今朝4/12(木)7:28頃東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)梅島駅で人身事故があり電車が90分ほど止まった。ちょうど私の乗っていた急行車両がせんげん台駅に着いた時でそのまま8:45頃まで止まってしまい会社に遅刻した。
警察の現場検証が終わり各駅停車として運行を開始して新越谷駅まで着き回送になるとのことで一度降ろされたが、9時に本格的に動き出したらやはり急行として再運行するとのことでまた乗車することになった。90分間つり革に捕まりずーっと立っていたので足が棒のようになり疲れてしまった。(苦笑)
まあこのことは不幸な事故なので致し方無いが遅刻の理由を上司に報告する際に「遅延証明書」を印刷しておこうと昼休みに東武鉄道ホームページの「東武伊勢崎線 遅延証明書」を見たら”2012年4月12日(木曜日)10時以降”のものしかない。
http://railway.tobu.co.jp/delay/detail/1/2012-04-12/2.html
「酷い手抜きだ。これでは遅刻理由の証明にならないだろうが!」と呆れて苦情の電話でも入れた人が多かったのだろう。この記事を書くため夜に再度見たら「4月12日(木)東武スカイツリーライン(伊勢崎線) 始発〜10時までの遅延証明書はこちらをご覧ください。」と別リンクが作られていた。何故「始発〜10時」に追加しないのか不思議なシステムだ。(苦笑)
http://railway.tobu.co.jp/delay/detail/1/2012-04-12/1.html
電車が止まっていた間は色々とツイッター上に呟きが上がっていたらしい。私は90分間じっくりとモーサテとWBSを見ていたのだが常々人身事故に関して3点ほど疑問があったので調べてみた。
Q1:「どうして人身事故のニュースは詳しく報道されないの?」
同じ電車の人身事故でも事件性のあるものだと被害者の名前や事故原因など詳しく報道される。ところが今日の事故だと下記の様に実に簡単な内容で終わってしまう。
『東武スカイツリーライン一時運転見合わせ 人身事故で』
http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY201204120115.html
これで自殺だったのかと推測する訳だが何故こんなにシンプルなのか。その答えはウィキペディアにあった。
『自殺を予防する自殺事例報道のあり方』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E6%AE%BA%E3%82%92%E4%BA%88%E9%98%B2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%87%AA%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8A%E6%96%B9
Q2:「事故の詳細を知る権利があると思うけど?」
人身事故で迷惑を被ったのだからその詳細を知る権利があるのではないかとも考えた。ところが自殺報道には『ウェルテル効果』があるとのことだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%AB%E5%8A%B9%E6%9E%9C
そういえば「孤独死」報道に関しても同じ影響があるのではないかという記事があった。
『なぜ「孤独死」が増えているのか? 減らす方法はある』
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1204/03/news008.html
社会的な影響を考慮すると今の内容でも仕方ないと理解した。また残された遺族の人権を守る為の配慮もあるのではないかと推測する。
Q3:「電車飛び込み自殺の損害賠償額はおいくら?」
「電車を止めて鉄道会社に損失を与えたのだから高額の損害賠償請求書が遺族に届く」という誠しやかな噂話がある。それは事実なのだろうか。この記事を読むと予想していたより良心的な請求額に思えるが実際の経済的な損失はこれで済まないのは確かだろう。
『人身事故という名の「電車飛び込み自殺」 「遺族に1億円請求」は都市伝説か』
http://www.j-cast.com/2008/08/14025166.html?p=all
プラットホームにホームドア(スクリーンドア)を設置すれば防げる人身事故なので、鉄道会社は経費的に厳しいとしても積極的に導入して欲しいものだ。
【12/11/06(火)】 誤字を修正しました。
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