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2016年11月19日

燕岳11月(2016年11月)

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 冬季山行の足慣らしで燕岳に行ってきました。燕山荘が小屋閉めの真最中ですが、中房温泉直下まで車でまだ入れるのでアクセスが容易だからです。雪は期待より少なめでしたが楽しい出会いもあり、表銀座の尾根と何とも美しい槍ヶ岳を眺めながら実に充実した時間を味わうことができました。Day1-Day2の様子を紹介いたします。

実施日:2016年11月17日〜18日
山行形態:単独、テント泊



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天気予報とは裏腹に燕山荘キャンプサイトに着く頃には強風と雪のちらつくあいにくの天候となってしまいました。ただキャンプサイトの積雪は非常に少なく、テントの外張りを持参したもののイマイチ様になりません。このまま豪雪にならないかなあ〜?っと少し期待もしてしまいます。



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天候が悪い!と勝手に決めこんで、ビールとウイスキーのお湯割で早々に食事の準備に取り掛かりました。メニューは最近お決まりの「野菜たっぷりホタテラーメン」です。「美味いなあ〜」と独り言を言いながら自分の世界に入ってしまいますが、外が何となく明るくなってきました。テントの外に出てみると見事なブロッケンが出ていました。色々とポーズをとりますがガスが濃いのと夕日の斜光が安定していたので余裕で写真を撮ることができました。ラッキーでしたね。



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燕山荘の宿泊者も皆外に出てきて、夕日を楽しみます。明日は晴天の予感がします。「明日は晴れてくれよ〜!」






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Day2の始まりです。昨晩JETBOILに入れておいた水が予想通り凍っていたので、そのまま沸かして朝食の準備です。最低気温はマイナス8度だったようです。 日の出が6時20分くらいなので5時半にキャンプサイトを出発し燕岳山頂を目指します。メガネ岩に登りたいのですけど、まあロープが張ってあるので我慢して通りすぎます。



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燕岳の山頂はフラットな場所なので安心して景色を堪能できます。夜明け前の薄明かりの景色が最高ですね。八ヶ岳、富士山、南アルプスが実に綺麗です。



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青白い色の槍ヶ岳、穂高が最高に魅力的です。朝日が有明山の上に出ました。何度見ても御来光には感激します。



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キャンプサイトに戻ったところ、昨日出会ったテント泊の青年がいたので、表銀座尾根を一緒に散策してみることにしました。大天井岳の方角に進みます。奇岩や岩場を越えて進みます。




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雪の尾根道を歩きながら青年と話をしていくと・・・何かどこかで同じような周波数を感じるようになりました。彼は「元いた会社の従業員。」だとわかりました。 世の中ホントに広くて狭いです!



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同じテント泊者で「雪山専門」のユニークな方にも出会いました。夏山より雪山を好んで登っておられるようです。確かに雪の北アルプス絶景を味わうと、そうなってしまうかもしれませんね。 そんなこんなで気分良く燕山荘を後にします。すごく充実した11月の燕岳山行となりました。 ありがとうございました。






posted by Jack at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

2016年11月04日

丁須の頭(ハンマーヘッド)登頂:2016年11月

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 裏妙義の「丁須の頭(ハンマーヘッド)」に登ってきました。丁須の頭と言うのは、妙義周辺の高速道路や街道沿いを車で走ると確認できる、山頂部に突き出したハンマーの形をした奇岩の事です。去年、表妙義を縦走(以前の投稿あり:妙義山縦走:2016年3月10日)した時に気になった場所です。非常に危険な場所ではありますが、尾根で岡山からの青年と出会い一緒に登頂しました。また丁須の頭の直下で、すでに登頂した79歳のご老人とも出会いました。その方々の写真なども交えて現地の様子を紹介したいと思います。ちなみに今回の3人は全員「丸腰」(登攀装備なし)でのトライでした。 写真のように丁須の頭は3段階の造りになっていました。説明の便宜上、登山道から1段上がった平らな部分を「肩」、さらにもう1段上がったところを「台座」、最後の本体を「ハンマーヘッド」として説明していきます。上の写真では、台座の部分に登頂後の休憩をしているご老人の姿があります。

実施日:2016年11月4日
ルート:行きに御岳コース、帰りに鍵沢コースで周回
登山形態:単独、日帰り(前夜泊)
出会った人:2名
過去の投稿:妙義山縦走(2016年3月10日)>>https://fanblogs.jp/yamatabijiyujin/archive/8/0




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写真左は、青年が「肩」の部分を登っているところです。下の登山道から鎖が1本張られています。写真右は同様に「台座」の部分に足がかかったところです。ここまでは表妙義の感覚でサクサク登れます。



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んんっ? ちょっと目を離したすきに青年は最上部まで登ってしまったようです。 なので、当方もぼちぼち行くかね?と気合を入れます。(ちなみに中間部に見えるのはご老人の頭です。) 「肩」から見ると「ハンマーヘッド」ではなくて「ゴジラ」に見えますね(笑)。



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「ハンマーヘッド」の最上部です。ここで岡山の青年とお話しましたが、昨日表妙義の白雲山から鷹戻し、金洞山を縦走し、さらに同じルートをピストンしたようです。んんーー 恐るべき男ですね。。。 「ハンマーヘッド」の最上部でビビりながら写真を撮ってみます。ここは定員2名様ですかね? 3人だとかなり危険だと思われます。



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逆側の端はこんな感じですし、座ってみてもなんと言うか・・・「落ち着ける場所ではありません!」写真右の右端に見える鎖が下界との唯一の架け橋です。ここに5分くらいいたかなあ〜? 早々に退散します!




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「ハンマーヘッド」を降りてから撮った写真ですが、要するにこの鎖の「オーバーハング」が登頂を困難にしています。えぐれた部分(白い部分)の足がかりが乏しいのです。つまり登る時、最初の一歩がどうしても宙に浮いてしまうので腕力に頼らなければなりません。あと写真右は、青年が降りてくるときに撮ったものですが、取り付きの部分と鎖の位置がずれているので、登る時の一歩と降りる時の最後の一歩を身をよじるように修正しないといけません。このズレた鎖の下はスッパ切れた崖になっていることも恐怖心を増長させます。なんともイヤらしいシチュエーションです。



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 いやはや、写真で後から見ると余計に怖いですね。 よく登れたなあ〜? 不思議な気がします。



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「台座」まで降りてくると「肩」の部分を下るご老人が見えました。写真右は、登山道まで降りてきてホッとしたところです。それにしてもこのご老人には頭が下がりますね。「79歳であそこを登る意欲に感動!」です。ここでしばらく話し込んでしまいました。「ハンマーヘッド」をにらむ目がすごく印象的でした。



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登山口まで下りてきました。 地獄から生還です。 「シャバはいいねえ〜」


posted by Jack at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

2016年11月02日

「実践!山道具」ブログ(2016年11月)

「実践!山道具」というブログを山旅自遊人のサブブログとして立ち上げました。山旅自遊人のリンクから飛べるようになっています。いろいろな山旅をしていく中で、本当に良い道具を探し出せたら良いと思っています。道具って使い込んでいくうちに、やっとその真価がわかってくるような気がします。


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           ではでは よろしくお願いいたします。>>>https://fanblogs.jp/jissenyamadougu/



posted by Jack at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 山道具

2016年10月30日

八ヶ岳縦走Day2-3(2016年10月)

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翌朝、あたりが明るいので目が覚めました。信じられません!朝日が当たっているではありませんか? 台風一過のような晴天です。時計を見ると6時だったので急いでテントの撤収準備です。昨日夜の時点で今日はテント内で停滞だと思っていたので、スイッチを切り替えなくてはなりません。行くぜえ〜(笑)


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キレット小屋からあたりの景色を確認すると驚きです。赤岳方向には突き出た岩綾帯(多分小天狗、大天狗と思われるます)がすぐそこに見えます。逆方向は、権現岳の凸凹の山頂が見えます。昨日はガスと雨にやられて見えませんでしたが、やっと状況が把握できました。


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赤岳を目指し岩場をよじ登ります。結構な斜度ですがマーキングがしっかり付いているので丁寧にクリアしていきます。


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鎖場をクリアして振り返ると権現岳とたどってきた尾根がはっきりと確認できます。気分いいですね〜


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赤岳山頂に到着しました。昨晩の嵐が嘘だったような青空です。





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赤岳頂上から目指す横岳、硫黄岳、天狗岳が見えます(写真左)。赤岳展望荘を通り過ぎて地蔵尾根でお地蔵さんに挨拶です。「しばらくぶりだねえ〜 毎日ご苦労さんだね〜」



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横岳っていうのは、横に長いから横岳っていうのですかね? 横岳のピークらしきを何度か超えて、最後に本当の横岳の山頂に到着です。


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横岳山頂のすぐ下に「カニの横ばい」と地図には書いて有る岩場が出てきます。左から右へとナイフリッジの尾根を切り替えながら進みます。



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このあたり一帯の景観は素晴らしいです。写真左のように吊り尾根のような景観と突き出た岩綾が絶妙なバランスで見渡せるからです。突き出した突起は「小同心、大同心」のように名前が付いているようです。一番奥のシルエットは甲斐駒ヶ岳ですね。(参考に写真右は、自宅に戻ってから山座同定してみたモノです。自宅でもかなり楽しめますね!)



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硫黄岳が見えてきました。なんかこんもりとしていて迫力不足かな? と思いきや、山頂の裏側は「爆裂火口」が大迫力で控えていました(写真右)。失礼しました!って感じです。



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硫黄岳から眼下に夏沢峠と東天狗岳、西天狗岳が見えます。やはり天狗岳には登りたいなあ〜 と再確認します。さてここから西側のオーレン小屋に降りるか?東側の本沢温泉に降りるか?少し迷いました。結局本沢温泉側に引き込まれていくことになりました。



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本沢温泉に到着です。沢沿いに露天風呂がありそうなので「行ってみるかな?」などと考えなが、テント泊の申し込みを済ませます。年間を通してやっている宿なので施設はしっかりできていそうです。



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水も十分にあるし安心できます。サイトは小屋から5分ほど下った林間の平地にありました。少しすると単独の登山者の方がきましたので情報交換しました。



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今日たどってきた登山道を思い出したり地図を見たりして、ゆっくりと時間が経っていきます。 「やあ、気分いいなあ〜」 つまみや食事に大きな変化はないのですけど充実した時間ですね。ホットウイスキーを頂きます。







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Day3の始まりです。白砂新道を通り天狗岳への尾根を目指します。登山道は雰囲気が昨日までとはガラっと変わります。気分良く苔むした岩場の登山道を進んでいくと白砂に変わります。1時間ほどで尾根に出ます。



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東天狗と西天狗が射程距離に入りました。振り返ると赤岳や硫黄岳の姿がはっきりと見えました。外気温はちょうど零度くらいで氷が張ったり、霜柱が立っています。



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そろそろ旅も終盤に入りました。西天狗岳をピストンし、東天狗岳頂上から眼下に黒百合ヒュッテが見えました。あそこまで「天狗の奥庭」と呼ばれるガレガレの岩場を下ります。前方に蓼科山が近づいてきました。



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黒百合ヒュッテで渋の湯のバス時刻を確認しました。ちょうど1時間30分後にバスがあります。ラッキー! 少し飛ばせば間に合いますね。 登山道は北八ヶ岳の雰囲気になりました。苔や氷で滑るので、五感の感度を上げながら飛ばします。



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やったね〜 今回の山旅のゴールです!  さてさて、渋御殿湯でバスチケットをゲットできたので、茅野駅までバス移動します。






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バス、電車、タクシーを乗り継ぎ観音平に戻ってきました。どの山旅もそうですが、無事に生還するとホッとします。本当やれやれですね〜   小淵沢インターまでの間に道の駅がありますので立ち寄ってみることにしました。



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こじんまりとした道の駅ですが、すごくオシャレな造りになっています。レストランが併設されているので思わず入ってしまいました。「Beans」というお店でしたが、昼時のコーヒーはサービスで、トンカツセットは1030円で大満足です。



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最後は、八ヶ岳パーキングで八ヶ岳の雄姿を見ながらソフトクリームです。あの尾根を全部歩ってきたので、遠くに見えますが、すごく近く感じます。 山は、登ってからまた眺めると感慨深いものですね。


ありがとうございました。



posted by Jack at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

2016年10月28日

八ヶ岳縦走Day1(2016年10月)

 10月の最終週になりますが、八ヶ岳の縦走を思い立ちました。過去に単発で赤岳や蓼科山には登ったことはあるのですが、今まで何故か縦走には縁がなく実行できずにいたのです。ところが「冬季の八ヶ岳でも登ってみるかなあ〜?」というヒラメキが起こってきたので、冬場の下見を兼ねて登る計画を立てました。どうせなら観音平の登山口から編笠山、権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳の主要部を全部歩いてみようと思いました。

実施日:2016年10月25日〜27日
山行形態:単独、テント泊
テン泊地:キレット小屋キャンプサイト、本沢温泉キャンプサイト

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上記左写真は縦走した八ヶ岳山域のプロフィールになります。右端が編笠山で左端が天狗岳になります。また写真右はルート図です。前日に観音平に車中泊し、北上しました。ゴールは黒百合ヒュッテを経由し渋の湯に下山です。その後バス、電車、タクシーを使って観音平まで戻ることにしました。以下は現地Day1の様子です。




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観音平から緩やかな登山道を進みます。ちょうど登山口近郊が紅葉のピークになっていて、楽しみながら登ることができました。



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押手川の分岐で青年小屋への巻道と頂上直登のルートに分かれますが、迷わず編笠山頂上を目指します。予想ではたいした傾斜の登山道ではないと思っていたのですが、頂上が近づくにつれ大きな岩の段差をよじ登りながら相当な急斜面を連続して登ることになりました。ザックが夏場の装備からに冬装備になっているので重いのも気になります。



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頂上手前で、景色の開ける場所が出てくるので見渡します。雲行が気になりますね。雲海の上に黒い雲が広がり、金峰山と思われる山を上下でサンドイッチしているように見えます。風が強くなり明らかに天気は悪化傾向です。写真右は編笠山頂上です。広い頂上一帯は岩石で覆われていました。



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編笠山の頂上から北東方向を見ると確信部が見えてきました。写真左の雲に隠れているのが赤岳です。その左が横岳、左端が阿弥陀岳です。写真右の一帯が権現岳になります。左から西ギボシ、東ギボシ、権現岳で権現小屋が張り付くように立っていて印象的です。権現岳の頂上は、あのギザギザした岩山です。八ヶ岳は尾根が複雑に絡んでいるのと、見る方向により山容を変えるのでどれがどのピークなのか分かりずらかったのですが、これでだいぶ理解できるようになりました。



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よっしゃー 青年小屋が眼下に確認できました。すでに営業は終了し小屋閉めの真っ最中でした。小屋の裏側がキャンプサイトになっていますが、水場に寄って水だけ確保させていただきます。



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「乙女の水」と書いてありました。元気よく湧き出ているので、全部で3L確保しました。今晩の宿泊予定地がキレット小屋になりますが、もうすでに小屋閉めされているので、水の確保が???だったからです。ザックがさらに重くなって(多分18kg)しまいますが仕方ありません。。。



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権現岳向へかう尾根上で長野県警救助隊の皆様と思われる一行に遭遇です。風が強くなってガスってきたので、今日の目的地や防寒装備の有無、天候の話などをしました。「今晩は雪になるかもねえ〜」とおっしゃっていました。写真右は、権現岳手前の悪場です。結構荒れているのでミスの無いようにクリアしていきます。



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だいぶ心細い天候になってきました。風が冷たくなりガスに囲まれてしまいました。ここで行動食の「セブンイレブンの5個入りアンパン」を食いながらルート確認をします。地図を入れるパックは毎回新品を使います(中の地図が普通紙のコピーなので、ケチって中古のパックで、1滴でも水が入ると終了します)。



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おお、やっと権現小屋に着きました。かなりお化け屋敷風かな? 小屋はすでに営業終了していますが、何やらドアノブに「ボッカ中」とあります。なので中の方と少しお話してキレット小屋でテン泊することを伝えました。



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権現岳の頂上です。岩場の突端なので猛烈な風です。雨が混じってきているので早々に先を急ぎます。



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権現岳の先で下りの長いハシゴがあります。数えると60段ありました。多分一本のハシゴでは国内最長じゃないかなあ〜 などと思いながら下ります。ガスで上が見えないくらい長いですね。



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本日のキャンプ地のキレット小屋に到着です(すでに営業終了)。多分今日は誰もいないし、誰もこないと思います(笑)。明らかに天候が大荒れの兆しなので赤岳からキレットまで降りる人もいないだろうし、観音平からキレットまで来る人もいないと思われます。水場の標識はあったのですが、枯れている可能性大なので、青年小屋から水を担いできたのは正解だったと思います。圧倒的に安心感が違います。



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今晩の暴風雨に備えてキャンプサイトの一番下の樹林帯にテントを張ることにしました。周りの木々にテントを固定し風で潰されないようにします。このキレット小屋は尾根の窓部分なので風の通り道だと思われますが、ちょうど森林限界の境界らしくシラビソの木々が茂っているので好都合です。



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さてさて何をさておき早々に食事です。古典的な「たらこ焼き」とホットウイスキーで乾杯します。先日友人のMickey氏より、「昔はたらこ焼きを持ち込んだよね〜」みたいな話になったので、持ち込んでみました。塩気があって、カロリーがあって、やはり先人の知恵は恐るべしですね。主食はマイブームの「ほたて野菜ラーメン」です。今回はニンジンも入れてみました。



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食事の後、だんだん雨風が強くなり、予想どおり最悪な天候になりました。登山靴もテント内に格納し、シュラフカバーも付けて防戦体制をとります。風のうなり音と雨や枝葉がテントを叩く音がうるさいので耳栓をしないと眠れません。真っ暗な中、朝方まで猛烈な暴風雨に襲われていたので、今日はテント内に停滞だなあ〜 とほとんど諦め状態です。「とほほっ」ですね。。。


ではでは Day2も近々投稿予定です。



posted by Jack at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

2016年10月20日

コンパニオンプランツ早見表ver2.0(2016年10月)

 久しぶりに「野菜畑」の投稿になります。2016年5月にコンパニオンプランツ早見表の投稿を行いました。この表は、WEB上に公開されている情報や図書館の書籍の情報を1枚のシートにまとめたものでした。表の書式は基本的にWEBのものを流用させていただいております。そして今回も同じ手法で内容を吟味し、「情報集積版ver2.0」としてUPしたいと思います。

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ver1.0に対する変更点は、科目やプランツの名称はそのままに、調査でわかる範囲の星取り個数を増やしました。そしてコンパニオンプランツの科目を横軸にも追加し見やすくしたことです。コンパニオンプランツは科目により、おおよその傾向が決まりますので多少わかり易くなったと思います。


以前のコンパニオンプランツの投稿はこちらです>>>
https://fanblogs.jp/yamatabijiyujin/archive/40/0



先日冬野菜(大根、ニンジン、ラディッシュ、ブロッコリーなど)の仕込みを行いました。収穫が楽しみですね〜

ではではまた






posted by Jack at 12:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 野菜畑

2016年10月19日

NEMO ZOR 20R(ニーモゾア20R)検証(2016年10月)

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 今まで使っていたThermaRest 40th Anniversary Edition との比較をしながら、NEMO ZOR 20R(ニーモゾア20R)をレポートしたいと思います。ThermaRestは4年前に買ったもので抜群の信頼性と性能を併せ持つ優秀な製品で使い続けてきましたが、ある日ザック内容物の重量検証をしていて、このThermaRest 40th Anniversary Editionが重たい!ということに気づいてしまったのです。性能的には抜群でしたが、この重量だけが気になりNEMO ZOR 20Rの購入につながりました。

【結論】
・黙って300gの軽量化達成
・夏から秋の使い勝手、基本性能に不満点なし
(今後冬季の使い勝手と総合的な信頼性を検証していきます)



以下はその補足情報となります。

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両モデルともレギュラーサイズなので外形的な基本寸法に大きな差異はありません(実測寸法: NEMO: 185×51、TermaRest: 181×50)。裏面はNEMOには滑り止めが上部にのみ付いています。



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エアを充填した時の実測厚さは、NEMO:25mm、TermaRest:58mmで倍以上の開きがありますが、実際にフィールドで10泊ほど使ってみましたが、総じて不満のない性能でした。

NEMO:マットに座った状態だと地面の凹凸や石の出っ張りを若干尻に感じますが、横に寝た状態になると気にならなくなって適正なクッション性能であると感じます。夜間にマットの厚みが気になって不具合を感じる場面はありませんでした。

TermaRest:同時に同じ場所で検証したわけではありませんが、経験的には圧倒的にエアのボリュームがあるので、地面の凸凹を感じることは皆無です。しかしながら横になった状態だと常にフワフワした感じが付きまといます。落ち着きの点では「?」かもしれません。



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収納時は、NEMOは2回折り返し収納。TermaRestは1回の折り返しでの収納を基本としています。



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収納時の大きさは圧倒的にNEMOが優位で、気になる実測重量はNEMO:410g、TermaRest:710gで300gの差があります(バンド込み重量)。



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ちなみにTermaRestを2回の折り返しで収納するとこんな感じになりますが、逆にザックへの収まりは悪くなりそうです。



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エアバルブの形状やアクションですが、NEMOはバルブを引っ張り出してOPEN、押し込んでCLOSEです。さらに回してLOCKになります。TermaRestは従来通りのねじ込み式です。NEMOのバルブ信頼性は「?」ですが、当面使い続けていくことにします。


これから雪も降りますので冬季の検証や表皮材の信頼性なども確認していきます。ただ今の所「重量と性能のバランスが取れた良くできたマット」だと思います。

ではではまた

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NEMOの追加情報(冬季使用)はこちらを参照ください>>>
https://fanblogs.jp/jissenyamadougu/archive/6/0

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posted by Jack at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 山道具

2016年10月18日

農鳥岳縦走と山レシピ(2016年10月)

 最近、下ノ廊下、読売新道、餓鬼岳、涸沢岳とハードな山行が続いていたので、少しリラックスした山行でもと思い「農鳥岳」をのんびりと歩く計画を立てました。ルートは前日に奈良田の駐車場まで車で入り、朝一のバスで広河原に移動し、北岳、間ノ岳を通り西農鳥岳、農鳥岳を縦走し奈良田に下山するものです。宿泊はテント泊で北岳山荘キャンプサイトと大門沢キャンプサイトを使わせていただきました。10月の半ばで天候にも恵まれ自炊を楽しみながら良い山行になりました。

実施日:2016年10月13日〜15日



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広河原から大樺沢を登り二俣に抜けるルートをとります。北岳バットレスが見え隠れするので楽しめますね。



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二俣までは沢沿いの歩きやすい登山道を進みますが、二俣から八本歯のコルまではガレ場とハシゴを使っての急登となります。標高がすでに高いので、息を切らさないように酸欠に注意してゆっくりしたペースを保ちながらクリアしていきます。


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尾根上の八本歯のコルを通過し北岳山荘を目指します。今回は頂上に向かう分岐で直接北岳山荘につながるトラバース道にしました。過去に何度か頂上を踏んでいるので余裕といえば余裕ですが、早く北岳山荘でビールが飲みたいというのが本音ですね〜



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トラバース道とはいえ結構な高度感のあるセクションを通過すると眼下に北岳山荘が見えてきます。



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北岳山荘の下のハイマツの窪地にテントを張ることにしました。天気は良いのですが時より強い風が吹くので、ハイマツの影がベストな場所です。テントは北岳の山頂が見える方向にセットアップします。これで風が吹いても北岳を眺めながら落ち着いて食事ができます。



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時間はまだ早いのですがビールを飲んで落ち着いたところで食事の準備に取り掛かります。今回の1泊目のメニューは「野菜たっぷり味噌煮込み」です。事前に自宅で必要な準備をしてきました。パックに小分けしてありますが、レンジで加熱して持ち込んだ「大根、人参、ごぼう」や「白菜」「油揚げ」。山行の馬力をつけるために「ニンニク、生姜」のみじん切り。調味料に「ゴマ油、塩、だしの素、唐辛子」などです。2泊目用に「キャベツ、ネギ」パックもあります。2日分の食料全てで1.5kgでした。まあ少し重いけど食べてしまえば軽くなるのでガンガン食います。



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たっぷりの「大根、人参、ごぼう」と「白菜」を入れます。「大根、人参、ごぼう」は事前にレンジで加熱してあるので時間をかけて煮込む必要はありません。



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JETBOILの1Lのカップに500ccの水を入れて具を全部入れるとちょうど良い分量になります。最後に味噌や調味料を入れて味を調整します。



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いや〜最高です。ニンニクや生姜の香りと野菜の味わいがなんとも言えません。1L分ペロッと食ってしまいました。テント場からの富士山の眺めも最高です。山荘の横のテント場には3組ほどの登山者がいましたが、1段降りたハイマツ帯には誰もいないのです。いや〜「くつろぐなあ〜」 テン泊の醍醐味を味わいました。




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翌日はゆっくりと起きて間ノ岳に登ります。この広い頂上をグルグルと歩き回り景色を確認します。北岳や仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山などなどが綺麗に見えます。



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向きを変えると「富士山」や「塩見岳」「荒川三山」などが見事に見えますね。



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間ノ岳を後にしてガレ場の急坂を下り農鳥小屋に向かいます。農鳥小屋はネットの書き込みなどでは散々に叩かれたりしていますが、少し癖のあるご主人なのでしょう。ご挨拶に伺いましたが小屋締めの準備をしているのか?人の気配がなくシンとしていました。ただ小屋の周りは小綺麗に整頓されているので、ちゃんとした方なのだと推測されます。


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農鳥小屋からのガレ場を登ると「西農鳥岳(3051m)」です。前後に人の気配はなく気分良いですね。



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ガレ場をトラバースしながら「農鳥岳(3025m)」に向かいます。写真左のフラット部の中央が山頂です。やったぜ〜



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農鳥岳から先は広河内岳への尾根が続いていきますが「下降点」と呼ばれる目印で大門沢に降りていきます。この「下降点」の標識は、昭和43年に遭難されたご子息を弔うためにご両親が建立されたもののようです。鐘をついてから大門沢に下降します。



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大門沢の下りは結構な斜度があります。ガレ場の滑りやすいセクションを通過し、岩と木の根の段差の大きい斜面をしばらく下ります。途中壊れた橋の通過や渡渉を何度かして行きます。



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大門沢小屋に到着です。小屋の下が整地された場所になっていて快適なテント場でした。サイトから富士山が見えるし、サイトのすぐ脇に水場もありました。いや〜 「ここも落ち着くなあ〜」



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今宵は最近のマイブームである「ほたてバター風味ラーメン」に野菜とネギをふんだんに入れたラーメンです。野菜類を持ち込むと大分食事の雰囲気が変わるものですね。



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やれやれ今回の山行もいよいよ明日の下山を残すのみとなりました。ゆっくりしたペースでの縦走ができたことと、自炊を楽しめたことが収穫ですね。 あと少し意識していたことですが、「西農鳥岳」と「農鳥岳」を登ったことで3000m峰(21座26峰:以前の投稿あり)を全て登ったことにもなりました。ちょっとした区切りにもなった気がします。


ではではまた



posted by Jack at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

2016年10月10日

餓鬼岳、唐沢岳:台風18号直後Day2(2016年10月)

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いよいよDay2が始まります。餓鬼岳小屋を5時半にスタートです。小屋の脇から餓鬼岳を目指す山道が続いていて、ご来光を確認しながら登ります。山道の途中から東方向を見ると富士山が綺麗に見えました(写真左)。ご来光前の餓鬼岳山頂を後にします。



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餓鬼岳山頂を過ぎた尾根の途中で御来光です。写真左の太陽が昇ってくる脇の山は、おそらく「浅間山」ではないか?と思います。方角を変えると槍ヶ岳も綺麗に確認できました。


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尾根途中の展望台から「餓鬼のコブ」とそこから先の唐沢岳が確認できました。写真右は、「餓鬼のコブ」からみた唐沢岳です。花崗岩の岩場とシラビソの樹林帯のアップダウンを何度か繰り返します。



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唐沢岳に近づくにつれ花崗岩の岩肌が間立つようになり、かなり気分の良い山行が出来ます。花崗岩は登山靴のグリップが良いので安心して登れるのと、ザクザクした砂礫を作るので登山道は独特の雰囲気になります。



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頭上に奇岩が現れます。頂上までは奇岩の下を西側に回り込み最後に壁を登ります。




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おおっ! ついに唐沢岳の頂上が見えました(写真左)。常念山脈の北の果てなので、これ以上先に道はありません。やったぜえ〜!!! まるで唐沢岳を中心に北アルプスの山々が整列しているようです。剱岳、立山、針ノ木岳、左手に烏帽子岳、薬師岳、赤牛岳などズラッと勢ぞろいです。



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誰もいないので、やはり吠えてみます(笑)。やったねえ〜



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頂上に別れを惜しみながらも餓鬼岳小屋に戻ります。それにしても気分の良い岩稜帯歩きですね。最高の天気に恵まれながらも他に登山者がいるわけでもないので、ちょっと不思議な気分です。



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餓鬼岳小屋に戻る途中の尾根で何度も唐沢岳を振り返ります。劔や立山(写真左)。鹿島槍の姿を目に焼き付けながら戻ることになりました。




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餓鬼岳小屋からの下山は一気に下りました。昨日倒木で登山道が完全に崩壊していた最終水場先(下山時)の区間は、小屋のご主人が倒木の枝を切り、道を切り開きマーカーもつけてくれていました。だいぶ歩きやすくなっていました。ありがとうございました。



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やれやれ、白沢登山道の入り口まで戻ってきました。台風18号の影響でプチ冒険登山でしたが、晴天の唐沢岳からの展望に恵まれ大満足でした。 唐沢岳とその展望は、北アルプス随一かもしれませんね。 ありがとうございました。


ではでは


posted by Jack at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

餓鬼岳、唐沢岳:台風18号直後Day1(2016年10月)

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北アルプスのはずれ(常念山脈の北のはずれ)にある餓鬼岳、唐沢岳登山を思い立ちました。先日の雨の裏銀座から垣間見えた唐沢岳の勇姿が印象的だったのと、友人から「餓鬼岳の登りはきついらしいよ?」との情報が気になっていたのもありました。白沢登山口から登り、餓鬼岳小屋キャンプサイトで1泊。翌日唐沢岳をピストンし白沢登山口に降りる計画を立てました。しかしながらちょうど台風18号が長野県を通過し、登山道は倒木や崩落の被害を受け、アドベンチャー要素の強い山旅となりました(実施日:2016年10月6日〜7日)。




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前日の10月5日に白沢登山口に入り車中泊をしました。本日夜半に台風18号が一帯を通過するのは理解していましたが、深い森に囲まれているので、通過するのを静かに待って、台風一過の明日山頂を目指そうと思っていたのです。ところが台風の猛威は予想をはるかに超えていました。頭上の大木がしなるように揺れ、ちぎれた枝葉が容赦なく車を叩きつけ、とても眠れる状態ではありませんでした。車のウィンドーがぶつかる枝葉で割れるのでは?と思うほどの猛威でした。



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6時に白沢登山道をスタートし、沢沿いのゆるやかな傾斜の登山道を歩いていきますが、途中、暴風で折れた枝葉が登山道に目立つようになります。それでも気にせず歩いて行くと、さらに倒木が目立つようになりました。



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登るほどに倒木が増え、登山道の被害が尋常でないことにやっと気づきます。



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昨晩の雨の量は少なかったようです。沢の水量は特に異常がなかったので、行けるところまで行ってみることにしました。



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魚止めの滝から先は倒木がさらに増え、根こそぎ倒れている木々が出てきました。枝やむき出しの根を乗り越えて登山道を探し出します。特に最終水場手前の倒木による登山道崩落が大きかったです。



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ほとんど登山道と言うよりは、土砂くずれ現場の調査のような状況です。



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足元は土砂の影響でドロドロです。笹薮もガレガレでした。



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中盤のガレ場をなんとかクリアするとやっと普通の登山道の状態になりました。これで小屋までいけるかな?と思い始めます。



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っと思いきや、今度はシラビソや松の倒壊が目立ち始め、登山道を塞いでいますが、全て突破していきます。



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中間地点の大凪山(おおなぎやま)までたどり着きました。どうも台風の影響は沢沿いのエリアに集中していたようです。大凪山から先は、「通常の急登?」になりホッとしました。



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尾根の林間部分を通過し、植生がダケカンバに変わります。この辺りから「百曲がり」と呼ばれる急登が続きます。上部の尾根に小屋らしき人工物が確認できました。「やったねえ〜」



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やっとのことで「餓鬼岳小屋」到着しました。小屋のご主人と登山道の情報交換をしました。途中、水場が6箇所あるのですが、第4水場手前の左側が壁になっているヘツリ部。そして最終水場手前の倒木地帯の崩壊が大きいことを伝えました。小屋の裏手が「餓鬼岳山頂」で、小屋の先を下ったところがキャンプサイトになっていました。



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キャンプサイトはおそらく5、6張程度のハイマツの下の窪地です。当然誰もいないので一等地にテントを張り、沢の水や土砂で汚れた衣類を乾かします。



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やはり狭いながらもテント内は快適ですね。マットは前回の山行よりニーモのZOR 20Rというモデルを使っています。重量と性能がうまくバランスしている気がします。食事は、ネギ野菜ラーメンでした。この「ほたてバター風味ラーメン」はなかなかの絶品です。



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明日は餓鬼岳を経由し絶景の唐沢岳を目指します。そして白沢登山口まであの悪路を下らなければなりません。さてさて休養を取って明日に備えます。

ではではまた









posted by Jack at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り
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2015年の夏で長らく勤めたサラリーマン生活に終止符を打ちました(依願早期退職)。2016年の夏に百名山を達成し、その後、残っていた3000m峰も登り、一区切りしました。現在は、さいたま市【やまざ器】にて焼き物製作販売・陶芸教室を主催中です。これからも色々なチャレンジを進めていきたいですね。
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