参考:「”家畜”それは遺伝子の共進化」
https://www.nhk.jp/p/ts/X4VK5R2LR1/episode/te/WQGG86GXMY/
以前リアルタイムで視聴したが、ホモサピエンス自身も自己家畜化しているという説が刺激的だった。確かに自然環境から切り離された都市は安全で寝床と食料に不自由することは無いホモサピエンスの動物園そのものだと言える。
動物園で飼われている野生動物を自然環境に戻しても生きていけないように都市住民を田舎へ移住させても自給自足生活を営むことは難しいだろう。私も十分家畜化されていると納得する話だった。
番組の最後で”domesticated”を”家畜化”と和訳したのは印象が悪いという指摘があった。若干英語とは意味合いが異なるという話だが、家で育てられたという意味ではやはり自分は家畜だと妙に納得する。
成人して就職すれば社会人として会社で教育され日々の生活の糧として給与をもらっている。会社勤めしている自分のことを自虐的に”社畜”と言うこともあるが、現在人として生きていると家庭か学校・役所・会社といった社会組織に属することになる。”家畜”か”社畜”のどちらかになるしかない。
自信を持って”社畜”と名乗っても良い気がしてくる番組だった。何しろホモサピエンスが”馬車馬”の様に働いたり”給料鳥”に進化したりするのだから。(^_^)
家畜化されると動物は攻撃性が抑えられ白っぽい毛並みになる。これは神経堤細胞の働きらしいという説も興味深い。科学的であり哲学的でもある1本で2度美味しい番組だ。
今回このブログを書いて初めて正しい番組タイトルが『ヒューマニエンス』だと気づいた。ずっと『ヒューマンサイエンス』だと思っていたよ…。(^_^;;
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