<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
ドイツの有名なグリム童話『ハーメルンの笛吹き男』を、モチーフに、戦後の韓国を舞台にした物語。ホラーなのかな?どっちかっていうと人間は怖い系で、童話のような作品だった。
舞台はドイツではないけど、ネズミとか、原作にけっこう忠実。
中盤まで、のほほんとしている。
起承転結はしっかりしている。
🌗🐀🐀🐀🐀🐀
★起)終戦後、結核の息子の病気を治す為に、ソウルを目指して旅をする笛吹きの楽士親子が、山奥の名も無き小村に迷い込む。とても閉鎖的な村で、よそ者には冷たく、村長は一見、親切そうではあるが、あやしい。実は、その村は、大量の凶暴なネズミに悩まされていた。それでも人を疑う事をしらない親父は、しばらく村に世話になり、村人を悩ませるネズミ退治を引き受けてしまう。村長は、ネズミを全て退治してくれたら、大金をくれるという。
うーん。つか村人の事にクビは突っ込まず、1日だけ世話になって村を後にすれば、悲劇はおこらなかったのに!!!この親子、人を疑う事を知らないし、息子は天真爛漫で、父親の方は人が良すぎて、能天気で気楽な性格。そもそも、ソウルにいっても、無駄なのに。アメリカの兵士に渡されたメモは、KISS MY ASSって書かれているし、それも読めずに、息子の病気はソウルの医者がみてくれると信じて旅しているのが、なんとも虚しい。
🌗🐀🐀🐀🐀🐀
★承)村で過ごすうちに、村人とも徐々に打ち解けていく親子。
そして、努力したかいがあって、親子はネズミ退治に大成功する!
そして村人たちと一緒にお祝いをする。
ネズミ殺さないのか。閉じ込めておくのかよ笑。
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★転)村長は始めから笛吹きの親子にお金をあげる気はさらさらなかた。てきとうな言い訳をつけて、親子を村から追い出そうとする。信じてた村の巫女にも裏切られる。笛吹き男は、指も切り落とされて、親子は、村から追い出されてしまう。少なくとも食べ物はもらったが...
やっぱり、想像通り。グリム童話とかわらない。
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★結)大人しく村から出る親子だが... お腹がすいたので、村長から貰った、おにぎりを息子が食べる。実は毒だった。息子は死んでしまう。ネズミを退治したのに、報酬をくれなかっただけじゃなく、おにぎりに毒を仕込み、息子まで殺されてしまった。笛吹き男は、悪魔になり、村人に復讐を決意する。閉じ込めておいたネズミを、村全体に放ち、大人達は全員ネズミに食われてしまう。子供たちが、朝になっておきると、大人達はもういなくなっていた。困惑する子供たちを、笛で操り、洞窟の中に閉じ込める笛吹き男...
終了。
うーん。大人達に復讐するのはいいけど、何の罪もない子供達までターゲットにして、洞窟に閉じ込めるのはクズだな。あの洞窟はネズミの巣窟だから、子供たちもネズミに食われてしまうし、子供たちが可哀想だ。
まあ、笛吹き男は、人を疑う事をしらない能天気な男から、本物の悪魔に成り下がったっていうストーリーだね。
教訓:人を疑う事をしれ。他人の問題には首を突っ込むな。