出かける準備をしながら聞いていたが、人の生死をマスメディア、特にテレビのニュースやドラマで扱いコンテンツとして消費することへの善し悪しを論じていた。
講義の途中で「この楽曲をお聴き下さい。あるテレビアニメのエンディング曲です。」と紹介があり音楽が流れた。人の生死を扱ったアニメと言えば『デスノート』だと予想したが聞こえてきた歌は「the WORLD/ NIGHTMARE」ではなかった。
楽曲名を思い出せなかったのでShazamで調べると「愛してる/高鈴」と分かった。作品名は『続 夏目友人帳』だ。夏目は大好きな作品だが、さすがに2009年1月放送の第二期ED曲となると13年も経っていて忘れている。(^_^;;
山崎講師は『夏目友人帳』という漫画を紹介し、主人公夏目貴志が祖母夏目レイコの残した友人帳が縁で妖怪たちと出会い妖怪の生き方と最期に関わることになると解説していた。
今や大学講師がサブカルチャーを扱うことは珍しくもないから驚かないが、コミュニケーション論ではなく死生学で夏目を取り上げるとは意外だった。
『夏目友人帳』は人の生死を考える教材として十分役立つと思うと推薦しつつ、一般論として自分が見落としている作品の問題点や人の好みもある。マスメディアの作品を教材として扱う場合は多数の人の意見を聞き、かつ少数意見も尊重することが大切といったことを語っていた。
出かける前の慌ただしい時間に聞くには勿体ない講義だった。
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