RX-A3040は9月下旬発売予定税抜25万円とRX-A2040は9月中旬発売予定税抜18万円となっている。前モデルのRX-A3030が税抜27万円、RX-A2030が税抜19万円だったのでそれぞれ2万円、1万円安い。機能を強化して価格も下げているのだから恐るべき企業努力だ。それほどAVアンプの市場が縮小しているのだろうか。
2モデル共通の新機能は次の4点だ。
1)4K/60p対応HDMI装備(ファームウェア更新によりRGB、YCbCr 4:4:4、YCbCr 4:2:2にも対応予定)
2)Wi-Fi内蔵
3)Dolby Atmos対応(ファームウェア対応)
4)ネットワークオーディオ機能Apple Lossless96kHz/24bit再生対応
RX-A3040固有の機能は以下の通り。
1)シネマDSP HD3(エイチディ キュービック)搭載
2)11.2chプリアウト装備
3)YPAO 3D測定によるシネマDSP HD3の再現性アップ
RX-A30x0シリーズは毎年大商談会で視聴しているので今年の新モデルに期待していたところ予想通りの機能強化で私的にポイントは高い。ところがHDCP 2.2非対応ということが分かり、私の購入候補リストから落とすことにした。
大商談会で毎回ヤマハブースにおいて講演を行っている麻倉先生はヤマハAVセンターDSP-Z11の愛用者(HiVi 2014年8月号 P47に掲載)。”近い将来、何らかの方法で音声も出せるようにする予定”と言っているのでこれはてっきりRX-A3040 HDCP 2.2対応のリークだと思っていた。それだけに非対応とは驚いた。
「HOME THEATER JAPAN 2014 SUMMER」でも使用されていたONKYO TX-NR838はHDCP 2.2対応だが、音の傾向からヤマハが好きな人がオンキヨーを選ぶとは考えにくい。搭載しているDACもESS製とTI/バーブラウン製と異なる。
このままでは麻倉先生は4KレコーダーTU-UD1000で録画したネイティブ4K番組を音声なしのままで観続けるしかない。先生がAVセンター選定をどうするのか気になるヤマハの新製品発表となった。(苦笑)
もっともヤマハにはAVプリアンプCX-A5000がある。このバージョンアップモデルA5010(?)がアトモス&HDCP 2.2対応で「HOME THEATER JAPAN 2014 WINTER」開催前には登場する、と勝手に想像している。(笑)
現在アトモス対応がファームウェア更新というモデルしか発表されていないので実際どの程度まで機能が追加されるのか不明のままだ。更新後に仕様が確定してから購入を検討した方が良さそうだ。(汗)
【関連リンク】
『ヤマハ AVレシーバー RX-A3040 RX-A2040』
http://jp.yamaha.com/news_release/2014/14082001.html
【14/08/23(土)22:30追記】
コメントありがとうございます。ご指摘の通りオンキヨーの2014年発売のAVアンプはHDCP 2.2に対応しています。その点を踏まえ追記しました。
【14/08/24(日)19:30追記】
同一IPから名前を変えての投稿がありましたので「禁止IPに追加」の上、削除させて頂きました。
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これから出るであろう、ハイエンド機も対応します。