『Suspiria (1977)』
<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
前から気になってた作品。オカルトのジャンル。
私が産まれるより、ずっと前の古い作品。
新しいリメイク版もあるけど、先にオリジナルの古いのから観てみた。
ストーリーや怖さより、芸術的な意味で、ひじょうに独特で良かったから、けっこう高評価です。
赤、赤、赤!!
私自身、赤が好きなんだけど、赤って情熱の他に、不気味さがけっこうある色だなと思う。
赤にも色々あって、私はどっちかっていうと、濃い赤の方が好き。
言葉でいうと、うーん。赤にも色々あって、私は、ワインレッド、Velvet Red、日本語で表すとえんじ色が好き。
この画像にある色が好き。
この画像をみると、わかりやすい。私は真ん中と右の濃い色が好きです。
けど、この映画の中では、あえて、一番左側の鮮血の色を使ってる。
だから、血の色も、リアリティーがあまりなく、絵具か!?ってぐらい、鮮やかな赤。
リアリティーがない血だけど、それが逆に不気味さを醸し出している。
この鮮やかな赤が、何度も出てきたり、一面にでてきたり、加えて、照明も赤!!!
舞台である館も丸ごと赤!!!
内側は、他の色も使ってるが、壁紙が、ゴシック風で赤!!!
とにかく、赤が多いです。
独特な雰囲気で、長く、こんな館に住んでいたら、少し気が狂ってしまいそう笑。
でも嫌いじゃない。
これもある意味、ゴシックな館だなーと思った。
本当に不気味。
不気味だけど、美しい。そんな不思議な感覚。
ストーリーはシンプルでわかりやすかった。
私は、ストーリーというより、芸術面で感動した。
そして絶対に忘れてはならないのが、音楽!!!!!!
最初に聞いた時から、うわ...独特すぎる、怖い...そして、引き込まれていった。
あの不安な気持ちを掻き立てる不気味なメロディー...
ゴブリンが奏でる恐怖のテーマ曲〜死のワルツ...
あの映画にぴったりすぎるし、芸術だ。
芸術に疎い私でも、これは、ヤバい!と思った。
たまには、こういう作品を見ると刺激になるし、映画って良いなって思う。
で、リメイク版も観たいなと思ったけど、リメイク版が、どこにも配信されてない!??
私は、Netflix、HULU、U-Nextの3つに登録しているけど、そのどれにもリメイク版がなかった。
もし、配信されたら絶対に見ます。
比べてみるの面白いかも!
ちなみに、過去に観賞した映画の中で、色の使い方が独特で、不安と恐怖を掻き立て、不思議な観賞体験をさせてくれた作品は、『ヘルタースケルター』!!沢尻エリカ主演の映画。
個人的に、これ結構面白かったし、不思議な観賞体験ができた。
やっぱり、映画において、『色』ってすごい影響力を与える事ができるんだなと感動。
穏やかな気持ちや、DISNEYのようなファンタジーな気分にさせてくれる色の使い方も良いけど、不安を掻き立てるような色の使い方も、すごいなーと思う。色をうまく使う事で、すごい独特な世界観ができる。素晴らしい。