8/31(土)まで利用していなかったチケット3枚の期限切れは勿体ないとPixel 6の「楽天マガジン」アプリに[週刊東洋経済、オーディオアクセサリー、昭和40年男]の3冊をダウンロードした。
「週刊東洋経済 2024/7/13号」の「アニメ・エンタメ帝国の覇者 集英社、講談社、小学館の野望」を読む。IP企画力では集英社が特出しており「エンタメ業界人に聞いた漫画雑誌のランク」でも週刊少年ジャンプが[S+:ヒットが高い確率で期待][S:ヒットが十分に期待]の2択評価しかない。これはアニメ視聴者の感覚と一致している。
一方で[A:ヒットするかは不明][A-:ヒットするかは怪しい]に票が集まった漫画雑誌が4冊もあるのもなかなか厳しい現実だ。まあアニメ化漫画が掲載されただけでも十分Aランク評価になるのか。
集英社、講談社、小学館の出版社の経済誌的な切り口と評価が興味深い。経営戦略が弱い集英社に対しリーダーシップのある社長が率いる講談社が逆転するのではないか、とか若い社長の求心力不足で縦割りの組織の小学館の混乱とか会社組織としての実態が垣間見られて面白い。
「『セクシー田中さん』問題」「『ドラゴンボール』原作者死後利権バトルの行方」といったコラム記事も各社の組織としての弱点が表面に出て来てしまった問題だと分かり腑に落ちる。
KADOKAWAはその3社に比べIP価値最大化モデルを活かせる体制が出来ているというのもまた納得だ。ただアニメ視聴者としてはカドカワのテレビアニメは"粗製濫造"傾向にあるのが勿体ないと感じる。
「昭和40年男 2024年2月号 Vol.83」特集は「アナログで再生(PLAY)する俺たちの音楽」はレコード、カセットテープ、ミニコンポとオーディオブームの懐かしい商品が特集されている。
レコードの凝ったジャケット、各社のカセットテープのシリーズ、昭和のコンポ博と写真とよくぞここまで集めたと感心するばかり。
「80年代人気オーディオ」では週間FM1982年4月のリーダーチョイスが掲載されている。パイオニア、オンキヨー、サンスイ、アカイ、ナカミチ、ダイヤトーンといったブランド名を見るとオーディオブランドの栄枯盛衰を見るようだ。
ソニー、ビクター、トリオはまだ生き残っているがオーディオ事業は利益を生まないから私にとって魅力的な製品を発売していないのが寂しい限りだ。
「昭和のオーディオ事情」の定価598商品が好き発言も激しく同意したい。メーカー間の競争が激しくコンポごとにコスパの良い製品が次々登場した。スピーカーでは特にダイヤトーン、オンキヨー、ビクターがシェア争いを行っていたと記憶する。
「ラジカセの愉しみ」ではラジカセのマルチスピーカー化、ステレオ化、ダブルカセット化、大型化といった進化具合が振り返ることが出来て楽しい。
「オーディオアクセサリー 2024年10月号(194)」は「特別付録AltusレーベルCDサンプラー」付きだ。解説記事「生きたクラシック音楽を届けたい!」を読んだが今回も電子書籍で良さそうだ。
前の2冊を読んだ後で現在のオーディオ雑誌を読むと旧態依然とした評論記事だと思ってしまう。経済誌的な視点で見るとオーディオメーカーは商品が数売れないから価格を上げる必要があり、その結果マーケットも縮小してしまうと言う負のループに入っていると感じる。元気ある商品はイヤホンとDAPくらいか…。
なお今回チケット利用時に閲覧期間は9/6(金)と表示があった。先月ダウンロードした雑誌も1週間しか読めなかったようで今月読もうとするとまたチケットが必要になる。まあ購入したのではないから当然期限はある訳で堂々と1週間立ち読みできる権利と考えると分かり易い。
気に入ったら電子版を購入すればパソコンの大画面で読める様になる。東洋経済では「縦読み漫画・ウェブトゥーン」のビジネスチャンスが解説されていたが、本当に雑誌をスマホで読むのは段組がページで変わることがあるから疲れる。縦読みしたいくらいだ。(^_^;;
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image