2019年04月12日
洗濯機の脱水時の異常音対策は意外と簡単だった
以前のブログで、洗濯機の脱水機の異音の応急対策を、どこにでもある自転車の荷ゴムを用いて行ったことを紹介しました。
この時は、とにかくすぐに修理するということが必要だったので、まずは現象をよく観察し
異音は脱水槽が周囲の壁に当たるためであり、その原因が脱水槽の回転時のバランスをとるための4つのダンパー(メーカーでは単に吊り棒と称している)の内、手前側の2つが破損しているためであることがわかりましたが、交換部品がない中、手近にある物でなんとかしのいだという内容でした。
しかし応急修理ではありましたが特に異音も発生することなく問題なく脱水できていたのでそのまま最近まで使用していました。
応急修理後直ぐに純正部品(吊り棒)をネットで購入していましたので、流石にいつまでも放置しておくのはどうかと思い、簡単な交換・装着方法もわかったので先日吊り棒を交換しましました。その後は当然ながら全く問題なく順調に推移していています。
私は初めての時は何かよく分からなかったため、とにかく洗濯機を横に倒してして本体の底から中部を覗き込んで原因を探った訳ですが、今回は原因も適正な交換方法も分かっており、交換部品がある状態での修理でしたので簡単に処置することができました。
そこで我が家と同様の問題(脱水時の異常音)に遭遇した人のために少しでもご参考になればと、その方法をご紹介します。(メーカーの代理店に頼んで直ぐ来てもらえるところはそれがいいのでしょうが、そう出来ない場合や自分でなんとか直してみたいと思っている方のために)
【1】緊急事態で至急修理したいが交換部品がなく入手までに数日掛かる場合は吊り棒代用品
を作成し処置する。(ただし取り付け方が難しく工夫を要すると思われる)
【2】異音がするがまだそれほどでは無くしばらくは大丈夫そうな場合は、交換部品(吊り棒2本セット、
4本で数千円)を入手し、以下の手順を参考にして下さい。
(メーカーの代理店からまたはネットから入手できます)
(尚洗濯機が購入してまだそれほどではない場合はグリスアップだけで、吊り棒を入手しなくても
いい場合もあり、ここらへんは要注意、要検討ですが、交換部品を入手しておけばひとまずは
安心です。)
1.洗濯機の周辺整備・・・・・水道栓を締めて、接続ホースを外す、電源を抜く、アースを外す。
(洗濯機の上部からそのまま作業ができない時は移動させる必要がり、
傷防止、シートを準備する。)
2.洗濯機上カバーを開く・・・洗濯機上面の手前とやや後ろの方に、キャップで蓋をされた止めネジが
4本有るのでキャップを開け(取り外し)ネジを外す。
(上カバーが倒れて来ないように適当な支えが必要)
3.四隅の吊り棒を確認する・・・位置、外観、状況を確認しておく。
4.吊り棒を1本毎交換する・・・脱水・洗濯槽を少し持ち上げまず前側の吊り棒を1本外す。
吊り棒の懸架部や下の受け部が汚れていたら綺麗に拭き取り、
説明書の指示通りグリスを十分に塗り吊り棒を上下の固定具に
装着する。
更に前側の他の1本も同様に交換する。
後ろ側の片側1本には洗剤供給用のホースが巻き付いているので、
元の状態に巻き付ける様に注意して交換する。
5.上部カバーパネルを元に戻す・・・元のネジで固定し、キャップをする。
6.洗濯機周りの部品を復元する・・・作業前にはずしておいた水栓、ホース電源、アース等を元通りに
接続し周辺を整理清掃する。
念の為、水準器で本体の水平度を確認し、気泡が中央に来るように
しておく。
これでいいはずですが、念の為、テスト洗濯をして、問題が無いかどうか確認しておいて下さいね。
(ネジ、水道栓、アース、蓋開放センサー等の付け・戻し忘れ注意)
<記事関連写真>
<取り出し、交換手順>
洗濯機上側から見た上部パネル固定ネジの場所
蓋がカバーされているのでわかりにくい(特に手前側)
奥側:蓋を開けてネジを緩める。(ネジは取り出させない?)
手前側:長いネジを取り外す。
この後上部パネル全体を取り外し、四隅の吊り棒を一本ずつ取り外し、交換する。
純正部品の吊り棒(4本セットで購入、下記)
吊り棒の装着状態
洗剤チューブの巻き付き状態
実施する場合は作業環境を十分整えておく必要があります。
取り外した吊り棒の状態(右側2本は前回自転車用荷ゴムで代用したもの)
尚
吊り棒の入手はお近くの家電製品の店にも売っているかとは思いますが、
通販で入手される場合は下記の場所からどうぞ
(注:日立の洗濯機用の純正部品です)
<追記>
本ブログを書いた日から今日(2023.2.26)までまもなく4年になりますが、
フル稼働(ほぼ毎日、時には2回、3回回す)していても全く異常なく使えています。
<追記2>
今日は2024.6.17。部品(吊り棒)を取り替えてから5年目も問題なく洗濯できています。
ところで先日セイコーの掛け時計が動かなくなり、問い合わせても一向にラチが明かず捨てるに止む無しとおもっていました。しかし自分で修理が出来再稼働に成功しました。原因は一つの部品のほんのちょっとしたことが原因でした。(ブログ予定)
この2つの例にとどまらず製品の故障の原因は全体の沢山の部品の中のたった一つの不具合の原因であることが多々あります。この故障した商品を見る時いつも思うのですが、1つの商品にはアイデアから生産までのハードの部分と取説・カタログ作り、営業、販売その他ソフトの部分に関わる大勢の人の労力で出来上がっています。それなのにその不具合部品製造に関わった人(または部署)の力不足のために、お客に迷惑を掛け、他の関係者の労働を会社の信用度を落とすことはあってはならないことだと思います。
この時は、とにかくすぐに修理するということが必要だったので、まずは現象をよく観察し
異音は脱水槽が周囲の壁に当たるためであり、その原因が脱水槽の回転時のバランスをとるための4つのダンパー(メーカーでは単に吊り棒と称している)の内、手前側の2つが破損しているためであることがわかりましたが、交換部品がない中、手近にある物でなんとかしのいだという内容でした。
しかし応急修理ではありましたが特に異音も発生することなく問題なく脱水できていたのでそのまま最近まで使用していました。
応急修理後直ぐに純正部品(吊り棒)をネットで購入していましたので、流石にいつまでも放置しておくのはどうかと思い、簡単な交換・装着方法もわかったので先日吊り棒を交換しましました。その後は当然ながら全く問題なく順調に推移していています。
私は初めての時は何かよく分からなかったため、とにかく洗濯機を横に倒してして本体の底から中部を覗き込んで原因を探った訳ですが、今回は原因も適正な交換方法も分かっており、交換部品がある状態での修理でしたので簡単に処置することができました。
そこで我が家と同様の問題(脱水時の異常音)に遭遇した人のために少しでもご参考になればと、その方法をご紹介します。(メーカーの代理店に頼んで直ぐ来てもらえるところはそれがいいのでしょうが、そう出来ない場合や自分でなんとか直してみたいと思っている方のために)
【1】緊急事態で至急修理したいが交換部品がなく入手までに数日掛かる場合は吊り棒代用品
を作成し処置する。(ただし取り付け方が難しく工夫を要すると思われる)
【2】異音がするがまだそれほどでは無くしばらくは大丈夫そうな場合は、交換部品(吊り棒2本セット、
4本で数千円)を入手し、以下の手順を参考にして下さい。
(メーカーの代理店からまたはネットから入手できます)
(尚洗濯機が購入してまだそれほどではない場合はグリスアップだけで、吊り棒を入手しなくても
いい場合もあり、ここらへんは要注意、要検討ですが、交換部品を入手しておけばひとまずは
安心です。)
1.洗濯機の周辺整備・・・・・水道栓を締めて、接続ホースを外す、電源を抜く、アースを外す。
(洗濯機の上部からそのまま作業ができない時は移動させる必要がり、
傷防止、シートを準備する。)
2.洗濯機上カバーを開く・・・洗濯機上面の手前とやや後ろの方に、キャップで蓋をされた止めネジが
4本有るのでキャップを開け(取り外し)ネジを外す。
(上カバーが倒れて来ないように適当な支えが必要)
3.四隅の吊り棒を確認する・・・位置、外観、状況を確認しておく。
4.吊り棒を1本毎交換する・・・脱水・洗濯槽を少し持ち上げまず前側の吊り棒を1本外す。
吊り棒の懸架部や下の受け部が汚れていたら綺麗に拭き取り、
説明書の指示通りグリスを十分に塗り吊り棒を上下の固定具に
装着する。
更に前側の他の1本も同様に交換する。
後ろ側の片側1本には洗剤供給用のホースが巻き付いているので、
元の状態に巻き付ける様に注意して交換する。
5.上部カバーパネルを元に戻す・・・元のネジで固定し、キャップをする。
6.洗濯機周りの部品を復元する・・・作業前にはずしておいた水栓、ホース電源、アース等を元通りに
接続し周辺を整理清掃する。
念の為、水準器で本体の水平度を確認し、気泡が中央に来るように
しておく。
これでいいはずですが、念の為、テスト洗濯をして、問題が無いかどうか確認しておいて下さいね。
(ネジ、水道栓、アース、蓋開放センサー等の付け・戻し忘れ注意)
<記事関連写真>
<取り出し、交換手順>
洗濯機上側から見た上部パネル固定ネジの場所
蓋がカバーされているのでわかりにくい(特に手前側)
奥側:蓋を開けてネジを緩める。(ネジは取り出させない?)
手前側:長いネジを取り外す。
この後上部パネル全体を取り外し、四隅の吊り棒を一本ずつ取り外し、交換する。
純正部品の吊り棒(4本セットで購入、下記)
吊り棒の装着状態
洗剤チューブの巻き付き状態
実施する場合は作業環境を十分整えておく必要があります。
取り外した吊り棒の状態(右側2本は前回自転車用荷ゴムで代用したもの)
尚
吊り棒の入手はお近くの家電製品の店にも売っているかとは思いますが、
通販で入手される場合は下記の場所からどうぞ
(注:日立の洗濯機用の純正部品です)
【在庫あり!】【純正品・新品】日立洗濯機用の吊り棒★4本入り【HITACHI NW-8AX007】※こちらは1セット4本入でございます。【5】【A】 |
<追記>
本ブログを書いた日から今日(2023.2.26)までまもなく4年になりますが、
フル稼働(ほぼ毎日、時には2回、3回回す)していても全く異常なく使えています。
<追記2>
今日は2024.6.17。部品(吊り棒)を取り替えてから5年目も問題なく洗濯できています。
ところで先日セイコーの掛け時計が動かなくなり、問い合わせても一向にラチが明かず捨てるに止む無しとおもっていました。しかし自分で修理が出来再稼働に成功しました。原因は一つの部品のほんのちょっとしたことが原因でした。(ブログ予定)
この2つの例にとどまらず製品の故障の原因は全体の沢山の部品の中のたった一つの不具合の原因であることが多々あります。この故障した商品を見る時いつも思うのですが、1つの商品にはアイデアから生産までのハードの部分と取説・カタログ作り、営業、販売その他ソフトの部分に関わる大勢の人の労力で出来上がっています。それなのにその不具合部品製造に関わった人(または部署)の力不足のために、お客に迷惑を掛け、他の関係者の労働を会社の信用度を落とすことはあってはならないことだと思います。
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