2015年05月16日
春の千歳川上流でウエットフライ
今年も、春まだ浅い時期から千歳川への釣行を重ねた。雪の解けきらない季節でも、鮭の稚魚を狙って活発に捕食活動するブラウントラウトがターゲット。大型ブラウンの実績のあるポイントは、中流域の長都大橋や舞鶴橋、根志越近辺で、烏柵舞橋から上流は春先よりも夏から秋にかけて釣果が高まる。
今回、雪代の影響がほとんどない千歳川の上流で、本格的なドライフライを行うために入釣した。狙いをブラウンに絞っても、禁漁期間に入っているやまめの釣れる確立は高い。当然、釣れたやまめは全てリリースするが、この時期の釣りは後ろめたさが伴う。
初めに入ったのは、100メートルほど上流で川が二股に分かれ、下流で再び合流する枝川。毎年この時期、5メートルほどの幅しかない枝川で、トラウトの活性ぶりを見てきた。
本流の激しい流れとは異なる、穏やかな流れがフライ釣りの練習には丁度よく、手頃な落ち込みや流れ出し、淵が点在している。この時期でも、20〜30センチのブラウンがフライに飛びつくのを何度も経験している。
本流との合流点から遡行を開始。それぞれのポイントに、アップストリームでメイフライを投じるが、全く反応がない。それが、100メートル先の流れ込みの出会いまで続いた。今度は釣り下ってのダウンストリーム。
ドラグのかからない、上流から流し込みではやまめが飛びついた。しかし、まだ活性化には程遠い状況のようだ。結局、この枝川ではチビやまめが3匹ほどフライに反応してくれた。
今度は、紋別川に向かう林道のゲート下に場所を移したこの場所も枝川で、先ほどの三分の一ほどの長さしかない。枝川から本流に向けて遡行。同じくメイフライを打ち込む。小さな魚が反応するが食いつかない。浅瀬から深場に変わる、駆け上がりの上にフライを流すと、フライに飛びつかなかったがこれまでない反応。ならば、ドライからウエットフライで様子を見ることにした。
手にしたのはソフトハックル。本流の流芯目がけてリーチキャスト。そのフライに下流で激しく反応する魚が。手元に引き上げると、先ほどよりも少し大きいやまめ。その後もソフトハックルに反応する。小さなやまめを傷付けないように、一回り大きなウエットフライのグレートセッジに変更。アタリは減ったが、かかるのはすべてやまめ。ブラウンの姿は見えない。
昨年の秋にこの場所で釣れたのは、ほとんどがブラウン。ブラウンとやまめは、棲み分けとともに活動する季節も分かれているようだ。また、烏柵舞橋の横に「ブラウントラウトの密放流禁止」の看板がかかっていた。釣ったブラウンも川に戻さないように、ということらしい。千歳川のブラウンの被害はかなり深刻のようだ。
(この釣行の模様をまとめた動画を、近々youtubeに投稿する予定)
写真上左:千歳川上流で二股に分かれた枝川(左)。流れが緩やかでこの時期にブラウンが釣れる、同右:もうひとつの対岸にある枝川。すぐ隣の本流は夏から秋にかけてブラウンが勢力を増す
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今回、雪代の影響がほとんどない千歳川の上流で、本格的なドライフライを行うために入釣した。狙いをブラウンに絞っても、禁漁期間に入っているやまめの釣れる確立は高い。当然、釣れたやまめは全てリリースするが、この時期の釣りは後ろめたさが伴う。
初めに入ったのは、100メートルほど上流で川が二股に分かれ、下流で再び合流する枝川。毎年この時期、5メートルほどの幅しかない枝川で、トラウトの活性ぶりを見てきた。
本流の激しい流れとは異なる、穏やかな流れがフライ釣りの練習には丁度よく、手頃な落ち込みや流れ出し、淵が点在している。この時期でも、20〜30センチのブラウンがフライに飛びつくのを何度も経験している。
本流との合流点から遡行を開始。それぞれのポイントに、アップストリームでメイフライを投じるが、全く反応がない。それが、100メートル先の流れ込みの出会いまで続いた。今度は釣り下ってのダウンストリーム。
ドラグのかからない、上流から流し込みではやまめが飛びついた。しかし、まだ活性化には程遠い状況のようだ。結局、この枝川ではチビやまめが3匹ほどフライに反応してくれた。
今度は、紋別川に向かう林道のゲート下に場所を移したこの場所も枝川で、先ほどの三分の一ほどの長さしかない。枝川から本流に向けて遡行。同じくメイフライを打ち込む。小さな魚が反応するが食いつかない。浅瀬から深場に変わる、駆け上がりの上にフライを流すと、フライに飛びつかなかったがこれまでない反応。ならば、ドライからウエットフライで様子を見ることにした。
手にしたのはソフトハックル。本流の流芯目がけてリーチキャスト。そのフライに下流で激しく反応する魚が。手元に引き上げると、先ほどよりも少し大きいやまめ。その後もソフトハックルに反応する。小さなやまめを傷付けないように、一回り大きなウエットフライのグレートセッジに変更。アタリは減ったが、かかるのはすべてやまめ。ブラウンの姿は見えない。
昨年の秋にこの場所で釣れたのは、ほとんどがブラウン。ブラウンとやまめは、棲み分けとともに活動する季節も分かれているようだ。また、烏柵舞橋の横に「ブラウントラウトの密放流禁止」の看板がかかっていた。釣ったブラウンも川に戻さないように、ということらしい。千歳川のブラウンの被害はかなり深刻のようだ。
(この釣行の模様をまとめた動画を、近々youtubeに投稿する予定)
写真上左:千歳川上流で二股に分かれた枝川(左)。流れが緩やかでこの時期にブラウンが釣れる、同右:もうひとつの対岸にある枝川。すぐ隣の本流は夏から秋にかけてブラウンが勢力を増す
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千歳川ではブラウン排除の方向に動いているのでしょうか。生態系の問題などいろいろあると思いますが複雑ですね。