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2023年01月15日
ソルトトラウト初日は積丹
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ホッケばかりでアメマスの姿確認できず
昨年のソルトトラウト釣行の初日は1月6日の精進川河口海岸だった。気温マイナス12、3℃という極寒の早朝に第1投を投じた。
海アメマスを目的としていたものの、釣果は全てホッケ。それも35センチ前後の型ものが3時間で27,8匹という爆釣。
別にホッケを狙っていた訳ではないので全てリリースしたが、ルアーそれもミノーでこんなにホッケがヒットしたのは、これまで記憶にない。
そんな前年の初日を思い出しながら1月12日に向かった先は、積丹の来岸海岸。初釣行がいつもよりも1週間程度遅い立ち上がりだったが、時期的には下りアメマスが活性化しているはず、と勇んで現地に赴いた。
ただ、札幌出発は午前8時と早朝の冷気が身体に及ぼす影響を考えて、いつもの釣行よりは5時間ほど遅い。
来岸には10時過ぎに到着。すでに陽は輝きを増して気温もプラス4℃。波も底が見えるほどの凪状態と、とても真冬の海岸とは思えぬほどの好天気。
しかし、この場所は少し波の立った方が良く、凪での釣果は芳しくない。
初めに12グラムのスプーンを使用。波打ち際から沖合の岩礁帯と幅広く誘いをかけたが、全くアタリはこないし、追いも確認できなかった。
1時間ほどして、今度はきびなご餌のウキ釣りも開始。これにもアタリが無ければ魚がいないという事。ウキは潮の流れがないので、ほとんど同じ場所に漂っているだけ。
そしてこれにもアタリはこない。少なくてもホッケくらいはきていいはずだが。
余市の釣具店プロショップかわぐちのブログでは、昨年12月末に途中の浜川西で65センチのアメマスが上がったという。ならば河西に移動するか、この時期に実績のある入舸漁港に行くか。結局竿の出しやすい入舸漁港を選んで移動することにした。
入舸漁港にはホッケ狙いの釣人が中、外防波堤に5,6人、ウキ釣りや投げ釣りを行っていた。中防波堤の先端では遠投のウキ釣りで30センチを越えるホッケをコンスタントに上げる釣人の姿も。
こちらの狙いはあくまでもアメマス。舟揚場付近からスプーンを遠投してアタリを探る。すると、1投目からゴツン、ゴツンという複数のアタリがきて、30メートルほど手前で何かがヒットした。
この時点でアメマス意外に考えは湧かなかったが、浮きあがってきたのは35センチほどの重たいホッケ。昨年同様、またもやホッケに先を越されてしまった。
どうも港内に群れが入っているようで、5投に1匹の割合でアタリがくる。しかし狙いのアメマスは、ここでも音沙汰なし。小1時間ほどで竿をたたんだ。
今年もホッケからのスタートとなった。昨年はホッケの当たり年で、今年もこの分では2年連続してホッケが豊漁となる気配を感じる。その分アメマスやサクラマスが低調だったが、さて今年はどのような年となるのだろう。
写真説明:@凪状態の積丹。来岸海岸A入舸漁港にはホッケ狙いの釣人が5、6人。群れが港内に入っているようだBスプーンにきた型もののホッケ
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2023年01月05日
島牧アメマスダービー、出足好調
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苫小牧東港の本格化は1月末からか
新年あけましておめでとうございます
今年も宜しくお願い申し上げます
さて、ブログの更新は4か月ぶりとなります。
正月早々にこんな暗い話はどうなのか、と迷った末にブログ休刊の理由を記載することにしました。
実は昨年春から体調に変化が現れ、特に酷い息切れや血痰など呼吸器に関わる病状が発生。病院でCTスキャンを受けることにしました。結果は進行性の肺がん。
9月末にがんの摘出手術を受けるも、すでに播種しておりリンパ線への転移が認められため、摘出を諦めて抗がん剤治療に専念することになりました。
10月からは月2回の抗がん剤点滴と仕事を両立させて今日に至っております。
今のところがんの進行は収まっていて、体調に留意しながら仕事をこなしています。
このブログがどこまで続けられるのか分かりませんが、釣りは一生ものの趣味です。
また、ホラーストーリーは好奇心を湧き立てるビックリ箱です。それぞれへの取り組みで気力を養い、できるだけ余生を長引かせていきたいと思っています。
どうか、これからも応援をお願い申し上げます。
島牧アメマスダービー
コロナ禍で開催が見送られてきた島牧アメマスダービーが3年ぶりに開催された。期間は12月1日から令和5年3月22日。
12月に入り、日本海低気圧の発生から大時化の日が続いたが、釣果は好調で60センチ台から70センチ台のアメマスが8本上がっている。
これから寒さが増す2月初旬にかけてルアーでさらに大型が上がるものと見られ、2月中旬からはフライの釣果が高まっていくだろう。
1月末まで参加登録を行っているので、機会があったら現地に赴いてください。
苫小牧東港
昨年、フェンス前を始めとしたポイントで、場所を管理する北電と釣人の間で大きな動きがあった。すでに対岸のフェリーふ頭で立入禁止措置が取られたのに続き、フェンス前一体も立入禁止の措置が検討されたという。
その大きな理由は、釣人の残していったゴミの処理。管理する側からすれば、こんな簡単なマナーを守らない釣人に立入を許す道理はないのも当然だが、私のようなここを拠点とする釣人には死活問題。
なんとかこの問題を解決しょうと動いたのは常連の釣人有志。ゴミ袋を持ち寄って辺り一帯のゴミを処理。処理したゴミはゴミ袋数00枚を越えたという。釣場を大事にする気持ちがあるのならば、こんな簡単な最低限のマナーを忘れずに楽しい釣りを心がけてもらいたい。
さて釣果の近況だが、例年12月から連れ出すアメマスも今シーズンは入り込みが遅れ気味のようだ。
フェンス奥にある排出池には30センチ前後の小型アメマスの姿は見られるが、新しい入り込みがないとフライにも掛からない管理釣り場状況。
1月末からは、フェンス前で少ないながらも小型のサクラマスも姿を見せるが、今年はどうだろうか。
写真:苫小牧東港奥の排水池。フライやルアーに小型アメマスがきているが、まだ本格化は先になりそう
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2022年08月20日
大雨の影響を避けて浜益川に向かう
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道路決壊などで支流を断念し本流へ
お盆を挟んでの2週間ぶりの釣行先は、今年初めての浜益川。北海道は前日の17日まで、道南から道央、日高方面で洪水警報が出るほどの大雨となり、18日の釣行先を迷っていた。
幸いに道北地域は大雨のエリアから外れていて、浜益近辺の河川は増水の影響も薄いだろうと早朝に出発した。
浜益川本流は確かに増水や濁流が見られなかったが、つい最近の物とみられる増水の後がはっきりと残されていた。
今回の目的地は、これまで型もののヤマメを何度か釣り上げた浜益川支流のひとつ。しかし、本流から支流に抜ける林道には今回の大雨で痛んだ道路の補修のために大型重機が入っていて通行禁止。
ならばと他の支流へ車を走らせるが、いずれの林道も閉鎖状態。仕方なく、増水の後が残る浜益川本流で竿を出すことにした。
中流域に架かる橋から見る川筋は少し濁りが入っているものの、曲りのある淵や水深のある流れ込みと、魅力的なポイントがあちこちに作られている。
いつもならば、人気ポイントならではの魚影の薄さに悩まされるだろう。しかし、さすがに大雨が続いたこの2、3日は川に立ち入る釣人はいなかったはず。ならば釣果も期待できるかもしれない、と上流からウェットフライを流してアタリを探る。
流れ出しから平瀬に変るポイントに魚が定位している、との期待で何度も打ち込むがまったくアタリがこない。上流に落ち込みから急流に変るポイントが見える。そこまで上り再びウェットフライを流し込む。
ここで初めて小さなアタリがきた。多分、針を銜えることのできないヤマメの新子だろう。打ち込む方向を変えて何度か流し込むと、ようやく向こうアワセでヒットしたのは12、3センチほどのヤマメ。浜益川本流ではこの1匹だけの釣果で、予想以上に厳しい釣行となった。
次に向かったのは隣の群別川。この川で本格的に釣りを行った記憶はないが、橋の上から臨む透き通った流れに惹かれて上流を目指した。
川に沿って走る林道も、上流部でゲートが閉じられた。ここで車を止めて入渓、今度はドライフライで釣り上がった。
まだ水量は多く、時折流れに負けて足を取られそうになる。なので慎重に足場を固めて流れ出しや淵、カタなどフライを打ち込む。
最初のヒットは、流芯から外れた緩い流れの中から飛び出した20センチ弱の岩魚。同じようなポイントから再び岩魚がヒットしたが、後が続かない。
結局、200メートルほど遡行したが、釣れたのはこの2匹だけと、見た目よりも魚影は薄かった。
浜益海岸はすでに鮭シーズンを迎えていることから、帰りしなに毘砂別川河口に立ち寄った。河口には10人ほどの釣人が一列に並んで竿を出していたが、ヒットした形跡はない。これから幌川河口などでも多くの鮭釣りの釣人で賑わうのだろう。
写真@支流を諦めて入った浜益川中流域A群別川上流は大雨の影響も薄らいでいたB今回の釣果のヤマメと岩魚C鮭釣りで賑わう毘砂別川河口
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2022年08月06日
日高釣行も大雨の影響で苦戦
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二世宇川上流でようやく釣場確保
8月最初の釣行先は、昨年7月15日に釣行して以来1年ぶりの沙流川支流額平(ぬかびら)川。
幌尻岳を源としている清冽で強い流れが特徴で、ザラ瀬は多いが川幅は本流の沙流川と遜色がない。
ただ、昨年の釣果は2時間の釣行で10センチから12センチほどのヤマメが3匹と散々な釣果だった。しかし「広い河原で思いっきりフライロッドを振りぬきたい」と、今回の釣行先に決めた。
そうした想いは、現地に着いた早々打ち壊された。8月に入ってからの大雨の影響は、4日現在すでに解消されただろうと考えた。しかし濁流でこそないが、濁りはきつくて水量も多く、とてもフライを流せる状況ではなかった。
ならば、支流はどうだろうかと宿主別川と総主別川も立ち寄るが、いずれも濁りがきつくて竿を出す気にもなれない。
折角ここまできて竿を出せない事態を避けるために、当初額平川の後に入渓を予定していた二世宇川に行くことにした。
5時半に到着して実際に竿が出せたのは、それから1時間半後と、時間を大きくロスしてしまった。
これで二世宇川に入ることができなかったら、何のために2時間もかけてここまで来たのか。
二世宇川は今回さすがにいつもの清冽な流れではなく、コンクリートを薄めたような濁りが入り、水量もいつもの倍ほど。上流で多くの支流が流れ込んでおり、この支流の流れ込みが濁りを薄めるのでは、と前回行った場所からさらに上流奥深くに向かう。
ようやく到着した先は、林道ゲートが閉じられた手前の場所。
ここまで来ると濁りは解消されたが、単調なザラ瀬が広がりポイントらしいポイントが見つからない。それでも、ようやく竿を出せると勇んで河原に降りる。
昨年のこの川での釣果は、1時間半の釣行で17センチを頭に15センチ前後のヤマメが8匹と同サイズの岩魚が2匹、それに10センチ前後のバラしたヤマメが10数匹。ヤマメの濃い河川で、今回も型ものヤマメを狙った。
初めはザラ瀬の中の小さな流れ出しや倒木、小渕を探して上流からウェットフライで釣り下ることに。最初にヒットしたのは、#10のソフトハックルに食いつくほど餌に飢えていたのか5センチにも満たない稚ヤマメ。暫らく下ってもヒットするのは同じようなヤマメで、サイズは大きくならず型ものの姿もない。
下流にはザラ瀬が続いていて、これ以上釣り下っても時間の無駄と、今度はドライフライで遡行することにした。
ウェットフライでもヒットしない型ものが、ドライにくるはずはないのだが。
だが、ウェットフライで対応できなかった倒木下や瀬脇の淀みなどに、慎重にフライを打ち込むとしっかりとした反応が。
何度かのあたりの後にヒットしたのは、少しサイズアップしたヤマメ。12、3センチほどと満足のいくような型ではないが、この悪い条件の中で釣れたことが嬉しい。
上流に向かっても、ポツリポツリとアタリは続く。
最終的に9時半に脱渓した。この2時間の釣果は、13センチほどのヤマメを筆頭に小型ヤマメ8匹。サイズは不満だが、こんな条件下で何とか釣りになった。釣ったヤマメは全てリリースした。
今回は釣行前にもっと下調べを行えば防げたはず。現地情報確保の必要性をまざまざと感じさせた。
写真@濁りがきつくて水量も多い額平(ぬかびら)川上流部AB二世宇川の上流域。ここもいつもよりも水量は多いが濁りは解消されていたC何とかフライにヒットした小型ヤマメ
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2022年07月29日
真夏の尻別川本流釣行は貧果
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寝坊して日高釣行を変更
7月最後の釣行先は、7月7日に訪れた尻別川上流域。当初、浜益川と日高・額平川の何れかを考えていた。しかし、不覚にも寝坊して午前3時出発予定が4時半に繰り下がった。仕方なく、この時間で釣りのできる近場の場所として尻別川を選んだ。
7月28日の釣行先の尻別川上流は、7月7日に増水で下流に釣り下ることのできなかった場所で、今回あらためて釣り下りに挑戦することにした。
ポイントは、長く続くザラ瀬が流れ出しに変り、さらに荒瀬から平瀬になった変化のある場所で、前回はウェットフライに18センチから22センチの小型虹鱒が7匹ヒット。これにバラシを含めて12、3匹と、小さいながらもアタリは頻繁にきた。
現地には6時前に到着したが、このポイント近辺にはすでに先行者が2名。相変わらず激戦区の様相で、ほぼ20日ぶりのこのポイントでの釣行に不安が。
早速、前回アタリが集中したザラ瀬から荒瀬に変る場所に釣り下ることに。水量は前回と比べて1割ほど少なく、この分では釣り下るのも支障はなさそうだ。
ただ川岸には多くの靴跡が残されており、そのせいか前回のような反応はない。
ようやくアタリがきたのは、入川から1時間ほど経過してから。前回、水深があって釣り下ることのできなかった場所からだ。
ウェットフライを銜えて上がってきたのは、前回と同じようなサイズの小型虹鱒。以前この場所では、ドライフライで15、6センチを筆頭にヤマメを数匹上げたことがある。いつの間にか虹鱒のポイントに変ってしまったようだ。
さらに釣り下るが、今のところ水深も腰付近と慎重に歩けば問題無さそう。
先ほどのヒットから30分ほどして2回目のアタリがきた。下流に流れ出しの見えるポイントからだ。
派手な水しぶきを上げてヒットしたが、手応えは軽い。やはり、先ほどと同じような20センチ越えの虹鱒だった。
この先には樹木の張り出したポイントがあり、以前はこの木の下からも頻繁にヤマメのアタリがきたが、今回は虹鱒も含めてまったく反応はない。
50メートルほど下流は、流れ出しから荒瀬に変るポイントで、荒瀬がブレークして平瀬に変った地点にウェットフライを流し込んでみた。
ここでアタリが無いならば、釣り下っても釣果は期待できないだろう。やはりというか、こんなに見た目の良いポイントなのにアタリはこない。
この時点で入川から2時間半が経過。思っていたような釣果は得られず、ここで竿を収めることにした。
ただまだ昼まで時間があり、さらに上流を目指すことにした。場所はいつも支流ではなく、渓相の美しい尻別川本流。
ここより上流には何度か入ったことはあるが、今回はそれよりも少し下流。その時は尺岩魚をドライフライで2匹上げた。今回はどうだろうか。
尻別川は最上流でも踏み跡がしっかり残されている。この場所も釣人の踏み跡だらけで、いくら渓相が美しくても釣果には結びつかない。
今回もその通りで、大岩の落ち込みから長い平瀬に変る場所でも小さなアタリがきただけ。
小一時間竿を出して、本日の釣行を終えた。
寝坊は3文の損だったようだ。
写真説明@A7月7日に訪れた尻別川上流のポイントに再び。前回釣り下りできなかったポイントで竿を出したB今回釣果の小虹鱒。やはりヤマメの姿はなかった
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2022年07月23日
白老渓流で型ものヤマメを狙うが・・・
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解禁から2カ月経過して大苦戦
道南、道央でのヤマメ解禁から2カ月近くが経過、この2か月間で主要河川での型ものヤマメはほとんど釣れなくなった。
型ものを狙うならば、名前の知られていない小河川か渓流になるが、そんなに簡単には見つからない。なので、敢えて競争の激しい人気河川に赴くことにした。
7月22日の釣行先は、白老河川でも1、2を争うヤマメ河川の飛生川。飛生川は流域の短い川で、低い山を源としていることから、大雨の後の回復が早くて澄んだ流れが特徴。これまでも何度か、台風による大雨の下でも問題なく竿を出したことがある。
そんな魅力のある川だから、6月から10月にかけて多くの釣人が押し寄せる。その結果、釣果は小型のヤマメが主体となり、型ものは解禁直後か晩秋に限られる。それでも夏場においても魚影が濃いのは、サクラマスの自然産卵が活発に行われているからだ。
今回の入渓ポイントは上流に架かる橋の下から。いつもは林道ゲートが閉じられている関係で、下流のスリット型砂防ダムから入渓していた。
橋の下から、上流にある小滝まで釣り上がる予定だ。果たして型ものヤマメは釣れるのだろうか。
今年も清冽で透き通った流れは健在だった。これほど川底まで見える透明感があっても、ヤマメはフライに反応するのだろうか、という疑問はすぐに解消。打ち込んだ#10のカディスに頻繁に食いつく。が、フライが大きすぎて針がかりはしない。反応から見て新子か1歳未満のヤマメだろうと見当をつけた。
橋から少し行くと、流れ込みから淵に変る大場所が現れる。竿を出さなくてもヤマメが定位していることが分かるが、ここでもドライフライを悪戯するだけで、針がかりはしない。上流には大岩が作る落ち込みやカタ、小淵などのポイントが連続して続いている。そこでも頻繁にフライに反応するが、相変わらず針がかりはしない。
暫らくして魚止めの小滝が姿を現した。この上流は岩魚だけでヤマメはいない。この釜に大物が潜んでいるのでは、と滝の落ち込みにドライフライを打ち込む。しかし、先ほどと同じ小さな反応だけでフライには食いつかない。
ここから#14のニンフにチェンジ、流れに乗せて反応を探ることにした。ニンフに直ぐに食いついたのは7、8センチのヤマメ。連続して新子クラスのヤマメも食いついた。
目的は新子ヤマメではなく型もの。ニンフを#12に変更して再び流れに乗せるが、今度は食いつかない。
下流の先ほどの淵で、ようやく手のひらに乗る12、3センチのヤマメがヒット。この場所では同じようなサイズが4匹連続して上がったが、それ以上の型は出てこなかった。
多分下流に下っても同じようなサイズしかいないだろうと、ここで脱渓。前回釣行した毛敷生川の中流域に行くことにした。
毛敷生川での前回の釣行は6月23日。本流の敷生川に劣らず多くの釣人が訪れる人気河川なので、釣人の沢山入った土日や祭日の翌日は釣果が得られないことが多い。
また、平日でも現地の釣人がよく訪れる場所なので、釣果は余り期待はできない。前回は12、3センチのヤマメが2匹と散々な釣果だったが、今回はどうか。
目的の中流ポイントには、すでに先客の姿が。下流に車を止めて、餌釣りで釣り下がるという。期待していたポイントはすでに竿を出した後なので、入っていない上流のポイントまで釣り上がる。その間にも、川と並行して走る林道に釣人らしい車が何台も通り過ぎる。
平日でもこれほどの釣人が入っているためか、フライには針がかりしない小さなアタリだけ。飛生川よりも厳しい状況だ。
結局300メートルほど釣り上がったが、上がった魚は10センチ未満のヤマメが1匹という情けなさ。
次回はまだ今年釣行していない浜益川流域や静内川上流、額平川、仁世宇川などの平取地区を計画している。はたして型ものヤマメは釣れるだろうか。
写真撮影@今年初の飛生川。上流にあるランドマークの小滝付近で竿をを出したA再び毛敷生川の中流域へ。しかし競争が激しく散々な釣果Bこの日、飛生川でヒットした児ヤマメ。型ものはいなくなったようだ
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2022年07月17日
水温上昇で余市川本流は夏枯れか
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本流から支流に移り型ものヤマメ
7月14日の釣行先はウェットフライのポイントが点在する余市川の中流域。
余市川には6月16日に釣行したが、釣果は20センチ前後の虹鱒と17,8センチのヤマメ。それと、25センチほどの型ものヤマメを手元まで引き寄せてバラす失態を犯したのもこの日だった。
それから1か月が経過して、そのリベンジの機会が訪れた。前回と比べて水位がさがり、ポイントを探しやすいだろうと見込んでいたが、実際にはその逆で水かさは1割程度増していた。
現地到着は午前5時半。前回確認できた釣人を今回は見かけなかったが、人気ポイントなので早いことに越したことはないと、勇んで河原に降りる。上がった水位のために、水圧が強くて対岸へに渡るのも一苦労。何とか足場を確保して、ザラ瀬から流れ出しに替わったポイントにシルバーマーチブラウンを打ち込む。
前回はこのポイントで、針にも掛からない小さなヤマメが反応したが、今回は大物が期待できそうと意気込む。
しかし流れ出しが早瀬に替わり、それが瀬尻までの30メートル続く平瀬となってもまったく反応がない。
さらに200メートルほど下った支流の流れ込む、この場所で最高のポイントでもアタリはこない。
この先にもポインは連続するが、ここまで下って一度のアタリもない。原因は釣人が入ったなどの人為的な問題ではなく、魚が水温上昇に対応して上流に昇ったたためでは、とここで竿を収めた。
次に向かった先は、余市川上流に流れ出る支流。この支流の上流域にはヤマメと岩魚、アメマスが棲息。最上流部は岩のゴロゴロした山岳渓流だが、この場所はまだ穏やかな渓相の広がるウェットフライよりもドライフライのポイントが続く。
そのため、入渓する釣人も多くて見た目よりも魚影は薄い。今回も前日や当日に釣人が入っていれば厳しい釣行となる。さらに本流と同じく水位は高くて、慎重な釣り上がりが要求される。
最初のアタリは、入渓地点から100メートルほど行った落ち込みから早瀬に変ったポイント。それまで新子のアタリさえも来なかった。
「このポイントに魚がいなければ、釣り上がっても難しいだろう」と、水深のある平瀬に打ち込んだカディスにようやくヒット。上がってきたのは21、2センチほどのヤマメだった。
ポイントさえしっかり作られていれば魚は定位していると、モチベーションを高めて釣りがる。
奥に見えるのは小滝と落ち込み、淵が連続する絶好のポイント。まず一投目を落ち込み下に打ち込む。すると、間髪入れずにアタリがきた。上がったのは、先ほどよりも一回り大きな22、3センチほどのヤマメ。ただ、このポイントでは見切られてしまったのか、アタリは二度とこなかった。
この淵の上流にも、高巻きをしなければ行き着くことのできない、段差のある流れ出しと淵が見える。そこにも定位している魚がいるはずだが、体力的に厳しいと高巻きを諦めて、今度はウェットフライで釣り下がることに。
入渓地点を越えてしばらく行ったところに、ウェットに適した長い平瀬が現れた。そこにダウンクロスでソフトハックルを流し込む。
そこから10メートルほど下った地点から大きなアタリが。引き寄せてみると、25センチは越えていそうなアメマスだった。
ちなみに、身体に着けたウェアラブルカメラは、先ほどのヤマメのヒットシーンを最後にバッテリーが切れており、撮影はできなかった。
この下流にも、流れ出しや落ち込みといったポイントが点在しているが、午前9時を過ぎた太陽は輝きを増して釣人をいたぶる。それに負けてここで脱渓することにした。本流から渓流への移動が無ければ散々な釣行となっただろう。
写真説明@A大江橋下の余市川本流の川相BC余市川に流れ出る支流の上流部。ここも釣人の多い人気ポイントだD今回の釣果のヤマメ
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2022年07月10日
ピーカンを避け曇りの尻別川上流へ
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ウェットで20センチ級虹鱒8匹
(更新ミスがあり再掲載しました)
釣行日前日の7月6日は札幌で真夏日を記録、7日もこの高温状態が続くとの予報だ。夏の早朝からの快晴、ピーカンの天気は釣りを行うには体力的にも厳しく、出来るだけ気温が低くて曇りの地区を探した。
候補地は余市川、尻別川上流、白老4河川に浜益川支流と静内川の5地区。この内、日の出から昼までの時間、曇り空が続くのは白老地区だった。
それで釣行先を白老に決め、さて出かけようかとあらためて天気予報を確認すると、尻別川流域の京極や喜茂別も曇り空が続くとのこと。
ならば、尻別川上流のほうが距離的にも近くて、前回不振のリベンジもできると、尻別川に進路を変えて車を走らせた。
前回の尻別川釣行は6月9日。竿を出した寒別付近の本流は、まだ魚の活性が鈍かったのか、一度のアタリもなく撤退。上流の尻別川に流れ込む支流に移動して、何とか小型のヤマメと岩魚を手にしたが、とても満足のいく釣果ではなかった。
今回の釣行先も同じく寒別付近の本流。ドライとウェットフライを駆使して、大型ヤマメを狙うことにした。
現地到着は午前5時半。海釣りではこれでも遅いくらいだが、河川釣行では少し早すぎる。だが、この場所が人気ポイントということもあり、敢えて早目に入川することにした。
川相は前回と比べて2割程度水量が多くて、流れが速い。最初に本流に流れ出る支流にドライフライを投じてみた。
ここで釣果があれば本流でも期待できるが、何度投じてもフライはただ流れていくだけ。
またダメか、との悪い予感が頭を過ぎるが、今度は本流でウェットフライを流してみた。荒瀬脇の深場が期待のポイントだが、魚の気配は感じない。
一度のアタリもなく1時間ほど過ぎた頃、向こうアワセでようやくアタリがきた。小さくジャンプを繰り返すところから、小型虹鱒だろうと見当をを付けたが、思いのほか暴れる。そしてネットに入ったのは22、3センチの銀毛がまぶしい虹鱒だった
狙っているサイズには程遠いが、魚を確認できたことでモチベーションが高まる。
その後、派手な水飛沫を上げる虹鱒がヒットしたが、直ぐに針を外して逃げた。それを最後にアタリは遠退く。
入川から2時間ほどが経過して、次の場所に移動することにした。
最終的には前回入った支流に入ることにしたが、その前に尻別川に沿って走るあぜ道から、直接川に降りられるポイントに入ることにした。
ここは、3年前に一度竿を出したことがあり、広い川幅が急に狭まって流れ出しに変るポイントがある。その流れだしの急流がブレークして平瀬に変る付近に魚が溜まっていることが多いが、今回はどうだろうか。
入川地点から100メートルほどして、その流れ出しが現れた。荒瀬から早瀬に変った場所で小さなアタリが。慌ててピックアップすると20センチ前後の虹鱒。さらにその下流からもアタリが相次ぎ、そのいずれもが型を揃えたような虹鱒だった。
さらに下流に足を運ぶが、知らない間にかなり深い場所に立ち込んでしまった。
川底は急深で、このまま立ち込んでの釣りは難しくなった。かと言って川岸は、がれきが犇めく崖状態で足場を作れない。
水量が少ない季節ならば、立ち込んで問題なく釣り下ることができるだろうが、今回は危険すぎるようだ。
時間はすでに9時を越えており、ここで竿をたたむことにした。
今回の釣果は、寒川ポイントの1匹を加えて18センチから22センチの虹鱒が8匹。これにバラシを含めると12、3匹と、虹鱒は活性化してきたが、ヤマメの姿はなかった。これから段々型も大きくなっていくとともに、ヤマメも期待できるだろう。
写真@寒別付近の尻別川上流域Aさらに喜茂別寄りの上流域B当日の主要な釣果。ヤマメの姿はなかった
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2022年07月08日
日本政界の巨星逝く
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安倍元首相のご冥福を祈る
このブログをまとめているのは7月8日の午後8時。これまでのブログ記事は、余計なものを極力省いて釣行内容だけを発信してきました。
しかし今回は、安倍元首相が暴漢に狙撃され、亡くなったとのニュースにショックを受けて意気消沈。釣行記を書く気力が湧いてきません。
私のブログは「趣味に政治と下半身の話は持ち込まない」をむねに更新してきました。7月7日の釣行記は、何とかモチベーションを高めて明日9日に更新しますので、今回だけは許していただきたい。
安倍元首相はモリカケやサクラ、また憲法改正で野党や左翼系の人々に妲己のごとく嫌われてきました。
それでも、長期政権をバックに次から次に打ち出した政策、その遂行能力と疲れを知らない行動力、そして世界の中での日本の地位向上に尽力した功績者として、惜しまれて退任しました。
難病を克服した暁には、再び政権復帰を願う人々も多かったと思います。私もその一人でした。日本憲政史上の巨星の突然の逝去は残念でなりません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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2022年07月01日
大雨の後の小樽内川釣行
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型は小さいが岩魚とヤマメを堪能
先週に続き今週の釣行も雨に祟られた。
6月28日、29日の二日間降り続いた雨により、道央の主要河川は軒並み増水。一部地域では洪水警報が出るほどの大雨となった。
こんな天気の後で釣行ができるのか、と雨の上がった30日に向かった先は雨に強い小樽内川。
これまで、他の河川が濁流、増水状態となっていても竿の出せる、道央では千歳川と並んで釣人にとってはありがたい川だ。
それでも、途中の増水した豊平川上流の姿を見ると不安が募る。
今日の目的地は国際スキー場付近の上流域だが、さっぽろ湖に流れ出る下流域を見る限り水も澄んでおり、水量も若干多いだけで釣りには支障が無さそう。
今回はいつもの釣行よりも遅い8時に現地到着。平日でも釣人の入る人気河川なので先行者を心配したが、大雨のすぐ後に釣りをする者はそれほどいないようだ。
小樽内川への釣行は2年ぶり。これまでは林道ゲートから1時間ほど歩いた最上流域で竿を出してきた。
下流でも岩魚やヤマメは釣れるが、型や魚影の濃さを望むのならば、そこまで行かないと難しいからだ。
ただ問題は、熊の出没が激しい地域だという事。そのため、この川では熊対策に人一倍気を使ってきた。今回も熊鈴や爆竹、ホイッスルなどを備えて林道をひたすら歩いた。しかし予想外だったのは蚊の異常発生。
大雨の後の、湿気の多い時間に陽が出れば、当然蚊の大量発生がある。そのことを頭に入れておかなければならなかったが、その備えを忘れた。
フライベストの下に防虫衣料のスコ―ロンを着込んでいたものの、顔や手は無防備。そこを目がけて蚊が押し寄せる。おかげで手や顔ばかりではなく、蚊を寄せ付けないはずのスコ―ロンの上からも何カ所も刺された。
今日は蚊取り線香を用意しても蚊の襲来は防ぎようはなかったのだろう。
それもあって、今回は距離を詰めて林道を歩いた。当然、型や魚影は想定よりも劣ることが予想される。それ以前に魚がヒットするのか、が一番の問題なのだが。
藪漕ぎして降りた川は、とても大雨の後とは思えないほど底の澄んだ流れ。あちらこちらで流れ出しやカタ、落ち込み、平瀬といったポイントが作られている。最初に、岩魚が定位していると思われる落ち込みにカディスを打ち込む。が・・・。次の平瀬はヤマメのポイントとなっていそうだが、こちらも反応はない。
最初のヒットは入渓場所から50メートルほど行ったザラ瀬から平瀬に変ったポイント。15センチほどの岩魚だった。そこからポツポツアタリが出始めた。それもひとつのポイントから1匹だけ。
4匹ほど岩魚が続いた後、ようやく同じようなサイズのヤマメが早瀬でヒット。ここからヤマメと岩魚の棲み分けがはっきりしてきて、平瀬と早瀬からヤマメが連続して掛かるようになってきた。
その間も、やぶ蚊の襲撃は収まらない。そして気温の上昇で汗だく状態に。入渓場所から500メートルほど来た段階で2時間が経過。釣果は期待できるが、今回はこれで納めることにした。
今回の釣果は、20センチ強を筆頭とした岩魚が5匹と、15、6センチのヤマメが5匹。久しぶりの小樽内川釣り上がりを堪能した。
写真説明@A大雨の後で水量は多いが、ポイントがあちらこちらで作られていたB本日最長の岩魚とヤマメ。合計10匹の釣果だった
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