よく使われる文言です。
しかし、やる気とは一体何でしょうか?
やる気より重要なのは結果です。
警備において、この文言を持ってマウント
を取ろうとする輩もいます。
警備において、やる気とはマニュアル通り
業務を遂行する、これに他なりません。
特に施設警備では重要。
別にやる気がなくても、淡々と業務を
こなし、トラブルにならなければ十分
合格です。
日本人は、結果を出す事よりも苦労した
プロセスが好きなのかも知れません。
前にも書きましたが、日本の労働者には
「社会人の基準」がありません。
よく新入社員が受ける叱責で「お前は
社会人として甘い」というものがあります。
ならば、何がどこまでできれば甘くない
即ち合格なのでしょうか。その基準を
示す上司がどれだけいるのでしょうか。
「君のキャリアと経験から見て、これこれ
の事がいつまでにできなければ、能力は
標準以下ということになる」
こう言うならともかく、実体のないやる気
評価は、上司が部下を支配する為の方便と
言えそうです。
警備に限って言えば「やる気」は見た目。
服装や装備品がしっかりできているか。
立哨の姿勢は安心感を与えるか。
敬礼などの所作が正確かつ美しいか。
警備で評価されたければ、まずは形を
整える事に留意しましょう。
ただのパフォーマンス、即ち形だけに
なってしまうのも考えものですが、形を
正確に体現できない隊員は、所詮小手先の
要領だけです。
見た目と言えば勤務態度も重要です。
居眠りや隊員同士の喧嘩は論外として、
見られている緊張感がない隊員もいます。
例えば、守衛室や防災センターの椅子に
足を組んでふんぞり返る。
上記のポストは「座哨」といって座りながら
警戒するポストなのです。
少なくとも施設内の人間が退館するまでは、
緊張感のない勤務態度はNG。
全員退館して、電話対応のみとなった時に
初めて少しねじを緩める程度でしょう。
巡回でも、決められたコースをショート
カットする隊員がいます。最低限巡回する
姿を見せて、安心を売るのが警備の仕事。
制服を着た自分の姿が周りからどう映って
いるか、客観視できるなら特段難しいこと
ではないのです。
逆に、部下や新入りにマウントを取ろうと
躍起になる人は、上記の視点が抜けることが
往々にしてあります。
いわゆる痛い隊員になってしまう。こう
なればもはや模範どころではありません。
さらに上のレベルになれば、言葉使いや
トラブル対処の能力になっていきますが、
検定受験者や責任者レベルの範疇です。
結論として、警備のやる気とはあるべき姿
を頑なに守り、業務遂行すること。
くれぐれも悪い意味で目立つ事は
避けましょう。思った以上に回りの目は
光っています。
エックスドメイン
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