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今回は、問題事案いわゆるトラブルの
扱い方について、持論を交え語ります。
トラブルの扱い方が下手な上司や
組織からは、離れた方がいいのかも
しれません。
警備に限らず、仕事をする上で
トラブルは避けられません。
トラブルに対し、報告書を求め
対策を行う。どこの組織でも
そうでしょう。
しかし、根本的な解決に至ったのは
レアケースではないのか。
多くは、対処療法よろしく当面の
対応策で幕を引きます。
生命や財産を守るセキュリティーの
仕事では、根本的な解決を図るのが
ベストです。
しかし、それを実現するリソース
(人・物・金&時間)はどこにある
のか。
根本的な解決を図るのは最終ゴールと
しても、そのほとんどが発展途上にある。
中途半端ですが、これが現実でしょう。
上記を踏まえると、問題事案は解決する
のではなく、眠らせておくもの。これが
僕の持論です。
眠らせた状態で、業務を回していく。
これが最適解ではないか。爆弾を
抱えていても爆発しなければいい。
但しこれ、ある条件で蒸し返すが如く
表に現れてきたりします。全く同じ
事案でなくても、その類で。
その条件とは、組織のエントロピー増大。
エントロピーとは、熱力学の概念で
簡単にいうと、ざわつき。
組織のエントロピー増大の原因は、
人間関係の葛藤。
人間関係の葛藤がエスカレートすると
エントロピーが増大します。
それが、眠っていた問題事案を起こす
引き金となる。
海底に眠っていた有害細菌が、海水温の
上昇で活性化するのに似ています。
それゆえ、チームの人間関係には配慮
しないといけない。
以前、施設警備のクライアントであった
AL〇OK出身の職員さんは、仲のいい
者同士で、警備隊を組織せよと助言。
仲の悪い者で警備隊を組織すると、
最悪殴り合いのケンカになるから。
これが理由でした。
そうなると、他人の生命や財産を守る
どころではありませんね。
それ以外にも、不祥事や大きなミスを
犯した隊員を、警備隊から異動させる
人事があります。
これは、クライアント側に対し
懲罰的人事を行いました、と示す
ケジメでもありますが
問題ある隊員を放置しておくと、
別の事案を引き寄せてしまうことが
経験則で分かっている。
いわゆる、眠っていた事案を起こして
しまうから。
これができないとどうなるか。
過去記事「お前たち、仕事をできなく
してやる」のように禍根が残ります。
クライアント側から見限られるような
不祥事を起こす警備隊は、人材の浄化が
うまくいっていない。
合わない人でも我慢して付き合え。
これが仕事だ、という意見もあります。
しかし、生命や財産を守る仕事で
不祥事を起こせばどうなるか。その
ハレーション(波及)は計り知れない。
故に人間関係、特にチームの和に
配慮する人事を行わない組織は、
黄信号。
組織のエントロピー増大が、何を
引き寄せるかという、想像力が
足りない。
隊員の名簿にお互い矢印を引き、
✕印をつけた隊員同士は
現場で組ませられない。
交通誘導警備でしたが、そんな配慮を
行っている会社もあるのです。
最後に、トラブルを引き寄せる隊員の
特徴みたいなものを挙げていきます。
言っている事が正しくても、積極的に
行動していても、その言動に生産性が
ない、むしろマイナスか。
過去記事「ゼークトの組織論」で
言うところの、無能な働き者が
それに当たるかと観ています。
彼らは口が立ち要領もいいが、他責で
無軌道な批判が目立ち、成果を出した
ようでも、トラブルも呼び込んできます。
これが、眠っている事案を起こす
元凶ではないかと。自らの正論に
酔い、角を立てている自覚がない。
問題事案を上手に眠らせたまま、業務を
回すことのできる人。そんな人がいなく
なると、問題噴出で組織がガタガタに。
要は使う側に、人を見るセンスが
あるかどうかなのです。
センスのない組織は、いずれ
生産性の高い人に、見限られます。
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