『Maze Runner: The Death Cure (2018)』
<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
いっきに3部作、最終章まで観ました!
一度観始めると止まらないな。面白かったです。
SFアクションサスペンス映画のジャンル。
舞台は、WCKDの本部がある近代的な都市。SF映画に出てくるようなお洒落な高層ビルが並ぶカッコいい都市。アクションの部分はハラハラしてよかった。
Minho が生きてて良かったよ〜!!!!!!!!
でも、今回のストーリーは、普通かな。
少年漫画的だな〜と感じた。都合よすぎるだろって部分もたくさん。
ビルから飛び降りるところに、ちょうどよくプールがあるなんて、ラッキーだね。
まあ一々突っ込まないけど、フィクションだから。
でも、ストーリーはご都合主義でも、そういう所もふくめたアクションシーンは中々迫力あったと思う。
Ava は、そこまで悪い人に思えない...というか、むしろ彼女もある意味、別に間違った事をしているわけじゃないと思う。彼女なりの正義があるし、非道に映る行動の中心にあるのは、人類を救いたいという善の心だと思うな。
まあ、最後死んだけどね。
最後までクズなのは、Petyr Baelish...だったよ。あ、この映画では、名前は、Jasonだっけ?笑。
GoTのPetyr Baelishにしか見えないよ。自己中な狡猾クズっぷりが。しゃべり方とかも、Petyrそのものだもん。キャラそのまんま。GoTでも、ほぼ全員が家族や子供や愛する人の為に、非道な事をしている中、Peter だけは、最初から最後まで、何を考えてるかわからないし狡猾だったから。家族が一人もいないから、失う者がいないから、次は何をするのか読めないキャラだったな。最後は、ざまあみろ!な展開だったけど。
この映画でも、ざまあみろ!な展開だったよ。スッキリ。
悲しかったのは、Newtの死。
好きなキャラだった。彼もGoTに出ていた子で、なんと悲しい事に、似たような死に方をしてしまった。
助かってほしかった涙。GoTで、彼が死んだときも、すごく悲しかったのに、また似たような死に方をするなんて。儚い感じだったから嫌な予感してたんだよね。
今作で一番悲しいのは、やっぱりNewtの死だね。
逆に、Teresaも最後死んだけど、悲しくもないし、どうでもいい。最初からあんまり好きじゃなかった。彼女は彼女なりの正義があるし、正論を言っているんだけど、なんか偽善者臭がする。
自分の正義を貫き通しているようでいて、行動も中途半端。
Thomas達を裏切った癖に、彼女のせいで、たくさんの死人が出たのに。
綺麗事いっているけど、Thomas達が、外の世界で色々と大変に暮らしてたのに、裏切った後は、自分は綺麗な洋服きて、ハイヒールはいて、清潔で裕福な環境で、綺麗ごと言いまくって、人体実験やってるんだからな笑。なんか見ているだけでイライラする女。
ただ作中での彼女のキャラが、生理的に私は受け付けられないだけで、原作小説はどうなのか知らない。
たまに、なんかわからないけど顔が嫌いとか、しゃべり方が嫌いとかで、生理的に無理なキャラはいる。あくまでも個人的な意見だけど。多分、このキャラ(または女優)と、私の相性があわないのか、見てるだけでイライラする女だけど、彼女の主張は正論なんだよ。彼女が喋ると偽善者っぽく聞こえるけどな笑。
でも本当に彼女の主張はあっていると思う。
Thomasは特別。彼がいれば、救える命がたくさんあるんだよ...
うーん。
これに気づくのに、どんだけ時間かかって、どんだけの人を犠牲にしたんだろう。
もうThomasだけ犠牲にして、人類救えばいいじゃんwと私はなんどか思ってしまった。
なんか、この映画は明確な善と悪がないと思う。
Jasonは正真正銘のクズだけど、Avaとかは、本当に人類の為に正しい事をしようとしただけ。
100人を救う為に、1人を犠牲にできるか。
10000人の命を救う為に、100人を犠牲にできるか。
難しい問題だと思う。
10000の命 >100の命
???そもそも、命を天秤にかけられるのだろうか???
でも、やっぱり大勢救えるんだったら、犠牲も必要なのかなーと考えたり。
けど、その犠牲になる命だって同じ命だから、彼らが反乱をおこすのも当たり前。
で、これが、たまたま人間の命だけど。
実験用マウスは、どうなの?
マウスだって命だよ。
人間はダメだけど、マウスは良いの??
今もこうして、実験用マウスは、我々人間を救う為の薬開発に大量に犠牲にされているよ...
今、コロナ渦の中にいるからね。
コロナは、この映画の中のゾンビ化するようなウイルスじゃなくて良かったけど。
もし、もっと凶悪なウイルスだったら、どうするんだろうね。
特効薬やワクチンを作る為に、人間の犠牲が必要だったらどうするんだろうね。
人間の命はダメだけど、マウスの命ならいいという人がいるように、人間の命さえも、マウスの命と同じように扱う研修者も過去にはいたよね。当時は、死刑囚や精神病患者を使って実験してたという話もある。
あくまでも私だったらだけど、私はきれいごとは言わないので、はっきり言うけど、マウスの命を犠牲にするぐらいなら、凶悪犯罪を犯したクズの命を使ってほしいね。
あと極端な話、中国人が犬を食べる事に敏感に反応している日本人が多いけど、日本人が熊や鯨を食べる事に敏感に反応しているアメリカ人も多い。
やっぱり、育った文化や環境で、命に対する価値観は違ってくるんだなと思ったし、細かくみると、同じ国の人でも、人それぞれ、価値観が違ってくる。
映画の話とそれてしまったけど...
だから、私は、Avaの事を、悪とは思わないし、Teresaというキャラは生理的に苦手だけど、彼女の言い分も正論だと思う。
フィクションだから、主人公のThomasは生き残ったし、都合のいい展開もたくさんあったけど、現実的に考えると、彼の無鉄砲な性格なら、命が100個あっても足りないだろうなとも思う。
そんな命を無駄にするような行動をするなら、おとなしく、人類の為に、血を捧げて〜!!!と私は何度か思った。
逃げて逃げて仲間が死ぬのを見て、また逃げて逃げて...を繰り返すより、Thomas一人が、自分を差し出せば済む話では?とも思った。
で、最後は結局、ウイルスはどうなったのかな。
安全な島で、そこで、また一からスタートのような展開になったけど。
これはこれで、良い終わり方だと思う。
犠牲は多かったけどね。
たくさんの仲間が死んでいった。
生き残ったThomas、Minho 達は、仲間のぶんまで、精一杯に生きていくだろう。
それにしても、Minho、本当に生きてて良かったよ〜!!
頑張ったかいがあったね。
この映画、アクション&ブロマンスが、特に最高です。
ちなみに、ブロマンスは好きなジャンルです。
私の趣向だけど、男女の恋愛ものは苦手だけど、家族愛、兄弟愛、姉弟愛、兄妹愛、双子愛、ブロマンスは大好きです。
感想:
『The Maze Runner (2014)』
『Maze Runner:The Scorch Trials (2015)』