに誰も釣れない、と言う場面を見ますが・・・当たり前ですよね。
そして皆が諦めて帰りだし誰も竿を出さなくなった時に私が一人岸から離れてキャストすると入れ食い状態になります。
鮭鱒類は非常に頭が良い魚です。
こちらが騙して釣り上げるつもりが、反対に嘲笑うかの様に『高見の見物』ならぬ『見上げの見物』をしているのです。
あと、リーリング時のリールの振動音やラインのガイドを擦る音、友人同士の会話などをラインを通して聞こえている様です。
これからの『bukki』さんの釣行、必ず大物が釣れる事を楽しみに待っています。
がんばって下さい。