2024年12月09日
起死回生の禁じ手(面接編)
転職の際、面接で地雷を踏まないか
試すような質問を見つけました。
今回語るのは、面接における
起死回生の禁じ手とは?です。
ある経営者の方が、以下のように語って
いました。
採用する時に、あなたの嫌いな人はいますか?
って質問をしてみると面白いことが起こる。
真面目で向上心がある人は、ここであまり
ネガティブなことを言わない。
だけど、問題がある奴に限って、前職の
上司の悪口とかを言いまくったりする。
採用したらダメなやつを炙り出す質問。
前職の悪口を言うやつは絶対に採用したら
ダメ。そういうやつは基本的に他責思考。
同じことをやられる。だからこそ、
あえて面接では前職の悪口を
あの手この手で聞き出すんだよ。
というものでした。対人関係のリトマス
試験紙か。
過去記事で、自分がお世話になった人や
組織の悪口はNGと言いました。
面接においては、言うに及ばず。
それでも、ブラック企業だったら
どうすればいいのでしょうか。
警備業界にも少なくありません。
警備業界の実態を知らない面接官だと、
何を言ってるんだコイツと思われ、
お祈りメールコースでしょう。
採用担当者は、職場仲間になる前に
あることを担保したい。
それは長く働いてくれるかという安心感。
短期間で離職されると、責任を問われる。
または、問題のある人を採用してしまい
それが原因で、他の人がやめてしまう。
このリスクをどれだけ薄めるか。
共通しているのは「他責」であること。
冒頭の質問は、他責フィルターでも
あった。
僕らは所詮雇われだから、いくらでも
他責にすることは可能ですが、それを
面接で晒してしまうのは、NG。
とは言え、一発逆転を狙う劇薬的な
使い方も可能です。あまりお勧めは
できませんが。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
で会社に辞表を提出した後、臨んだ面接。
カテゴリの最後の記事です。
児童福祉施設の守衛的仕事で事実上、
警備業界いやビルメン業界脱出をかけた
天王山でした。
そこで履歴書について突っ込まれる。
ブラック企業を三か月ちょっとで
辞めたことや
当時在籍の会社も、1年弱で辞める事に
ついて。
コイツは仕事が仕事が続かないんじゃ
ないか。そう思われても仕方ない。
こうなれば、本音を出すしかありません。
このまま取り繕っても、不採用が見えて
います。起死回生の禁じ手です。
「言いにくい事ですが」と前置きして
これまで僕が受けた理不尽な扱いを
赤裸々に話しました。
そんな中でも、責任ある業務遂行は
怠らなかったことも添えて。会社が
ブラックでなければ、続いていた。
結果、僕は採用されたのです。
勝因は何でしょうか。
2つ考えられます。
一つは、言いにくい事ですがと
前置きしたこと。社会常識としては
NGですが、ということです。
もう一つは、これまで受けた理不尽に
対して、聞く耳を持ってもらったこと。
加えて警備業界での、責任ある業務遂行を
認めてもらった。
ちなみに求人票には、仕事内容に
警備業務と書いてありました。
これとのマッチングもあった。
面接の流れの中で、このままでは
不採用になることが見えているなら、
起死回生の策として本音を使う。
世の中、本音と建前でできていて
面接もその限りではありません。
建前を上手く取り繕う運用ができるか。
面接する方も、分かり切っています。
建前を運用しても、埒があかないと
悟ったならば、どうせ不採用になるなら
本音を出せ。そんな状況です。
僕の場合は、のるかそるかの賭けをして
WINしました。ただ、再現性があるかと
言われれば、おぼつかない。
それでも、最後の手段として知っておく
価値くらいはあるでしょう。
本音の劇薬的使い方。
最後に言えるのは、本音を出して成功
できたのは、理不尽極まる状況でも、
責任をもって業務遂行してきたから。
真剣勝負をしてきたというプロセスが
あったこそ、本音が相手に刺さったに
違いありません。
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