もう10月号が発売されているが、まだ買って来ていないので9月号を読んで私的に興味深かった記事は以下の通りだ。
P13:UHDブルーレイ事始
UHD BDのリファレンスとなりうる高画質『レヴェナント:蘇りし者』の視聴会レポートが面白い。HDR時代にハイゲイン・スクリーンが改めて注目されると言う評価を読むと、私が3D用に買ったビーズスクリーンがまだまだ役立つとは有難い。
DLA-X750Rで観るとリアリティのある厳しい寒さが、VPL-VW515ではウォームトーンに変わりに秩父辺りのキャンプに見えるとの評価には笑ってしまった。
パナソニックDMP-UB90をDLA-X75Rで視聴するレポートも興味深い。既定値だとBDとUHD BDが”同じ絵”が出るそうだ。「ダイナミックレンジ変換調整」機能で”HDR風”に上映出来るようになったということで、もしも私がUHD BDプレーヤーを購入したらお世話になりそうだ。
P45の「UHDブルーレイ リリースタイトル一覧」は米国と日本の発売日に加え収録音声と映像マスターが記載されているので気になるソフトの仕様を確認するのに便利だ。
P49:秋の新製品速報 vol.1
EPSON EH-TW8300Wは4Kエンハンスメントテクノロジー搭載の4K&HDR対応モデルだ。40万円を切る価格でUHD BDが楽しめるプロジェクターは現在このモデルしかないのだから魅力的だ。ただオートはあるもののソフトのダイナミックレンジに応じて4種類のHDRモードを切り替えると言うのは新規格黎明期にありそうな話だ。
ミドルクラスの4K対応モデルは4Kエンハンスメントで、ハイエンドはリアル4Kパネル搭載とクラス分けが進みそうだ。
欧米ではレシーバーのニーズが高いと聞くからパイオニアSC-LX901に初めてAM/FMチューナーが内蔵されたのはONKYOとの共同開発の成果と言うことだろう。
ヤマハRX-A3060は64ビット演算にシネマDSP HD3とオブジェクトオーディオの掛け合わせが注目のモデルだ。パワーアンプは9chそのままなのが残念なところ。
P62:独占公開!11chアンプ内蔵デノン新AVセンターin白河ワークス
11chアナログアンプ搭載のAVR-X6300H発表前の視聴レポートだ。アナログで11ch搭載とは挑戦的だと思ってしまう。しかもフラグシップのAVR-X7200WAはすぐにモデルチェンジしないと公言したものだから下位モデルに搭載するという下剋上になっている。2社のモデル構成に影響を与える程昨年のヤマハCX-A5100は大ヒットしたのだろう。
他にも「P90:0円でもできるオーディオグレードアップ大作戦」や「P86:徹底試聴モニターオーディオの新型プラチナムシリーズ」といった記事の読み応えがあった9月号だ。
さて10月号も買ってこなくては。
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