<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
前から観たかった作品。
ちなみに私はイギリス人ではないけど、Queen Elizabeth とその夫 Prince Philip の事は、とっても尊敬しているし、二人の歴史も本やらドキュメンタリーやら色々みてきた。
聡明で努力家で責任感がある生まれながらの王家のカップルで、二人とも Queen Victoriaの子孫だ。
なりたくて、君主になったわけでもない、エリザベス女王とその父。
それでも、君主になったからには、腹をくくって精一杯、国の為、国民の為に尽くす。
そして、自分の誇りある職やプライドを犠牲にしても、妻を全ての面で守り、支える夫。
私が尊敬しないわけがない。
私は、無責任さと無能さを、自由とはき違えている自分勝手な、今どきの連中が生理的に心底大嫌いなので、やはり尊敬できるのは、エリザベス女王とフィリップ王配のような人達だ...
この映画では、フィリップ王配は出てこないどころか、エリザベス様に浮気されているけど、そもそも、はっきりいって、エリザベス女王をモデルにしただけのフィクションなので、割り切って観れた。
エリザベス女王は13歳の時から夫一筋だからね。
ただ実際に、エリザベス女王とマーガレット王女が、一夜だけ外出したのは史実。
「ヨーロッパ戦勝記念日(VE-Day)の夜、後の英国女王エリザベス2世が、妹マーガレット王女と共に外出を許され、臣民と共に戦勝を祝った」という史実に着想を得て作った映画だ。
実在のエリザベス女王は、もっと賢く責任感あると思うけどね...
でも、マーガレット王女は映画に出てたような感じなんだろうな笑。
イギリス王家には昔から、兄弟がいたら、責任感がある方と、ヤンチャな方がいるようだ。
史実エリザベス女王も、マーガレット王女の尻ぬぐいをずっとしてきたんだろうな。
私なら、普通に怒るし、こんな妹イヤ!って思うのに、エリザベス女王は心底、妹が可愛くて、守ってあげたいんだろうね。やはり私のような凡人と違って、人間ができている。
孫のウィリアム王子も、エリザベス女王に似たのか責任感ある立派な人。そして、ヤンチャなヘンリー王子が大好きで、兄弟とっても仲良かったのに...さすがに、今は擁護できないのかな。仲が微妙になって残念。
キャサリン妃も交えて、とっても仲が良さそうだったのに...涙。(ちなみに、私はウィリアム王子の方がヘンリー王子より大好きです。キャサリン妃も責任感と品位があり尊敬できる!自分勝手で下品な誰かさんと大違い)
まあ史実の話は置いといて...
この映画のマーガレット王女は本当に自分勝手。
でも、憎めない天然な部分があるのか、愛されキャラなのか...笑。
私的には、ちょっと無理なタイプだけど、エリザベス女王とは相性がいいのかなー。
お姫様の一夜の冒険!って意味では、面白かった。
けど、ハラハラドキドキしたよ...
マフィアっぽいおっさんが王家ファンで良かったけど、もし王家アンチの犯罪者だったら、すごくやばいよー。そう考えると、やっぱり、超フィクションだなと。
護衛の二人は、色々とありえない。
面白いし笑えるけど、本当にありえない笑。
エリザベス女王と、オリジナルキャラであるジャックのやりとりは、中々興味深かった。
戦争が終わったー!!というのは喜ばしい事だけど、勝った側でも、戦争によってできた傷は中々消えないし犠牲も多かった..
やっぱり戦争は悲劇しか生まない...
みんな、喜びまくっているのも、勝利してうれしい!!という人もいれば、やっと終わって安堵した...、もう犠牲がうまれないで安堵した...って思っている国民も多いだろうな...
貴族の洒落たPARTYでは、本当の声が聞こえないし、王家のPARTYと変わらない。
一般市民に交じって、実際に国民をみたからこそ、学ぶ事も多い。
それは世間知らずな王女のままではできないし、自分も一般市民にならないと学べない。
ただ、どんなに自分の正体を明かさなくても、品位や教養、育ちの良さというのは、しゃべり方、歩き方、そういうので出てくるんだろうなー。あと雰囲気。オーラ。
映画でエリザベス女王を演じてた女優さんも美女で、品位があって、良い演技だった!
あと、「やかん」が何なのかわからない、超プリンセスなエリザベス女王が可愛かった笑。