9月下旬発売予定のSC-LX88は税抜33.5万円とSC-LX78は税抜25万円となっている。前モデルのSC-LX87が税抜33.3万円、SC-LX77が税抜24.8万円だったのでほぼ同価格だ。機能を強化、音質を向上させても値上げが出来ないとはAVアンプ市場の競争は厳しい。
2モデル共通の新機能は次の3点だ。
1)4K/60p対応HDMI装備(4:4:4伝送可能)
2)MCACC Pro搭載
3)Dolby Atmos対応(ファームウェアアップデート)
SC-LX88固有の機能は以下の通り。
1)USB DAC機能搭載
2)低磁束ノイズ電源トランス採用
SC-LX88が11chパワーアンプを搭載して1台で7.2.4構成が出来たら良いと期待していたので相変わらず9chなのはちょっと残念だが、予想通りの機能強化でまあ納得。ところがヤマハに続きパイオニアもHDCP 2.2非対応ということが分かり、落胆してしまった。
各社からこれだけ新製品が発表されているのにHDCP 2.2対応モデルはオンキヨーしか選択肢がないのでは寂し過ぎる。HiVi 9月号P.21によるとSONYは年内のアトモス対応AVアンプの発売予定はないとのことで期待出来ない。残るはマランツだけだ。
逆にここまで各社が対応しないのにはコストや技術的な理由以外の何かがあるのかもしれない。例えばHDCP 2.2の次期バージョンが予定されているとか、4KチューナーはHDCP 2.2対応でなくても良いとなったとか色々と想像してしまう。(苦笑)
各社9月下旬を発売日のターゲットとしているのは、この時期までにDolby Atmosの正式発表があるのだろう。HiVi9月号P.20によるとソフト権利者との合意が遅れているらしいので、実は9月に出荷されるモデルは既にドルビーアトモスに対応しているが機能がオフになっている、ファームウェアのアップデートはそれをオンにするだけ等と言う展開もありそうだ。(笑)
SC-LX90ユーザーとしてAVアンプ買替の絶好の機会と今年の新モデルに期待していたが予想外のHDCP 2.2非対応で購入意欲が削がれてしまった。まずはオンキヨーAVアンプの視聴を重点的に行うようにしよう。
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