7/18(水)発売されたコミックス『神のみぞ知るセカイ17+18巻セット 画集付き限定版 (特品)』を今日日曜日にやっと宅配便で受け取れたので一気に読んでしまった。期待を裏切らない緊迫感のある物語展開に大満足だ。
15巻:ヴィンテージによりピンチに陥った桂馬達を救ったのは3人目の女神だった。そして桂馬は4人目、5人目の女神攻略に動き出す!
16巻:新地獄に戻っていたハクアは思わぬ濡れ衣を着せられる。一方桂馬は5人目の女神を見つけ出したものの無理が祟り風邪に倒れてしまう!
17巻:最後の女神1人はこの2人のうちどちらかに。だが2人は親友だ。アポロから「あと3日」と告げられた桂馬は舞校祭前夜祭に勝負を掛ける!
18巻:舞校祭第1日目、フラグを整理できない桂馬は最後の1人の攻略に難儀する。その間にヴィンテージ幹部は女神達を捕獲してしまう!といった内容になっている。
15巻までは多少の波風は立ったものの桂馬の攻略ルート通りに話は進んでいた。ところが16巻から想定外の出来事が続き18巻では一気に大ピンチにと文字通り目が離せない内容になっている。思わぬ展開ですっかり作者の巧みなストーリーテリングに騙されたという感覚が心地よい。(笑)
後書きで作者が”「女神編」も19巻でおしまい”と言っているが、ここまで緊張感ある物語を見せられてしまうとこの後の話「旧地獄復活編(?)」がダレないか余計な心配をしてしまうほどだ。(笑)
一方で過去のエピソードの伏線が繋がり何故舞校祭がこんなに盛大に行われるのか?何故女神達が集まっているのかが明らかになる。この大いなる展開に対し達観した主人公に「ムダなルート 追いかけてしまった」と言わせてしまうのが心憎い。風邪を攻略イベントに使ったり、ディアナが「らんま1/2」の”あかね”ぽかったりと良いタイミングで笑いを挟んでくる。
各キャラクターの性格もしっかり物語展開の鍵になっており週刊誌連載の漫画でここまで緻密に設定を作りこめるのかと驚かされてしまう。魔学校首席卒業というハクアは今まで実力を出せていない感があったが決意を新たに大活躍するのもファンにとっては喝采ものだろう。
画集『EVERY LOVELY ANGEL』はコミックスカバーのノートリミング版からCDジャケット、サンデー表紙と少年サンデー連載時のカラーページ、この中にはコミックス19巻収録の話の分まで含まれているサービスぶり。それぞれに若木先生が制作時の状況や作品に関するコメントを付けており大変興味深く読める。カバーはポスターにもなる凝った体裁となっていて、全80ページオールカラーでこの内容なら500円は惜しくない。
そして帯には「新作アニメ[天理編]制作決定!!! 19巻OVA付き限定版10/18(木)ごろ発売予定!!」とある。嬉しい知らせだ。気になる天理のキャストだが、大人しく引っ込み思案という性格を考えると能登麻美子さんか?ツンキャラのディアナとのセットで考えると釘宮理恵さんの1人2役というのも面白そうだ。
一方で「BDではなくDVDだろう」「TVアニメ第3期はないのか?」と残念な考えが浮かんでしまう。こちらは今後公式サイトで発表される続報待ちだ。
【関連リンク】
『神のみぞ知るセカイ』
http://kaminomi.jp/index.html
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