ASKULのカタログは1200ページ厚さ4cm取扱商品は26万点を超える。このカタログ製作時期は社内に”カタログの壁”と呼ばれる仕切りが作られその中では商品ジャンル担当者が並び岩田社長の写真、コピー、説明書き一字一句の紙面チェックを受ける。岩田社長は”オーラの出るカタログ””3秒で分かる紙面”作りを目指していると語った。
カンブリアを見ていない友人にこの話をしたところ「社長は他にやる仕事あるだろ。商品ジャンル担当者の上司はそんな紙面チェックも出来ないのか!?」とバッサリ切り捨ててくれた。(苦笑)
なるほどそういった見方もあるのかと思いアスクル会社概要を調べてみた。東証一部上場2678従業員数(連結)876名(2011年5月20日現在)の会社社長がカタログ全ページに目を通しているというのはそれが生命線とは言え異色に思える。ベンチャービジネス創業者らしいエピソードで投資家だったら次期幹部達が育っているのか気にしそうだ。
そういえば2012年6月7日 放送『世界中のライフスタイルを変えよ!アマゾン帝国の全貌アマゾン』CEO ジェフ・ベゾス氏も強いリーダーシップで会社の方針を定め顧客主義でアマゾンをここまで大きくした。後発企業がビジネスモデルを真似ようとしても初期インフラ投資に金が掛かるものは、顧客を囲い込み利益を出している先行企業には勝てない。こうして一人勝ちし続けるから強いのだと感心して見ていた。
2012年5月24日放送『会員が急増中「ニコ動」って何だ!?ネット動画に革命!ドワンゴ』代表取締役会長 川上 量生(かわかみ・のぶお)氏もあるインタビューで「回線インフラ投資に金を掛けているから真似されにくい」と語っていた。
アスクルのカタログを見ていると、メモリーカードやデジタル機器専用バッテリー等は国内販売用やメーカー純正品しか扱っておらずアマゾンで出品されている並行輸入品や互換品に比べて非常に高価だ。それでも一定規模の会社の経理部は値段より決まった購入先から決まった手続きと支払方法での購入することを優先するし、在庫品は必ず明日来るからちゃんと商売になるのだろう。(苦笑)
GX1で「パナソニック DMW-BLD10 互換バッテリー」を使用しているが純正品に比べて次の様な品質傾向がある。(苦笑)
1)自然放電が大きく満タンに充電しておいても1か月放置で使えなくなる。再充電すれば問題ない。
2)残量表示1〜2目盛でカメラに入れたままにしておくと翌週には電源が入らなくなっている。(同上)
3)残量表示1目盛からの電圧低下が速いらしく一気に使えなくなる。残り1になったら交換する目安と考えれば良い。
WBSでマザーズに上場した株式会社 エニグモはソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA(バイマ)」の企画・運営という新しいビジネスモデルが投資家に評価されIPO公開価格に対して初値が2.3倍を付けたと報道していた。
このニュースとカンブリア宮殿を見ていて「並行輸入品を中心に扱う企業向け通信販売」といったビジネスモデルは一定の品質保証さえ出来ればデフレと円高の時代の日本に合う商売として成り立つのではないかという気がした。何しろアスクルという優れた先駆者がいるのだから。
【関連リンク】
『カンブリア宮殿 バックナンバー』
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/
『アスクル会社概要』
http://www.askul.co.jp/kaisya/company/g_profile.html
『BUYMA(バイマ)』
http://www.buyma.com/
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