近未来の日本、人々はAR用メガネを掛けることでコンピュータ世界のサービスを利用しながら現実を重ねて見て生活していた。そこで起きる不思議な出来事に巻き込まれた少年少女たちの冒険を描いているSFアニメ作品だ。
日経パソコンでも取り上げられるほどコンピュータに詳しい人達にも好評でAR(Augmented Reality:拡張現実)が今ほど話題になっていなかった2007年制作と言うのが驚きのSF設定だ。メガネを掛けている時に手で携帯電話を使う仕草をすることで実際に電話が掛けられると言う描写が話題にもなった。今後のコンピュータ・ユーザーインタフェースのデザインに多少の影響を与えたと聞いている。
今回通常版とは別にバンダイビジュアル オフィシャルショップ「.ANIME(ドットアニメ)」で限定版が発売される。限定版は特典ディスクが1枚追加され、1)NHK特番「電脳コイルスペシャル」、2)パイロットPV(TAF版)、3)NHK特番「電脳コイル総復習」、4)NHK特番「電脳コイル自由研究」、5)「電脳コイルのできるまで」が収録される。どちらを選ぶか悩ましいほどの充実ぶりだ。いや、ファンなら迷わず限定版か。ただ2008年11月放送のNHK BSアニメ夜話「電脳コイル」の回が収録されていないのが残念な点だ。
評判を聞いて何度か全話見ようと努力したが私個人的にはどうしても魅力が感じられない作品だった。鼻が上を向いているキャラクターデザインが可愛く無いし女性キャラクターが皆同じ顔をしていて見分けが付き難い。何しろ全員AR用メガネを掛けているものだから一層似てしまう。逆に萌え要素が無いので一般人には見易いアニメとなり正しく内容が評価されたのだろう。
音声も5.1chサラウンドに強化されているし、これを機会に一気に観直すと自分の中での評価が変わるかもしれない。
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