3D盤の音声はDTS-HD MAのみ、2D盤がドルビーアトモスとなっているので、まず2D盤を視聴した。
ピクセル
1982年NASAは全米アーケードゲーム大会の記録映像と一緒に友好メッセージを乗せて宇宙に向けて発信した。33年後、それを宣戦布告と勘違いした宇宙人はゲームキャラを使い地球に攻撃を仕掛けてきた。それに立ち向かうのは昔ゲームオタクだった中年オヤジ達だった…というストーリー。
予告映像を観た時から80年代アーケードゲームをプレイした人達には感涙ものの映画だと思っていたが、実際観てみると『ゴーストバスターズ』的なノリで話は進み、出てくるゲームを知っていれば知っているほど楽しめるマニアックな内容だ。
何より2Dドットゲームキャラをわざわざ3D CGで作り込んでいる手間の掛け方が嬉しい。Minecraftを連想させる造形だ。そう言えば2/14(日)から放送開始となった『動物戦隊ジュウオウジャー』の武器やロボットのデザインが立方体から成っていて小学生の間でマインクラフトが流行しているのを取り込んでいるのかと感心したが、『PIXELS』の影響もありそうだ。
「ギャラガ」「パックマン」「スペースインベーダー」「ドンキーコング」は勿論プレイしたことはあるが「レディ・リサ」「Qバード」「センチピード」は知らなかったので本当の面白さが分からないのは悔しい。
パックマンの生みの親岩谷教授がニューヨークで暴れるパックマンを「私はお前の父親だ」と説得しようとして左手を食われてしまうシーンは『SW帝国の逆襲』のパロディとなっていて思わず大爆笑。この他笑えるシーンが色々と散りばめられている。
ワシントンDCでの最終決戦はゲームキャラのオンパレードでお祭りの様。マリオも飛び跳ねているし、何故かスマーフがやられキャラとして登場しておりこれは楽しいシーンだ。アトモスだと部屋中がピコピコ音で包まれてゲームの世界に入り込んだような感覚が味わえる。敵キャラは上空から襲来するのでアトモスが活用されている。
ソニーピクチャーズの映画だけに、冒頭ソニーの85インチの4K 3D液晶テレビ、7.1chサラウンドシステムとPS4を設置するシーンがあったり、インドを襲来する「アルカノイド」を見て録画する青年が使っているスマホがXperiaだったりとソニー製品を探す楽しみもある。
楽曲として「サレンダー/チープトリック」が使われているのは80年代のヒット曲ということだけではなくゲームの裏技、チート行為に引っかけていると想像出来るし、80年代ポップカルチャーを知っているとより深く楽しめる映画だ。
色鮮やかなゲームキャラが画面せましと大暴れするので次は3D盤で観るのが楽しみだ。
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