2020年12月23日
変化するから楽しい
人間の苦しみは、「永遠に変わらないで欲しい」という思いから生まれます。
このように教えているのはお釈迦様です。
例えば、いつまでも若くきれいで健康でいたいという願いは誰もが持っている思いです。
しかし、現実は無理です。
必ず時間と共にシワができてきて、白髪が生えてきて、足腰が弱ってきたりします。
例えば、音楽でもいろいろな音が合わさってメロディーを作り出しているから楽しく聴くことができます。
もし同じ一つの音がずっと続いていて、それを永遠と聴いてなくてはならないのなら全く面白くありません。
桜の花もその時だけ期間限定で咲くからきれいだな〜と思って鑑賞することができます。
もし桜の花が一年中あっていつでも見ることができる花なら、それほど見たいという気持ちもきれいだな〜という思いもなくなるでしょう。
つまり、変化することは楽しいことなのです。
この世の全ては無常であると受け入れたら、もっと落ち着いていられます。
「変わらないでほしい」と思うから辛くなるのです。
仏教ではこの世の現象は永遠であるということを一切言わず、反対に無常であると言います。
なぜなら、無常から安らぎが生まれるからです。
ですから、変化を受け入れることができれば、逆らわずにストレスなしに楽しくいられるのです。
考えてみると、この世の一切が変化しなくて永遠になってしまったら大変な世の中になってしまいますね。
それは不自然な世界です。
変化するのは自然の現象です。
その自然の現象をストップさせようとするのは、自然に逆らっていることになります。
お釈迦様はシンプルな方法で幸せになれる方法を教えてくれています。
今日も皆様の一日が幸せで満ちあふれますように・・・
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