2018年11月に日本で公開された『ボヘミアン・ラプソディ』は既に19/04/17にUHD BDが発売済みだったが買い忘れていた。消費増税前に購入しようと思ったら『ボヘミアン・ラプソディ 日本限定アルティメットBOX (3枚組)[4K ULTRA HD+Blu-ray+DVD]』が19/12/11に発売と知った。70年代リアルタイムからのファンとして「ファン必携の超豪華7大特典」を押えておきたいとこちらを購入した。
日本での大ヒットにより幾つかの分析記事を読んでいたので映画に関しての評価は知っている。それでも観終ったらアッという間の135分で「面白かった!」という小並感がまず出てしまった。大ヒット曲誕生の裏側も知ることも出来るから確かに観客数も増える訳だ。
クイーンの大ヒット曲でストーリーが繋がれて語られるという形式は『グレイテスト・ショーマン』を思い出す。フレディの父との葛藤やバイセクシャルの悩みの描き方は浅くあっさり解決してしまった様に見えてしまうのは最近の娯楽映画の傾向なのだろう。
さすがに音質的には文句の付けようも無く低音の迫力もありライヴ・エイドのシーンは大いに盛り上がる。これを聴いてしまうと劇場版総集編『メイドインアビス』の5.1ch音声の寂しいこと。予算の違いが音数に出ている。
映像特典も「ライヴ・エイド完全版(本編未収録2曲追加21分バージョン)」が収録されており満足度は高い。劇場版総集編『メイドインアビス』にもTV版のOPとEDのフルバージョンを5.1ch化して収録するくらいのサービスが欲しかったところだ。そう思うと日本のアニメファンは売り手にとって「チョロイな」と言える顧客だ。(^_^;;
画質はミュージックビデオ的な映像を意識しているのだろう。平均的に明るく4K HDR映像として調整に気を使う必要は無く気楽に観ることが出来る。
来客用デモとしても重宝するパッケージだ。