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2020年11月24日

余裕ある撤退を阻むもの

僕は、ブラック企業は心身を損なる前に
辞めるべき、と考えています。



言い換えれば、余裕ある撤退。
次のことを考えたらそれがベスト。



頑張って頑張っても、際限なく絞り取る
戦略がブラック企業にあります。



それならば、余裕にあるうちにこちらも
戦略的に動くべきではありませんか。



以上が僕の意見なのですが、今回記事は
警備が抱える独特の背景に考察します。



警備員辞めたって?そんな楽な仕事を。
そんな偏見が渦巻く現実。



仕事が続かないのは、根性がないといった
精神論も未だに根強くありますね。



このような世間的呪縛が、ブラック企業の
被害を深刻にしている背景と観ます。



昔(昭和〜平成前期)は、一つの会社で
一つの仕事、が常識でした。



使えない社員になってしまっても、窓際族
といった形で、定年まで居れたのです。



転職は難しいけれど、簡単には辞めさせられ
ないといった環境でした。



会社にしがみついていれば、年功賃金・終身
雇用の恩恵があり、ボーナスや退職金も。



そんな環境から見れば、すぐ辞めるのは根性
の無い奴、と言ったレッテルを貼りたくなる。
昭和時代のレガシー。



ブラック企業で虐待される人たちにとって、
転職とは命の問題なのです。他人事だから
軽く見られがちですが。



加えて警備は拘束時間が長く、ギリギリ堅気
の仕事だから性質が悪い。辞めるのにも多くの
労力を必要とするのです。



楽をしていると批判するのなら、仕事もせず
他人の批判ばっかりしている隊員にするべき。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社で実際あった事です。



上記のようなブラック隊員ほど、辞めずに最後
まで残ったりします。辞めるのは責任を持って
頑張ることを搾取される側。



いや、辞める事も考えの及ばない状況に
追い込まれ、心身を損ねドロップアウト
していく悲劇・・・



もう、くだらない旧態依然とした世間体
などどうでもいい。



大事なのは、自分の健康(幸せ)です。
滅私奉公が好きな人は仕事が最優先
なのでしょうが・・・



辞めるなら、余裕を持ってというのが
今回の結論なのですが、最後にもう一つ
付け加えたいことがあります。



余裕を持って辞めるのは、簡単ではありません。
ブラック企業に勤めているならなおさら。
旧態依然とした世間体もあります。



だからこそ、リセットの戦略も視野に入れ
ましょう。



具体的には、退職後に職業訓練に行く事を
計画し、事前に調べるなど。



もちろん次の仕事を決めてから辞めるのに
越したことはありません。



しかし、一旦リセットを行うのは再出発する
のに効果的だと思いませんか。



少なからず受けた前職のダメージを回復する。
心ささくれ立ったまま、転職活動をしても
結果は見えています。



荒波に揉まれた人ほど、凪の状態でいる事が
必要と考えるのです。



凪の状態で、自分の職歴を冷静に振り返り
棚卸しをして、次に備えましょう。



もう会社の言いなりになって定年を迎える
時代ではありません。仕事とは自分にとって
「幸せ」を実現する手段に過ぎないのです。

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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