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2016年03月09日
登山靴の選択(基本の基本)
登山靴ほどNETの記事とか人さまのアドバイスが参考にならない道具はないでしょうねえ〜 要するに足のカタチや歩き方は、人それぞれ違うものであって、特有の形状や歩き方があって当たり前です。そのような前提条件では、なかなか適正なアドバイスができないのが現実なんですが、それでも、基本事項を理解していれば自分にあった登山靴を選択できる気がします。以下、ご参考に。
1.自分の努力で調整できない要素:ソールの硬さ:
この項目は、そのモデル固有の要素で、写真の左上が一番柔らかく、右上、左下、右下に行くに従って硬くなります。目に見える部分の使っている材料の厚さや、異種材料の貼り付けにより変化しますが、見た目にはわからないソールのゴム質によっても変わってきます。日帰り登山なら柔らか目でも良いですが、長い時間の歩行や、重い重量を背負う場合は、ある程度ソールが硬くないと疲労によりミスを犯し易くなります。調整できない項目なので注意が必要です。
2.自分の努力で調整できる要素:靴ひも、靴下、インナーソール
これらの項目の調整で、大半の問題点が解決できたりします。逆に言うと、現在お持ちの靴を適正に調整することで問題点を解決できる可能性大です。
まず靴ひもは、クルブシから下をしっかり固定するために、つま先から1段、1段締め上げていかなくてはなりません。靴によっては、かなり力を使うので、靴ひもは太いタイプの方が楽になります。コツは、カカト側に足を固定するイメージです。足裏にマメができたりするのは、足が靴内部で動き過ぎている場合がほとんどです。
靴下も重要な要素ですが、素材や、厚さでかなり変化します。当方の経験では、足にフィットするウール素材のものがバランスが良いようです。商品によっては、部位により厚さの変化をつけているモノがあり、優れモノですね。
インナーソールも値段の高い買い物になりますが、それなりの効果が期待できます。足のアーチ形状をキープしながら、クッション性の良いゴム材が緩衝してくれますので、フィット感が高く膝への負荷も軽減されます。
野菜畑:物置の設置
前回膨らんだ作業用物置の設置に向けて動き出しました。自宅そばのカインズホームで良い物置を見つけたのです。大きさや作りの違いでいくつか候補がありましたが、イナバの物置に決めました。鉄板が厚くてしっかりできていたからです。そして最後の決め手は、展示処分で半額だったことですね(笑)。
畑が泥んこになるので、物置の中くらいは、少しキレイにした方が良かろう!と設置場所だけでも砂利をまく準備です。ただ砂利をまくには、まわりをブロックで囲わないとダメかな? 結局、結構な工数を使ってしまいました。
業者さん登場です。なんとか設置準備が間にあいました。よろしくお願いいたします。
基本は、やっぱり土台らしい。土台のレベルを出すのに相当気を使ってました。
土台ができれば、あとは早いです。どんどん組み上がり、もうすぐ完成です。
当方は、隣で開墾作業です。当面幅5m、長さ10mの畑を作ろうとスコップで掘り起こしを継続しました。結局1回の掘り起こしに2週間ほどかかりました。これを何度かやらないと、畑にはならないだろうなあ〜? かなり根気のいる作業ですね。
以下はアマゾンの広告ページです。興味のある方は覗いてみてください。
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基本は、やっぱり土台らしい。土台のレベルを出すのに相当気を使ってました。
土台ができれば、あとは早いです。どんどん組み上がり、もうすぐ完成です。
当方は、隣で開墾作業です。当面幅5m、長さ10mの畑を作ろうとスコップで掘り起こしを継続しました。結局1回の掘り起こしに2週間ほどかかりました。これを何度かやらないと、畑にはならないだろうなあ〜? かなり根気のいる作業ですね。
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野菜畑:開墾(2016年1月)
自遊人Jackのプチ冒険の一環として未踏の「野菜畑」トライを思い立ちました。当然、農作業の経験はなく(厳密には、中学生の時の技術家庭の実習だけ)ゼロからの出発になります。見よう見まねで本読んだりWebの情報を頼りにやっていくしかありません。まあ、なんとかなるだろう!と2016年1月より動きだしました。
自宅脇のここが、開墾する場所です。宅地用の場所なので土の成分や、中の石とか砂とかの有無も不明です。野菜ってこんな場所でも作れるのかな?が素朴な疑問でした。
まあ、とりあえず何箇所か掘ってみるかい?
んーーー。どこを掘ってみても赤土で、カチンコチンです。これを全面耕すとなると、かなり大変そう。でも山登りに向けての足腰のトレーニングにはいいかもね。野菜がダメでも訓練にはなると開き直ります。
ここに物置でも設置しようかな? と枠組みだけ足で書いてみました。プチ冒険の夢は広がるよね〜
そんなこんなで、未踏の野菜畑がスタートしました。
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2016年03月08日
大型ザック:Osprey Xenith75(ジーニス75)
山道具って一口に言っても、いろいろな種類があります。今回は、テント泊縦走でなくてはならない大型ザックについての情報です。ザックは直接身につける装備なので、各個人の身体的な寸法や、歩き方の特徴により大きく好みが分かれます。しかし一方で、基本的な考え方の部分では共通性のある部分がありますので、なるべく客観的に、なおかつメーカーの説明文にはない情報を選んでお伝えできればと思います。少し細かい内容になりますがご勘弁を。コメントの対象は、OspreyのXenith 75です。
Xenith 75の全体イメージです。デザインや外観的な特徴はあまりありませんが、何と言っても大型ザックの生命線である「背負い心地」の良さが特徴です。では、具体的にここで言う「背負い心地」とは何なのか? それは、ずばり「ザックの重量が背中を通し、体の前面に覆いかぶさるような感覚」です。当方が経験した多くの大型ザックは、搭載する重量が重くなるほど背中側に重心が移動し、結果として背中側(谷側)に引き込まれる感覚が発生します。これは当然ですが、「谷側には、落ちたくないよね!」の感覚そのものです。また、歩行する条件が悪くなればなるほど、この感覚は増大し、あまりありがたいことではないのです。そんな切り口から、このザックを説明していきたいと思います。
最初に結論を言うと、この部分がキモになっています。ザックのアッパーの部分ですが、金属のフレームが頭の当たる部分(人差指)から肩の部分にかけてゆるやかに湾曲(中指)しているのがわかると思います。後頭部の逃げを作りながら、肩の重量を、より体の前面に移動させる試みの部分です。またこのフレームは、左右連結されており、動的な左右の重量差をうまく背面に均一化しバランスさせるという効果を出していると考えます。これは、他社のフレームが縦方向の剛性を重視する傾向があるのに対し、動的な左右重量バランスを適正化させたい!という考え方からきているように思われます。
横から見ると、この部分が張り出して、ショルダーの上に覆い被さる格好になります。ショルダーのストラップを引けばより前面に荷重が移動しますが、引きすぎると後頭部がザックに当たるので、適正なショルダーのアジャストや、雨蓋内荷物のパッキングにて調整すると、さらに効果が出てきます。
このヒップベルトは、加熱することで内部のウレタン形状を変化させ、より個人の腰骨形状にフィットさせるという考え方で作られているようです。実際にショップでやってもらったところ、悪くないですね。しかしながら、Ospreyの中でも他のモデルより圧倒的に、Xenithのパッドの肉厚そのものが大きく厚い!というのが主原因だと思いますが。
背面長は、長くする方向で、若干の調整が可能です。当方、168cmでMサイズのノーマルのままで最適でした。最近(昔から)、背面長を積極的にアジャストできるモデルもありますが、背面長だけの調整でベストな背負い心地が得られるわけではないと思います。登山者の動的なアクションの中で、重量を安定的に体の前方へ配分する適正なフレームの構造が必要になると思われます。各パッドの形状や厚みは時間的な疲労軽減ファクターであって、背負い心地そのものを左右することにはならないと考えます。
最後の写真は、雨蓋の収納形態です。2個のチャックで2段重ねになっていて、重量や荷物の出っ張り形状を調整できます。前述したように雨蓋が後頭部にヒットしないように、うまく内容物のパッキングを調整しなくてはなりません。
最後に重量になりますが、Mサイズで実測2.50kgでした。最近時のザックの中では決して軽くはありませんが、重い装備を気にせず安定して背負えるということに関し、かなりバランスの良い信頼できるザックであると思いました。また冬季の装備にも対応しているので、季節を問わず安心して使える点もGoodですね。
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Zenith 75の最新情報(追加情報)はこちらです>>>
https://fanblogs.jp/jissenyamadougu/archive/2/0
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Xenith 75の全体イメージです。デザインや外観的な特徴はあまりありませんが、何と言っても大型ザックの生命線である「背負い心地」の良さが特徴です。では、具体的にここで言う「背負い心地」とは何なのか? それは、ずばり「ザックの重量が背中を通し、体の前面に覆いかぶさるような感覚」です。当方が経験した多くの大型ザックは、搭載する重量が重くなるほど背中側に重心が移動し、結果として背中側(谷側)に引き込まれる感覚が発生します。これは当然ですが、「谷側には、落ちたくないよね!」の感覚そのものです。また、歩行する条件が悪くなればなるほど、この感覚は増大し、あまりありがたいことではないのです。そんな切り口から、このザックを説明していきたいと思います。
最初に結論を言うと、この部分がキモになっています。ザックのアッパーの部分ですが、金属のフレームが頭の当たる部分(人差指)から肩の部分にかけてゆるやかに湾曲(中指)しているのがわかると思います。後頭部の逃げを作りながら、肩の重量を、より体の前面に移動させる試みの部分です。またこのフレームは、左右連結されており、動的な左右の重量差をうまく背面に均一化しバランスさせるという効果を出していると考えます。これは、他社のフレームが縦方向の剛性を重視する傾向があるのに対し、動的な左右重量バランスを適正化させたい!という考え方からきているように思われます。
横から見ると、この部分が張り出して、ショルダーの上に覆い被さる格好になります。ショルダーのストラップを引けばより前面に荷重が移動しますが、引きすぎると後頭部がザックに当たるので、適正なショルダーのアジャストや、雨蓋内荷物のパッキングにて調整すると、さらに効果が出てきます。
このヒップベルトは、加熱することで内部のウレタン形状を変化させ、より個人の腰骨形状にフィットさせるという考え方で作られているようです。実際にショップでやってもらったところ、悪くないですね。しかしながら、Ospreyの中でも他のモデルより圧倒的に、Xenithのパッドの肉厚そのものが大きく厚い!というのが主原因だと思いますが。
背面長は、長くする方向で、若干の調整が可能です。当方、168cmでMサイズのノーマルのままで最適でした。最近(昔から)、背面長を積極的にアジャストできるモデルもありますが、背面長だけの調整でベストな背負い心地が得られるわけではないと思います。登山者の動的なアクションの中で、重量を安定的に体の前方へ配分する適正なフレームの構造が必要になると思われます。各パッドの形状や厚みは時間的な疲労軽減ファクターであって、背負い心地そのものを左右することにはならないと考えます。
最後の写真は、雨蓋の収納形態です。2個のチャックで2段重ねになっていて、重量や荷物の出っ張り形状を調整できます。前述したように雨蓋が後頭部にヒットしないように、うまく内容物のパッキングを調整しなくてはなりません。
最後に重量になりますが、Mサイズで実測2.50kgでした。最近時のザックの中では決して軽くはありませんが、重い装備を気にせず安定して背負えるということに関し、かなりバランスの良い信頼できるザックであると思いました。また冬季の装備にも対応しているので、季節を問わず安心して使える点もGoodですね。
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2016年03月05日
降雪後の雲取山(2016年1月)
今年(2016年)は、例年になく暖冬でしたが、関東地方にドカッと降雪(1月18日)があり、降雪後の1月21日〜22日の1泊で雲取山を目指しました。結果は「白岩小屋にて時間切れの敗退」になりましたが、予期せぬ方々との出会いもあり楽しい山行となりました。以下、概要です。
まだ暗いうちに三峰神社駐車場に到着。すでに除雪作業が完了しており、ありがたいことですね。 とは言え、いつもの登山者用の駐車場は除雪未だったので、神社入り口階段下に停めちゃいました。近くて便利そうです。ラッキー。
入り口にも雪があります。ここから雪があるってのは、珍しいかも。 鳥居に到着。登山計画書を出し、ここから登山開始です。降雪後のラッセルを期待して来たのに、なにやら結構な踏み跡があるので予想外の展開かも・・・
登り始めてすぐに先行するグループに追いつきました。後ろから観察すると、6人グループで、なにやら重装備に見受けられます。ちと違和感あるかな〜? もっと近づいてみると、んーーー。。。これで謎が解けました。埼玉県警雪山訓練のご一行だったようですね。ハーネス着けて、ヘルメット、スコップ、ロープ、カラビナ、エイトカン、ブラシなどなど、なんでも持っているようですね?
メンバーは、やはり若手が多いですね。頼もしい限りです。この方が一行の隊長です(写真右)。6人で交代で先頭を歩きラッセルしながら進んでいました。当方、一番後ろから付いて歩くので体力温存できました。そう言えば、去年の2月ころも、同じ雲取で県警の4人組と遭遇したことを思い出しました。訓練は欠かせないのだと思います。
県警グループは、霧藻ヶ峰で小休止をするとのことでした。休憩所は、相変わらず綺麗に管理されていました。ありがたいことです。 当方、霧藻ヶ峰で隊長と少しお話したあと、先行してラッセルをしていくことを伝えました。ただ6人と一人では勝ち目がないので、すぐに追いつかれるのだろうなあ〜(写真右)
お清平から先で三峰ルートの核心部に入ります。雪の表面は凍っていますが、体重を支えるほど硬くはなく本格的なラッセルの始まりです。 途中の岩場をのぼり、吹き溜まりを超えていきます。深いところで50cmくらいかな。膝上まできます。
ザクザク行くだけです。後ろからは、まだ人の気配はないのでマイペースでいきます。心拍数を計ったら150でした(10秒間測定し6倍する)。少しハアハアするけど、ここまではいい感じです。 やったー!前白岩の肩まで来ました(写真右)。ここまで県警隊に抜かれなかったので、少し安心。ここで県警隊を待ち、先行して頂きます。
前白岩山まで県警隊の最後尾を歩かせていただき、体力を回復。それにしても、雪山での歩く順序ってすごく大切ですね。 前白岩山で再度順番を変え、先頭でラッセルさせていただきました。一方で、時間的にかなりピンチになってきました。
おおーー。やっとのことで林の先に白岩小屋が見えました。んーー、時間的にここまでかな〜?まだ日はありますが、15時になっているので急に温度が下がってきます。隊長とお話し、本日はここでビバークすることにしました。県警の方々全員で当方のテント下の雪固めをしてくれました。どーもすんませんでした。
県警隊はテント2張りです。夏場は、ここでテントを張ることはありませんが、積雪期は快適です。昨晩は、秩父市内でマイナス12度まで下がったとのことなので、今宵はどうかな? とにかく、水を作ろう!雪はまだキレイなので気分いいですね。
1泊2日の旅程なので、ここ白岩小屋で敗退決定です。思わぬ人たちと遭遇できて、気分は良いですね。ラッセルも気分良くできて最高!
翌朝、テント内は完全凍結!飲み水は抱いて寝たけど、登山靴はカチンコチンでした。 下山は、この超高速道を使って降ります。ジェットコースター気分です。
遠方に駐車場が見えます。天気良く最高です。 無事に戻ってきました。県警隊は、少し先の白岩山まで行って引き返すと言っていました。最初は、ひとりのラッセルを覚悟で登った雲取でしたが、一人では、白岩小屋までたどり着かなかったと思います。県警隊のみなさまありがとうございました!
帰りに温泉に寄りました。隊長ご推奨の温泉でした。
今回の山行は、1泊2日では、無理でしたね。しかしながら良い機会に恵まれ、埼玉県警の方々と楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました!
1泊2日の旅程なので、ここ白岩小屋で敗退決定です。思わぬ人たちと遭遇できて、気分は良いですね。ラッセルも気分良くできて最高!
帰りに温泉に寄りました。隊長ご推奨の温泉でした。
今回の山行は、1泊2日では、無理でしたね。しかしながら良い機会に恵まれ、埼玉県警の方々と楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました!
2016年03月04日
厳冬期和名倉山登山(2016 2月)
厳冬期(2016年2月4日〜5日)奥秩父の和名倉山単独登山を行いました。和名倉山は、百名山の雲取山の向かいに居座る単独峰であり、高さも雲取山を超える2036mもあるのですが、山頂の展望もなく地味な山であり、登山道も不明瞭な箇所が多く遭難事件がときどき起こる山でもあります。そんな中、雪の積もる秩父湖(埼大山寮わきから)の吊り橋をわたるルートで山頂を目指しました。途中積雪が増え、山中ビバークし翌日山頂アタック&下山の2日間の山旅でした。
秩父湖の吊り橋を渡り岩盤の道を進むとすぐに標識が現れひと安心です。しかしながらすぐに登山道は、杉の枝葉や動物の足跡で不明瞭になり、結局杉林の中を1時間ほど歩き回り尾根へ取り付く正規ルートを探し出すことになりました。
反射板跡地へ向かう尾根道は、後半斜度がきつくなりラッセルの体力が要求されてきます。ルート上には、かすかな踏み跡は残っているのですが、ほぼウサギの足跡を追うことになりました。 反射板跡地へ到着(写真右)。途中杉林でのロスタイム1時間が気になるところです。
反射板跡地から先は、平坦な林間軌道跡を通り造林小屋跡地へ(写真左)。途中で斜面のトラバースがあり気が抜けない場所もありました。ここまで歩き出してから4時間半を要しました。 ワカンにアイゼン、ストックを使ってのラッセルです(写真右)。ザック重量は、ワカン、アイゼンを装着したので15kg程度まで軽くなったと思います。
造林小屋から先は、斜度、積雪量とも一気に増え、柔らかい雪に足をとられ中々前に進むことができません。結構な疲労を感じてきたのでビバークを決定しました。場所は、造林小屋と二瀬分岐の中間地点で地形がテラスのようになった樹林帯です。夜間の風もなく快適な場所でしたね。結局ビバーク地まで6時間半ほどの行程でした。まだ日もありもう少し歩けたのですが、地形図でみると次のビバーク適地がかなり先になりそうなので早々に晩飯としました。 雪がきれいなので水を十分に作り、ささやかな食事とワインを味わいました。最高です。
翌朝天候良く、テントに重量物をデポし軽量化したザックにて山頂を目指しました。一部シラビソの林間はアップダウンをしながら樹林帯を抜けるため不明瞭になりましたが、なんとか二瀬分岐までたどり着き、ここから和名倉山頂上を目指すことになります。 分岐の先からは、踏み跡も完全になくなり、おおよその方向を目指します。ところどころピンクテープがあったのですが雪原に出たところでそれもなくなり、方角だけを定め頂上を目指すことになります。
ウサギの足跡でも追いかけようと雪原に出ます。日差しが眩しくて気分がいいです。今回の山行で初めて開けた景色に遭遇しました。いやあ綺麗! 景色をしばし楽しみ、さらに道なき雪原を進むことになります。
雪原の先で樹林帯に入り込むのですが、木々の間隔も狭くなり倒木や雪が深く、にっちもさっちも行かなくなりました。完全に道に迷った状態です。そこでしかたなくGPSを取り出し、設定しておいたピークへの方角と距離を確認しました。結果、あと200mほどで頂上に出るはずです!若干進路を修正し木々の間を強引にすり抜けていきます。そしてついに頂上の標識を発見!やったー!!
頂上は360度なんの展望もありませんでしたが「達成感は最大です!」ラッセルを繰り返し、山中ビバークをし、ルートファインディングの緊張感を味わいながらの到着には感動しました!
下山は、自分の踏み跡がしっかりついているのでリラックスしながら降りてくることができました。2日間だれにも会わない山旅となりましたが、非常に気分の良い山行となりました。冬季の奥秩父の山も良いですねえ〜
ありがとうございました。
頂上は360度なんの展望もありませんでしたが「達成感は最大です!」ラッセルを繰り返し、山中ビバークをし、ルートファインディングの緊張感を味わいながらの到着には感動しました!
下山は、自分の踏み跡がしっかりついているのでリラックスしながら降りてくることができました。2日間だれにも会わない山旅となりましたが、非常に気分の良い山行となりました。冬季の奥秩父の山も良いですねえ〜
ありがとうございました。