企画時には2期放送終了後スピンオフ作品を続けて放送しシリーズを盛り上げようと考えていたのではないかと思われるアニメが2本ある。今期同時放送されている『はたらく細胞!!』と『はたらく細胞BLACK』だ。
私はNHKスペシャル『人体』シリーズが好きなので人体を構成する細胞を擬人化した『はたらく細胞!』は面白く視聴した。ただこの医学的な内容の作品がアニメファンの間で話題になり人気が出るとは予想していなかった。
1期を視聴していて思ったことがある。話を作る為なのは分かるがこれら細胞の主人である人間はかなりのドジっ子属性だということだ。切り傷は作るし、熱中症にはなるし、食中毒で寄生虫に感染するし、最後には大怪我で出血ショックを起こし輸血までされる始末。不幸体質過ぎるだろうとツッコみを入れたくなる。
自転車で転倒し額にたんこぶを作った私が言えることではないのだが、2期では早速打撲で内出血を起こしたんこぶを作っている。(^_^;;
この勢いではそのうち骨折から臓器移植まで経験してしまいそうだ。
大人版のスピンオフ『はたらく細胞BLACK』はタイトルから不摂生をしている人間の体内で何が起きているかを描いているのだろうと予想していたら、案の定ストレス過多な人間の細胞の苦労話となっている。
1/19(火)放送は1時間スペシャルで第3話「興奮、膨張、虚無。」第4話「最前線、淋菌、葛藤。」の2本立てだった。たまたまEPGを見て気付いたから良かったが毎週予約のまま放置していたら録画されていなかったかもしれない。
参考:「はたらく細胞BLACK」1時間スペシャル放送が決定 3、4話をまとめて楽しめる特別回
https://anime.eiga.com/news/112722/
主人公はストレスと性欲解消の為に風俗へ行くが、ED状態だったのでバイアグラを服用し事をなす。この結果淋病に感染してしまい抗生物質を飲み完治した、ということを体内細胞の視点で描いた話で、確かに2本立てで観たくなる。まったく不健康な男性だと呆れるエピソードだ。
『はたらく細胞!』を観ていて細胞にも寿命はあるし、死ぬのにこの点は描かないのかと思っていたら『BLACK』ではしっかり取り上げていて納得した話だった。
原作『BLACK』の最終回ではこの主人公が病死するのではないかと思うようなシビアなストーリー展開に期待だ。
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