発表されたばかりのFOSTEX GX102とGX103を聴こうと09/11/14(土)私は富士ソフト アキバプラザ会場5階F5-8フォステクス・ブースに向かった。少し広めの部屋の正面にはFOSTEX GX102、GX103とG2000がセッティングされていた。
これらのスピーカーを鳴らす機器の型番は良くは見えなかったがデザインから以下の通りと推測した。
SA-CD PLAYER:DP-700(税込1,155,000円)
STEREO PREAMPLIFIER:C-2810(税込1,207,500円)
STEREO POWER AMPLIFIER:A-60(税込997,500円)
アキュフェーズのハイエンド製品で固めてスピーカー性能を十二分に発揮させることを目指しているのは分かったが組み合わせるスピーカーとの余りの価格のアンバランスさに笑ってしまった。
GX102(1台税込86,100円)、そしてGX103(1台税込143,850円)を聴き、最後にアクティブ・サブウーハーCW200A(税込44,940円)を追加しての試聴となった。GX102とGX103は価格を考えれば、その値段を感じさせず良く鳴っていると思った。ハイエンドモデルはここまでスピーカーの実力を引き出せるものだとアンプの方に感心してしまうくらいだった。(笑)
しかし暫く聴いていると不満が出てきた。分解能が悪い。音が解れず団子状態になっている。定位も甘い。残念ながらこういった点ではコストの差が出てしまう。皮肉なことにいくらプレーヤーやアンプにお金を掛けても音の出口のスピーカー性能以上の音質は出せないという証明になってしまった。ある意味で勉強になった組み合わせだ。
このままG2000(1台税込630,000円)の出番はないのかと残念に思っていたら最後に1曲フィンランディアを掛けてくれた。大型フロアスピーカーのスケールのある音に解像度の高さと定位の良さ。さすがS-1EXのライバルモデルだけあると感心した。やはりハイエンド機器にはこのクラスのスピーカーを使いたいと思わせる説得力のある音だった。もっと聴いていたいと思ったがこれで時間切れ終了となった。
さて今年のフォステクスは「音展2011」ではアクティブスピーカーやヘッドホンなどを展示するとのことだ。「2011東京インターナショナルオーディオショウ」では何を聴かせてくれるのだろうか。楽しみだ。
[カテゴリ]を変更しました。(11/11/20)
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