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2020年11月26日

楽しい仕事はしんどい

タイトルの言葉は、かつての上司だった
人の言葉。



僕がこれまでのキャリアの中で、一番
楽しかったのは何か?



それは、市役所警備に就いていた時。
カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」
「施設警備2〜市役所迷走編」の頃。



特に市役所葛藤編では、施設警備の素人
集団が、クライアント側に翻弄されながら
警備隊として形にしていく展開でした。



当時、全てが足りませんでした。引継ぎを
はじめ、労務管理・人手・警備の知識・備品
etc・・・



そんな中、徒手空拳で挑み市役所職員の
ヒンシュクを買いながらも、軌道に乗せた
醍醐味があったのです。



今、同じことをやれといわれても体力的に
厳しいでしょう。それ以前に、勤務形態が
認められず、会社が叩かれる可能性大。



そんな、ないないづくしの環境であっても
楽しかったのはなぜか?



少しづつ改善し、警備隊崩壊を防いだから。
何人もの隊員が、交代していきました。



隊員の交代はクライアント側である、
市役所管財課のお達しです。



今思えば、レベルの低い仕事であったと
回想します。だけれども仕事なんて所詮は
自己満足じゃないでしょうか(個人的に)。



皆さんの中にも、同じような苦労をした
人はいらっしゃるのではないかと。



いきなり取った施設に大した研修もなく
投げ込まれ、隊員は寄せ集め、労務管理も
適当、会社のフォローもいまいち・・・



絶海の孤島に置き去りに近いような扱い。
引継ぎもロクにしないなら、新規施設に
等しいです。



新規(に等しい)施設の立ち上げはしんどい
ものです。ただ立ちあげた経験は財産に。



しんどさの中に、楽しさがあったのでしょう。
でないと、投げ出してしまいます。



苦労も多かったけれど、楽しい市役所警備隊。
当初の仲間も、結束がありました。



そして警備隊が立ちあがった後には、力ある
人たち(市幹部・議員)から認めてもらう
ご褒美が。



これ、待遇に直接影響した訳ではありません
が、後の職務経歴のバックボーンとなりました。



市役所警備隊として生き残る事が、オーバー
シュートして評価の対象になった。孤軍奮闘
の成果がこれだったとは・・・



しかしA社のY課長は、この立ち上げに
費やした現場隊員の労力やリソースの
評価ができていなかったようです。



月250時間勤務の市役所警備隊から
他の応援に駆り出して、T副隊長が
潰れました。



この頃から、A社市役所警備隊の将来に
暗雲が立ち込めてきたのです。組織も
爛熟して私物化されたのが原因か。



最後に繰り返しますが、新規施設の
立ち上げはしんどいけれど、楽しい。



仕事を形にして、クライアント側に
認められる醍醐味があります。



責任者でなくても、一人一人が責任を
持って業務に従事しなければなりません。



理不尽なことだらけでも、そんな環境で
真剣勝負をしたことは財産になります。



立ち上げ時、警備隊の柱となって「俺が
しなければ」と真剣勝負で従事した隊員、
志次第ですが将来は明るいと思います。



警備を続けるにせよ、別の仕事に就くに
せよ、足らない環境でやりくりしてきた
経験は、何物にも代えがたいものだから。

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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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