2018年11月27日
第39回瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会 初参加記(後編)
第39回瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会 初参加記(前編)はこちら
◆起床
宿ではほとんど眠れないまま朝4時を過ぎたので起床した。物音を立てずに部屋を出てトイレを済ましTシャツにゼッケンを付けるなどのレースの準備を行うと5時になったので朝食を摂ることにした。
静かに部屋を出て電子ケトルに水を補給しカップうどんを作る。弁当を温めたかったがレンジが洗面所にあるため諦めて冷たいまま食べるが、ダイエットで胃袋が小さくなっているためか弁当は半分しか食べられなかったのでレース中にエネルギー切れを起こさないか不安が残った。
◆トイレ問題
一番心配していたのが朝のトイレだ。具体的に言うと緊張状態や外出前になると何度も腹痛(便意)に悩まされる体質なのでトイレを占有してしまう可能性があり、こういった民宿は避けるべきだったのだ。幸いにしてトイレは和式と様式の2つがあったので安堵したが他の人の迷惑にならぬよう早めに済まさなくてはならない。
朝食を済ますとさっそく便意があり、まだ誰も起きていない様子だったのでトイレを済ませた。後は洗顔や歯磨き髭剃り更衣、荷物の片づけなど用意があったが今になって眠気が襲ってきたので1時間ほど横になった。他の客がトイレや歯磨きを済ませた7時半過ぎに起きて歯磨きをしていると、若い女性が電気ケトルに水を注ぎに来た。えっ?こんな場所に女性が泊まってたのか。。。少し驚いた。
また便意が襲ってきたので誰も入っていない隙を狙ってトイレに駆け込んだ後、パッキング済ませるとまた腹に違和感が襲ってきた。ここからレース会場までは15〜20分程度なので宿を出るのは8時半過ぎで十分、ギリギリまで宿に残って誰も居なくなった後、ゆっくりとトイレに入ることにした。最後の排便を終え宿を後にした。
◆レース会場へ向かう。
宿を出ると土庄港から来た当日組が歩いていた。彼らに続いて会場へ向かい男子更衣室&荷物置き場(荷物預かりはない)である中央公民館へ入る。1階はなぜか女性も混じっていたので2階へ上がるも、荷物が置けるスペースがなかったので3階で荷物を置いてレース準備をする。
ここにもなぜか女性の姿を見かける。ここは男子更衣室じゃなかったのか?自分は走る服装の上にジーパンと防寒着を着ており、脱いでバックにしまうだけなのでよいのだが更衣しなくてはならない人は邪魔だと感じるのではないだろうか(完走後の着替え時、横に女性が来たので邪魔だった)
◆スタート〜ハーフ
トイレ(小)を済ませレース20分ほど前にスタート地点に向かうとランナーで埋め尽くされていた。参加者1万人以下のレースなのでスタート位置はさほど影響しないため5時間台に並ぶ。長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを着込んで走るつもりだが、今日は半袖一枚でも全く寒さを感じないほど太陽が照り付けて暖かい。9時半、スタートの号砲が鳴った。
★スタート〜5km(5:46/km 150bpm)
コースは8ヵ所のアップダウン進んで折り返す(計16ヵ所)厳しいコースで、しかも制限時間は5時間半と練習不足の人は完走もできないであろう大会だ。スタートしてしばらくすると昨晩夕食を摂ったオリーブタウンを通過、道幅は狭く無理な追い越しはせず流れに乗って徐々に抜いていく。2kmを過ぎると上り坂がさっそく現れた。キロ6分を切るペースで走れていればよしと思っていたので上々の出だしだった。
★5〜10km(5:27/km 157bpm)
上っては下る、しばらく走ってまた上るという展開になってきたが心拍数はさほど上がらない。海が左手に見えるこれまでにないコースの景色を楽しみながら余裕を持って走っていた。
★10~15km(5:31/km 161bpm)
一番標高が高い坂区間が2つあるが今日は上り坂が苦に感じない。坂を上り切った後の下りは気持ちよく駆け下りペースアップする。
★15~20km(5:45/km 163bpm)
折り返し地点が近づいてきたが脚に余力は十分残っている。いつもなら上りになると心拍数がMゾーンを越えないようあえてペースを落とすのだが今回はそのような事はせず自然に任せて走る。
◆力を出し切れた後半
★20~25km(5:48/km 164bpm)
折り返すと前半いくつも越えてきたあのアップダウンがまた待っているのかと弱気になりがちだが、今回は何も思わず淡々と走ることができた。気を付けていたのはフラット区間の心拍数がMゾーンを越えないことだけ。20kmを過ぎてくると心拍数が上がってしまうので徐々にペースダウンするのは仕方ない。
★25~30km(6:01/km 170bpm)
ここからはさらに心拍数が高くなりやすいため慎重に走る。キロ6分オーバーするが後半失速しないためにもここは我慢、脚に余力はある。エイドにスポーツドリンクがなかなか置いていないのが残念だったが、みかん、柿などをいただきエネルギー補給する。
★30~35km(6:18/km 168bpm)
心拍数がMゾーンを越えても苦しさを感じないし息も乱れていない。何で?心拍計の調子が悪いのか?ここは時計が示す数値を信じるしかない、上り以外は170bpmを超えないよう気を付けながら走る。
★35~40km(5:57/km 177bpm)
持参したビーフジャーキー1枚を走りながら食べ終えた後、ラストスパート開始!それなりに脚は重いが今日はペースアップできる気力と脚力が残っており、頑張り次第ではサブ4もいけるかもしれない状況に気持ちが高まる。順調に走ってきたが38km辺りで左のハムストリングに違和感が。。。ここまで5:30/kmペースで走れていたのだが、このままのペースで走ってしまうと攣ってしまうと感じたのでペースを落とすしかなかった。
★40~42.195km(5:53/km 179bpm)
脚が攣らないギリギリのペースを保ちながら走る。ラスト3km辺りにある最後の上りの途中でえづくほど息が苦しくなってしまう。必死で上り切ると心肺は限界に達していたので、下り区間はペースアップせず心拍数をなるべく下げるよう努めた。残り2km、ハムストリングの状態も大丈夫だと確信してペースアップするものの再びえづきそうになり、思ったほどペースは上がらないが全力を振り絞ってゴールした。
Total:4:06:20(グロス) / 4:05:11(ネット)
惜しくもサブ4はならなかったが目標であった4時間20分切りを達成!アップダウン多発のコースをこのタイムで走り切れたことは上出来だと思う。1週間前からのウォーターローディングはうまくいったようでレース後の体調不良はなし、朝食はあまり食べられなかったがエネルギー切れが起こることはなかった。
ゴール地点にはパイプ椅子がいくつも並べてあったので座り計測チップを外してスポーツドリンクをいただく。しばらく休憩して去り際に写真を撮って更衣に向かう。
◆反省点
レースに関しては現時点での実力を出し切れたので満足している。全体的なことを言えばまず民宿に宿泊してしまったことだ。あれこれ気を遣い過ぎる神経質な性格で部屋に居てもくつろげず、マイペースでトイレに行けない状況も非常にストレスがたまったので、今後遠征することがあればビジネスホテルしか選択しないことにする。
自分は一度に複数のことをこなすのが難しい性格なのでフルマラソンに観光をプラスしても、その後の予定を考えてしまい楽しめなかった。さっさと小豆島(土庄)に渡って港から出ている無料バスに乗ってオリーブ温泉でゆっくり過ごし、飯もその辺で食いマルナカで明日の朝食を買って宿に帰ってくればよかった。
◆まとめ
フルマラソンで4000円という破格の安さだが記念品も充実しており、ゴール後にはタオルまで貰えて飛び賞にも当たる(鍋つゆ) それに加え無料のそうめん汁、弁当まで用意されていた(疲れると食欲が無くなるので貰わなかった) 地元の方の温かい応援もいただき、とてもよい大会だと思う。
行きは前日到着だったので混雑は気にならない程度だったが、帰るため土庄港に行くと高松、岡山港行きフェリーの前には大行列ができていてうんざりする。岡山県にさえ上陸してしまえばよいので高速艇に乗って宇野港、宇野から電車で岡山駅へ向かうルートで帰宅した。
◆起床
宿ではほとんど眠れないまま朝4時を過ぎたので起床した。物音を立てずに部屋を出てトイレを済ましTシャツにゼッケンを付けるなどのレースの準備を行うと5時になったので朝食を摂ることにした。
静かに部屋を出て電子ケトルに水を補給しカップうどんを作る。弁当を温めたかったがレンジが洗面所にあるため諦めて冷たいまま食べるが、ダイエットで胃袋が小さくなっているためか弁当は半分しか食べられなかったのでレース中にエネルギー切れを起こさないか不安が残った。
◆トイレ問題
一番心配していたのが朝のトイレだ。具体的に言うと緊張状態や外出前になると何度も腹痛(便意)に悩まされる体質なのでトイレを占有してしまう可能性があり、こういった民宿は避けるべきだったのだ。幸いにしてトイレは和式と様式の2つがあったので安堵したが他の人の迷惑にならぬよう早めに済まさなくてはならない。
朝食を済ますとさっそく便意があり、まだ誰も起きていない様子だったのでトイレを済ませた。後は洗顔や歯磨き髭剃り更衣、荷物の片づけなど用意があったが今になって眠気が襲ってきたので1時間ほど横になった。他の客がトイレや歯磨きを済ませた7時半過ぎに起きて歯磨きをしていると、若い女性が電気ケトルに水を注ぎに来た。えっ?こんな場所に女性が泊まってたのか。。。少し驚いた。
また便意が襲ってきたので誰も入っていない隙を狙ってトイレに駆け込んだ後、パッキング済ませるとまた腹に違和感が襲ってきた。ここからレース会場までは15〜20分程度なので宿を出るのは8時半過ぎで十分、ギリギリまで宿に残って誰も居なくなった後、ゆっくりとトイレに入ることにした。最後の排便を終え宿を後にした。
◆レース会場へ向かう。
宿を出ると土庄港から来た当日組が歩いていた。彼らに続いて会場へ向かい男子更衣室&荷物置き場(荷物預かりはない)である中央公民館へ入る。1階はなぜか女性も混じっていたので2階へ上がるも、荷物が置けるスペースがなかったので3階で荷物を置いてレース準備をする。
ここにもなぜか女性の姿を見かける。ここは男子更衣室じゃなかったのか?自分は走る服装の上にジーパンと防寒着を着ており、脱いでバックにしまうだけなのでよいのだが更衣しなくてはならない人は邪魔だと感じるのではないだろうか(完走後の着替え時、横に女性が来たので邪魔だった)
◆スタート〜ハーフ
トイレ(小)を済ませレース20分ほど前にスタート地点に向かうとランナーで埋め尽くされていた。参加者1万人以下のレースなのでスタート位置はさほど影響しないため5時間台に並ぶ。長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを着込んで走るつもりだが、今日は半袖一枚でも全く寒さを感じないほど太陽が照り付けて暖かい。9時半、スタートの号砲が鳴った。
★スタート〜5km(5:46/km 150bpm)
コースは8ヵ所のアップダウン進んで折り返す(計16ヵ所)厳しいコースで、しかも制限時間は5時間半と練習不足の人は完走もできないであろう大会だ。スタートしてしばらくすると昨晩夕食を摂ったオリーブタウンを通過、道幅は狭く無理な追い越しはせず流れに乗って徐々に抜いていく。2kmを過ぎると上り坂がさっそく現れた。キロ6分を切るペースで走れていればよしと思っていたので上々の出だしだった。
★5〜10km(5:27/km 157bpm)
上っては下る、しばらく走ってまた上るという展開になってきたが心拍数はさほど上がらない。海が左手に見えるこれまでにないコースの景色を楽しみながら余裕を持って走っていた。
★10~15km(5:31/km 161bpm)
一番標高が高い坂区間が2つあるが今日は上り坂が苦に感じない。坂を上り切った後の下りは気持ちよく駆け下りペースアップする。
★15~20km(5:45/km 163bpm)
折り返し地点が近づいてきたが脚に余力は十分残っている。いつもなら上りになると心拍数がMゾーンを越えないようあえてペースを落とすのだが今回はそのような事はせず自然に任せて走る。
◆力を出し切れた後半
★20~25km(5:48/km 164bpm)
折り返すと前半いくつも越えてきたあのアップダウンがまた待っているのかと弱気になりがちだが、今回は何も思わず淡々と走ることができた。気を付けていたのはフラット区間の心拍数がMゾーンを越えないことだけ。20kmを過ぎてくると心拍数が上がってしまうので徐々にペースダウンするのは仕方ない。
★25~30km(6:01/km 170bpm)
ここからはさらに心拍数が高くなりやすいため慎重に走る。キロ6分オーバーするが後半失速しないためにもここは我慢、脚に余力はある。エイドにスポーツドリンクがなかなか置いていないのが残念だったが、みかん、柿などをいただきエネルギー補給する。
★30~35km(6:18/km 168bpm)
心拍数がMゾーンを越えても苦しさを感じないし息も乱れていない。何で?心拍計の調子が悪いのか?ここは時計が示す数値を信じるしかない、上り以外は170bpmを超えないよう気を付けながら走る。
★35~40km(5:57/km 177bpm)
持参したビーフジャーキー1枚を走りながら食べ終えた後、ラストスパート開始!それなりに脚は重いが今日はペースアップできる気力と脚力が残っており、頑張り次第ではサブ4もいけるかもしれない状況に気持ちが高まる。順調に走ってきたが38km辺りで左のハムストリングに違和感が。。。ここまで5:30/kmペースで走れていたのだが、このままのペースで走ってしまうと攣ってしまうと感じたのでペースを落とすしかなかった。
★40~42.195km(5:53/km 179bpm)
脚が攣らないギリギリのペースを保ちながら走る。ラスト3km辺りにある最後の上りの途中でえづくほど息が苦しくなってしまう。必死で上り切ると心肺は限界に達していたので、下り区間はペースアップせず心拍数をなるべく下げるよう努めた。残り2km、ハムストリングの状態も大丈夫だと確信してペースアップするものの再びえづきそうになり、思ったほどペースは上がらないが全力を振り絞ってゴールした。
Total:4:06:20(グロス) / 4:05:11(ネット)
惜しくもサブ4はならなかったが目標であった4時間20分切りを達成!アップダウン多発のコースをこのタイムで走り切れたことは上出来だと思う。1週間前からのウォーターローディングはうまくいったようでレース後の体調不良はなし、朝食はあまり食べられなかったがエネルギー切れが起こることはなかった。
ゴール地点にはパイプ椅子がいくつも並べてあったので座り計測チップを外してスポーツドリンクをいただく。しばらく休憩して去り際に写真を撮って更衣に向かう。
◆反省点
レースに関しては現時点での実力を出し切れたので満足している。全体的なことを言えばまず民宿に宿泊してしまったことだ。あれこれ気を遣い過ぎる神経質な性格で部屋に居てもくつろげず、マイペースでトイレに行けない状況も非常にストレスがたまったので、今後遠征することがあればビジネスホテルしか選択しないことにする。
自分は一度に複数のことをこなすのが難しい性格なのでフルマラソンに観光をプラスしても、その後の予定を考えてしまい楽しめなかった。さっさと小豆島(土庄)に渡って港から出ている無料バスに乗ってオリーブ温泉でゆっくり過ごし、飯もその辺で食いマルナカで明日の朝食を買って宿に帰ってくればよかった。
◆まとめ
フルマラソンで4000円という破格の安さだが記念品も充実しており、ゴール後にはタオルまで貰えて飛び賞にも当たる(鍋つゆ) それに加え無料のそうめん汁、弁当まで用意されていた(疲れると食欲が無くなるので貰わなかった) 地元の方の温かい応援もいただき、とてもよい大会だと思う。
行きは前日到着だったので混雑は気にならない程度だったが、帰るため土庄港に行くと高松、岡山港行きフェリーの前には大行列ができていてうんざりする。岡山県にさえ上陸してしまえばよいので高速艇に乗って宇野港、宇野から電車で岡山駅へ向かうルートで帰宅した。
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