「2010東京インターナショナルオーディオショウ」は去年の11月5日(金)から7日(日)まで東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された。発表されたばかりのAKURATE DS/Kの試聴が出来るということで6日(土)はリンジャパン・ブースに向かった。ちょうど評論家によるイベントがあったので広いブースに設けられた席は既に全て埋まっていた。さすがネットワークオーディオの開拓メーカーだけに人気と注目度が高いと感心した。
試聴機器は以下の通り。
プレーヤー:AKURATE DS/K、SONDEK LP12
プリアンプ:KLIMAX KONTROL SE
パワーアンプ:KLIMAX TWIN
スピーカー:AKURATE 242 SE/1
オールLINNの組み合わせで聴くのは今回が初めてだ。リンには熱心なファンがいることは知っていたし評価の高さも知っていたので曲が掛かるのを期待して待った。イベントの前半はDSハイレゾ音源を、後半はアナログ音源を1時間掛けてたっぷり聴かせてもらえた。
その音はまったくをもって見事なもの。オーディオ再生と音楽性が高度な次元で融合しておりどんなジャンルの音楽でも楽しく聴けた。このままセットでお持ち帰りしたいと思う程惚れ込んでしまった。このシンプルなデザインとコンパクトなサイズでこの音が出れば文句ないだろう。軽くて設置し易いのも魅力だ。唯一の問題は価格だ。日本のサポート料金込みとはいえ円高の今では本国との価格差が気になる所だ。
HR音源では現代音楽風のフュージョンが掛かったが、逆位相で録音されている楽器の音が広いブースの空中を漂い一瞬「サラウンド・スピーカーがあるのか?」と周囲を見回してしまうほどの広がりだった。音楽漫画の絵で表現される音符が空中を舞う感じというものを実際に味わった一瞬だ。ここまで見事に再生出来ると言うことはスピーカーの分解能の高さと定位の良さに加えて、パワーアンプのスピーカー制御力の高さ、プリアンプのノイズフロアの低さ、プレーヤーの周波数特性の良さ等、オーディオ性能の高さがあるからだろう。
普通の2chステレオのソースになればちゃんとスピーカー前面にステレオ・イメージが広がる。ソースの録音状態が分かるモニター的な点もありながら聴いているのが素直に楽しいと感じられる音楽性の高さはまるで魔法の様だ。
ブラックディスク(LP)ではスクラッチノイズ等は気にならずもうひとつの高音質音源としての魅力を再確認させられた。大いに楽しめたので7日(日)もまたリンジャパン・ブースへ行って1時間楽しんできてしまう程だった。(笑)
記事は以下の通り。
http://www.phileweb.com/news/audio/201011/05/10426.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20101105_404909.html[カテゴリ]を変更しました。(11/11/20)
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