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2016年03月17日

いざヒグマ地帯へ:幌尻岳Day2

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翌朝暗いうちに小屋を出発し、幌尻山頂を目指しました。この命の水の前後の斜面は藪で覆われているのですが、相当な獣臭が漂っていました。まあできるならあまり近距離での遭遇は避けたいと思い足早に藪を抜けていきます。そんな訳で写真を撮る余裕はありませんでした。尾根に出ると視界が開けるので少し安心して進みます(写真右)。


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ところが尾根に出てみると、ヒグマが食料を物色した堀り跡が何箇所か出てきました。こんな尾根の上までうろついているんですね。ちょっと警戒モードで視界を広く持ちながら進みます。


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遠方の尾根の一番高いところが幌尻岳山頂のようです。あたりをキョロキョロしている間に山頂到着です!


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次の瞬間、北カール側に目をやると「黒い影」が見えました。ついにヒグマ確認か?と思ったら・・・岩の影でした(写真左)。なんでもかんでも黒いものはクマに見えてきます。実際は茶色なのかもしれないですけど、人間の先入観、固定観念ってのは恐ろしいです。結局、次のカールである七ツ沼カール(写真右)に降りていくことにします。


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七ツ沼カールの砂浜に到着です(写真左)。無数の動物の足跡でいっぱいです。ヒグマの足跡があるはずと思いよく探しましたがありませんでした。幌尻からの下りがよく見えます(写真右)。これから岩の急坂を登り戸蔦別岳を目指します。


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戸蔦別岳の頂上です。低いハイマツと岩だらけの尾根を蛇行しながら到着しました。後ろは、幌尻岳の勇姿です。


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七ツ沼や戸蔦別岳の直下で色鮮やかな花が咲いています。ヒグマモードから花見モードへ切り替えリラックスします。


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戸蔦別岳からの下りは、道が不明瞭になります。木々が原始のまま残っているので枝葉を避けながら岩盤をくだります。長い笹薮を通過し、またヒグマモードになりながら沢まで降りてきました。ここから何回か渡渉を繰り返し幌尻山荘まで戻ります。今宵も幌尻山荘泊まりです。


posted by Jack at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 百名山

いざヒグマ地帯へ:幌尻岳Day1

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ついにヒグマ生息数大の日高山脈に足を踏み込むことになりました(2015年8月27日〜29日)。よとぬか山荘からシャトルバスで登山口まで移動。幌尻岳(ぽろしりだけ)、戸蔦別岳(とったべつだけ)を経由し幌尻山荘まで戻る計画です。長い林道歩き(2時間)と沢登り(2時間)をへて北カール、東カール、七つ沼カールを満喫できる大変エキサイティングな山歩きでした。


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北海道の山を熟知している強力な助っ人です。今回は渡渉(沢渡り)が何回もあるので、林道、山間部は登山靴、渡渉時は沢靴に履き替えての山行です。


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林道を歩き始めてすぐに、ヒグマの糞を発見です。この時点で他の山とは違うな!との実感です。ヒグマの習性として、でかいクマほど道の真ん中に量の多い糞をするそうです。写真左は、道の脇に少量だったので小さいクマ。写真右は、道のど真ん中に大量だったのでオスのボスクマのようです。まだそれ程時間がたっていないので、近くに潜んでいるのでしょう。


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クマスプレーは即座に対応できるように胸に付けます。助っ人は、何度か発射してるのですが、4mまで引きつけて発射しないとダメと言ってます。巨大なヒグマを4mまで引き付けるのは相当な覚悟と経験が必要です。


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沢に入り、足元になにやら魚の気配です。コンパクト防水カメラで魚影を追ってみます。なにやら写りました。ピンボケなので何回かトライします。すごい楽しい瞬間ですね。


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やった、成功です。以外と簡単に魚影を捉えることができました。カメラ技術の進歩にホント驚きますね。


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水中写真撮影を相当楽しみながら、気付くと今日の宿の幌尻山荘に到着です。完全予約制で山の秩序を守っているような山小屋でした。床下の物置に沢靴などの濡れ物を保管します。


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やれやれ、なかなかエキサイティングな1日でした。明日の幌尻山頂アタックと大自然がそのまま残る戸蔦別(とったべつだけ)への縦走が楽しみです。



posted by Jack at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 百名山

2016年03月16日

トレッキングポールのトラブル考

自遊人Jackは、過去に幾多のトレッキングポールを「ヘシ折って」きました。参入メーカーも多く、使用する材質やロックの方法など近年相当に進化してきています。しかしながら限界性能としては、カーボンは折れるし、アルミ(7000系)は曲がります(無理に直すと折れる)。またロック方法の種類によっては、凍結時に作業性が極端に悪かったり、泥水が入ると動かなくなるものもあります。そんなこともあり、トラブルが発生しても機能を失わないトレッキングポールという観点で考えてみました。また現物を改造し、検証もしています。以下、細い内容になりますがレポートです。


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考察の対象は、ALL TERRAIN POLEというメーカーのDURA CARBO Fというモデルです。何年か前にICI石井スポーツ新宿西口店で買いました。おそらく独自仕入れ品(中国製?)なのかもしれません。当方は、このポールをヘシ折るたびに再購入し結局3回買い直しました。部品の互換性が効くので部品取りや改造をしながら現在も使い続けています。


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1段目(グリップの部分)と2段目がカーボンです。3段目(カップの部分)はアルミになっています。ロックは、レバーロックでアジャスターがあるので締め付け強度を自由に調整できます。格納すると全長は600mm、重量は2本で420gです。過去のトラブルでは、2段目のカーボンが折れました(太い1段目は折れません)。ただし、折れても残った部分を1段目に差し込めば再使用可能です。これは、レバーロックのなせる技であります。スクリュー式のロックでは、シャフトの先端部にロック機構があるので、折れた瞬間で終了となります。また3段目(カップ部分)は、曲がりが発生します。しかしカーボンより格段の信頼性があり機能を失うことはありませんので、3段目がアルミなのは正解です。このように信頼性、使い勝手は良好なポールでありますが、小型、中型ザックに取り付けた時、全長が長く藪漕ぎや倒木のすり抜けで先端がひっかかり相当なストレスを感じます。なんとか格納長を短くできないのか?という願いから改造トライを実行しました。


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まず全バラします。グリップと樹脂の固定部分は接着剤で付けてありますが、簡単な作業で分解できます。1段目のカーボンを5cmカットします。2段目は3.5cmカット。3段目は、カットの必要はありません。ゼリー状の瞬間接着剤を使って再組みします。これで格納時の全長が550mm、重量が2本で400gとなり、格納時の全長としては折りたたみ式のポールを除けば最短の全長となりそうです。全長5cmの短縮は偉大です。ザックにコンパクトに収納できるようになります。


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ちなみに当方は、夏用と冬季用のカップ(バスケット)の3段目の部分だけを使い分け、差し替えて持っていきます。先端のキャップは、どうしても使用中になくしますが、サスワイヤーでワイヤーロックが一番紛失の可能性が低い気がします。


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こちらは参考情報です。折りたたみ式ポールは、格納時の全長が短く、ザック内にも気楽に収納できるので、過去に折りたたみ式ポールを何モデルか使用しました。しかしすべて惨敗に終わりました。シャフトをつなぐケブラーコードが突然切れた時はショックでした。本体が全部バラけるので岩場での回収に時間をとりました。また写真右のロックピンの脇が折れたこともありました。これも機能不全になり再使用できませんでした。道具っていうのはホント見極めが難しいですね。じっくり使ってみないとわからないものです。


posted by Jack at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 山道具

2016年03月15日

氷瀑:日光庵滝(2016,1,30)

 雪の知らせを聞き、早々に日光へ向かいました。目的は雪上歩行のトレーニングなんですが、ただ歩いていても飽きるので「氷瀑:庵滝(いおりたき)」を目指しました。場所は、戦場ヶ原の赤沼車庫駐車場から戦場ヶ原の脇を進み小田代ケ原を通過し弓張峠のループの先から谷を登り詰めます。沢の終点にて氷瀑の庵滝が現れます。地図的には、白根山東側の避難小屋の直下にあたる場所ですが、降雪時期は、ルートがわかりづらいので注意が必要です。以下、現地の様子です。



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思い立ったら吉日!と日光を目指します。道路の雪も深くなり、それなりの雰囲気になってきました。


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赤沼の分岐までは、踏み跡がありましたが、湯川の橋から先はだれも入っていないようです。新雪をゆっくり味わえます。


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小田代ケ原は雪に埋もれています。「貴婦人」もじっと雪に耐えているようですね。だれもいない小田代の休憩場で一休みです。ここまでの積雪は平均して30cmくらいで、なんとか一人でラッセルを続けて歩いてこれました。


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おやっ!だれも来ないと思いきや、男女のペアが現れました。赤沼の駐車場で準備をしていたご夫婦のようです。この後、当方とご主人で交代でラッセルしていきました。いやいやご苦労さんです。


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沢を登り詰めると、なにやら青い景色が出てきます。やったぜー!庵滝(いおりたき)到着です。今年は、去年の今頃より雪が少なく、氷瀑の氷の量も若干少なめでしたが、やはりラッセルして沢を登り詰め、最後に青い氷瀑を眺めると感激します。


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全体像は、こんな感じです。滝の左手を注意深く進んでいくと、滝の内部が観れます。


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こんな感じですごいことになっていますね!頭上にも氷柱があるので要注意です。


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ご夫妻も満足している様子です。よかった、よかった!当方は、無事にトレーニングを終了し、出会いもあったので、満足して山を下ります。ではでは



posted by Jack at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

2016年03月14日

トムラウシ (2015,8,23)

 トムラウシと言えば、どうしても2009年夏の遭難事故が頭から離れません。事件を追った本も出ていたので読んでもみました。当時、遭難や道迷いに関する認識を新たにしたのを覚えています。今回は、そのトムラウシ登山を実行できる機会を得たので、情報を発信してみようと思います。 ルートは、短縮登山口からの日帰りの予定です。途中に山小屋はないので、朝暗いうちに出発し、最悪ビバークできるような装備を持って出発しました。


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朝4時に短縮登山口の駐車場をスタートしました。あいにくガスがかかっていて、小雨まじりの天気でした。入り口で、登山計画書をポストに入れ、「どうする?行くか、やめるか?」の自問自答しながらも、「天候が悪化したら戻る!」と決めて進むことにしました。


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短縮登山口からトムラウシ山頂まで9.2kmです。距離的には十分日帰りできる距離です。足もとは、木々の根が張り出していて歩きづらい状態でした。

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明るくなってくると周りの状態が把握できるようになりました。樹林帯でササの生い茂った中を進んでいくようです。


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カムイ天上というところで、分岐があります。実際には、旧道が沢沿いを通っていて昔はこちらを通っていたのかな?と推測しながら、山側に折れて新道を進みます。新道は、ササを刈り取った道なので平坦ですが、木道と段差を交互に乗り越えていくような状態でした。この新道が相当長く感じました。


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なんとなくあたりが明るくなってきて天候が回復する兆しがでてきました。このまま進んでいきます。


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コマドリ沢出合というところまできました。長かった新道もここで終わります。旧道は、おそらくこの沢沿いを上がってきてここで合流していたのでしょう。沢沿いを登っていきます。


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前トム平という尾根まで上がってきたところで天気が一変しました。青空が広がり、カッパも脱いで気分一新です。


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本格的な岩陵帯がはじまりました。左写真は広場になっていてガスに巻かれると要注意の場所なのでしょう。確認しやすいケルンがあります。さっきまで、泥ンコの山道だったものが突然のアルペン風景色に様変わりします。


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天候良し!頂上直下の最後の岩場を登ります。前方に南沼キャンプ場でテント泊したと思われる沢登り風のグループを発見です。


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やったぜー!念願のトムラウシ登頂です。朝の天気からは予想できない晴天下での頂上に感謝です。気分晴ればれです。


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一方で、頂上から北側に目をやると残雪や北沼らしきと、遥か前方に大雪山系の山々が見えます。ヒサゴ沼や五色岳は雲の下ですが2009年夏の遭難事件が、この場所で起きたとは想像しづらいです。自然の猛威や低体温症などのリスクを再度インプットして下山することにします。


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やばっ!、ケルンがガスに巻かれようとしています。そして樹林帯は、やはりガスの中でした。


途中、集中力が途切れることなくトムラウシから無事に下山できてほっとしました。時間的には、新道の下りで飛ばしたこともあり、思ったより短く9時間の行程になりました。ただ単独登山なので時間的なことより、いかにミスなく戻ってくるか?に集中していきたいと思いました。





posted by Jack at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 百名山

2016年03月13日

野菜畑:植え付け(2016年3月)

 2016年の1月〜2月の2ヶ月かけて、スコップを使っての開墾、pH調整(石灰まき)、堆肥を使っての土壌改良(土づくり)と進めてきました(以前の投稿参照)。いよいよ3月に入ると大半のホームセンターで春まきの種や苗を売り出し始めます。初心者向けの何種類かを入手し、植え付けてみました。


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畑の広さは、幅5m、長さ10mで東西に長い形です。畝は、何本作ろうか?考えましたが、各々おおらかな寸法にして全部で8本の畝をつくりました(写真左)。畝幅を120cmにして2条植えができるようにしました。長さは、各々5mです。右の写真のように右手前にスナップエンドウの苗を、奥に小松菜の種を植えました。エンドウの左手にある窪みは、ジャガイモを植えた事後の様子です。ジャガイモは、夢中で植えていたので、不覚にも写真を撮るのを忘れてしまい、種イモの状態をお見せできないのが残念です。2種類の種イモ(男爵と北アカリ)を15cmほど掘った中に置き、7〜8cmほど土をかぶせてあります。ジャガイモはまだ発芽の気配はありません。


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スナップエンドウの苗は、元気よく発育中です(写真左)。小松菜は(写真右)、種をまいてしばらく何の変化もありませんでしたが、ここに来てやっと発芽してくれました。もう少ししたら元気な芽を残すように間引きをすることになります(本によると)。


3月はこのくらいにしておいて、4月、5月で大玉トマトやミニトマトの苗も植えてみたいですね〜
小さな野菜畑ですが、夢は膨らみますね。
楽しみで〜す。






posted by Jack at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 野菜畑

2016年03月12日

利尻山 Day2(2015,9,1)

いよいよ利尻山登山が始まります。かなり星もでているので良い山歩きができそうです。


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予定通り4時にキャンプサイトを出発し、真っ暗の中進んでいくと5分ほどで「甘露泉」に到着。暗くてよくわかりませんが、顔を洗って一口飲んで先に進みます。利尻は北海道の中でも「クマさん」がいないので安心して進みます。


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しばらく樹林帯を進むので朝日に間に合うかな?と若干飛ばしながら進むと、ちょうど開けた丘のようなところに着き、岩の上から朝日を臨みます。反対側には月がでていて両方を楽しめました。


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第一見晴台(6合目)にて展望が開けました。鴛泊港や礼文島が眼下に確認できます。礼文島は、学生のころに来ましたがそれから時が流れました。30数年たって利尻より眺める礼文は、味わいのあるものでした。礼文にもまた行きたくなりました。


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7合目から先は結構な登りが続きます。8合目の長官山で久しぶりの利尻の頂が見えます。利尻のピラミダルな景観は何度見ても良いものですね。あそこまでいくぜえ〜♫


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尾根伝いに山小屋らしきが見えてきました。「利尻避難小屋」だと思います。途中ハイマツの背丈がかなり高くなって、分け入るように進んでいきました。


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裏に携帯トイレブースがあり、小綺麗に整理されています。ただ、緊急時の避難場所としての位置付けなので、計画的にここに泊まる山行は、自粛したほうが良いのでしょうね。早々に小屋をあとにします。


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後ろを振り返ると、利尻の影が下の樹林帯に広がっていました。通過した避難小屋や長官山からのルートがはっきり確認できます。


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9合目にて「ここからが正念場!」の標識です。了解!心して登ります。風もなく最高の日和ですねえ〜


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9合目から少し登ると赤茶けた砂礫帯の一角になにやら咲いています。やったぜー!「リシリヒナゲシ」です。この一体は、崩落が進んでいる場所で進入禁止のロープが張られています。もっとそばまで寄りたいのですが、足を踏み入れるのも気が引けます。一体をよく観察すると、目の届く範囲では、たった1株しか咲いていないのです。年間を通して強風の吹きすさぶ極寒の地で、なんとか生きながらえてきたのでしょう。感動しました。あんな華奢な作りでも、中身は半端なく強いのだと思います。いやあ会えて良かったです!

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頂上直下の崩落はかなり進行していますね。赤茶色の火山灰の堆積なので風雨にさらされると侵食がどんどん進んでしまいます。


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登山道の修復作業場場を過ぎると、山頂の祠が見えてきます。いよいよ山頂ですね。


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やったぜー!山頂到着です。だれにも会わなかったし、だれもいません。頂上の独り占めは、気持ちいい〜!の一言ですねえ〜 この祠は、ワイヤーでがんじがらめにされています。よっぽどの暴風雨にさらされるのでしょうね。


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利尻は現在北峰の1719mが山頂とされているようです。ただ隣を見ると南方の1721mがすぐそこに見えます。あとジャンダルムのような物体もすぐそこに見えるので、好奇心を誘いますが、ここまでにしておきましょう。


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足元には、「イワギキョウ」と思われる花が咲き乱れ、眼下には利尻の海岸線と海と空が望めます。最高の天気に恵まれ言葉もでません。。。
少しのんびりとした時間を味わい下山することにします。


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下山していくと、登山道に奇妙なものを見つけました。シマリスの食事のあとです。ハイマツの身をむいて、中の身を食べたものです。見事に食べるものですね〜関心します。下山途中で、昨日の京都の学生さんに出会いました。



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もうすぐ雪が降って、冬のシーズン到来まじかですね。

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無事に下山完了です。今度は、ゆっくりと甘露泉を味わいました。「じつに美味いです!」 キャンプ場への往復は6時間ちょっとでした。思ったより時間がかからなかったので、温泉に入ってからフェリー乗り場へ移動できます。ラッキー!


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フェリー乗り場でくつろいでいます。登山靴のソールもだいぶ減ってきているので年内に張り替えかな〜?買い直すより安いしね。。。


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ありがとう利尻山!ほんと洋上に浮かぶアルプスでした。

飯でも食って>>>ジンギスカン
旅は続くよ〜


posted by Jack at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 百名山

利尻山 Day1 (2015,8,31)

 やって来ました〜稚内まで。目的は、当然利尻山登山です。麓のキャンプ場に1泊し、翌日山頂を目指し夕方のフェリーで稚内まで戻る計画です。夏の連休が終わったあとなので、人はそれほどいないだろうな?との読みと、まだ「リシリヒナゲシ」は咲いているのかな?の期待大です。天気は安定しているので、良い山歩きができる気がします。投稿は、Day1とDay2に分けましたので現地の様子をお楽しみください。


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稚内に到着です。稚内駅と道の駅が同居しています。夏の北海道は久しぶりなのでワクワクしますね。あのフェリーに乗って、利尻の鴛泊港に移動します。稚内〜鴛泊は1日3便ありますので、海が荒れなければ行動しやすいですね。


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フェリー内は、やはりガラガラです。ザックは、グレゴリーのバルトロ65というのを使っています。今回は、テント泊の一般装備で1泊だけなのでそれほど重くはありません。一応地図で、島全体の位置関係やルートの分岐などを確認しておきます。

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利尻山が見えてきました。島全体が利尻山そのものですね。海も空も青く、いい感じです。利尻をアップしてみると、頂上周辺は、かなりの岩場のようです。モチベーション上がりますね!


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よっしゃー 1時間40分で鴛泊港到着です。ここから北麓キャンプ場を目指して4kmほどを歩きます。途中でスーパーに立ち寄り食料でもゲットしようかな?と思いましたが、目ぼしいモノはなく、今宵は、ドライフードとワインで乾杯になりそうです。


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街中を抜けると左手に利尻山神社が現れます。少し立ち寄ります。お参りして舗装路に戻ると、今度は温泉施設?帰りに温泉でも入って帰ろうかな?と暑い歩道を進みます。


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道路脇には樹木が多くなりました。気温はかなり暑いのだけど、少しばかり秋の予感です。


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歩いて1時間ほどで北麓キャンプ場に到着しました。建物もきれいで抜群の環境です。奥には、利尻が顔を覗かせています。頂上がどこからでも見えるので、分かり易くて良いです。


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水洗トイレときれいな水場が用意されています。最高の環境ですね。今回は、1泊だけだけど、ここをベースに島全体を楽しめそうです。


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バイク旅の学生さんとお話しました。当方もバイクは好きなので話が尽きません。スピードの出ない50ccのリトルカブではるばる京都から来たと言ってました。今日は、島を1周してきて明日利尻山に登るらしいです。通常バイクの旅だと、バイクは泥んこになるんだけど、この学生さんは、ピカピカに磨いているので気分がいいですね〜 距離は走っているけど新車のように見えます。


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さてさて、飯の準備でもして、ゆっくり休むことにしよう。北海道に来る前、猛暑の北アルプスにしばらくいたので日焼けしてますね。明日の利尻登山が楽しみです。明日は、暗いうちにスタートするつもりです。3時起床で4時スタートです。利尻の尾根から朝日を見るつもりです。













posted by Jack at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 百名山

2016年03月10日

妙義山縦走(2015年11月27日)

 去年(2015年)の山行になりますが、妙義山は、ここ何年(もっと前から)ずーっと気になっていた山でした。今回ついにその計画(日帰り単独)を立てることができました。妙義神社から入り白雲山、金洞山の尾根を縦走するルートです。滑落と言うか、墜落事故の多い山なので最大限の注意と総意をもって登ることになります。天候は晴れ。ただし北風が強く吹いているので北側の岸壁と尾根は要注意でした。

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道の駅「みょうぎ」に車中泊しました。正式な登山者駐車場はかなり下なので、すぐ右手の1段高い駐車場にてお世話になりました。 この鳥居からスタートです。


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登り口に地図がありました(写真左)。山と高原地図より分かり易いですね!(写真右:1/20000)危険マークだらけの白雲山と金洞山を縦走します。ちなみに妙義山は、全部で3本の性格の違う道が通っています。一番下に舗装路があり、車の通行路となります。その上に中間道という山道が通っていて、割と安全に山歩きできるように配慮されています。一番標高の高い尾根を縦走する道が今回のルートとなりますが、一般の登山道ではなく難路(点線)として記述されているようです。


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写真左の中央奥が「大の字」です。鎖が3段ほどかけてあり、最初の度胸試しになっているようです。写真右が、その注意書きです。天気は良いのに何故か重苦しい雰囲気が始まります。


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ここが最初の関門:「奥の院」です。山と高原地図に「4連30mの鎖で滑落死亡事故数件有り」と書いてありますので冷静に行きましょう。 登り始めると(写真右)、確かに相当な高度感がありますね。しかしよく見ると途中テラスのような場所があるので休みながら登れます。あまり鎖に頼ると腕が上がるので、やはり下半身をベースにバランスを取った方が良いと思いました。


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これも結構やばいです(写真左)。濡れて足がかりの悪い箇所を通過していきます。 おやっ! 先行者を発見(写真右)。若手男女のペアの方でした。この先の「見晴」というところで少しお話し、先に行かせていただくことになりました。


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これがたぶん「ビビリ岩」(写真左)だと思いますが、亀裂の幅が肩幅より狭いので縫うように通過していきます。 おー! 尾根に出ると景色良し!(写真右)下界が良く見渡せますね。


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これって、ここ登るの?って感じです。「背びれ岩」(写真左)らしいですが、風が強く早々に通過しました。 そして順調に「大のぞき」を無事に通過しました。


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大のぞきの先で巨大な岩盤を垂直降下していきます。以外と足がかりになる場所がないので、下りは良いですが、登るのは少し腕力を使いそうですね。まあ、今回ここを登ることは考えていないので、先に進むことにします。


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タルワキ沢の分岐に出ました(写真左)。ここは北側の斜面で日当たりがなく、雪も出てきて超重苦しい雰囲気でした。いろんな霊がいるのかもしれませんね。肩がずっしり重くなりましたので。 少し行くとこんな看板が出てきました(写真右)。「自信のない人は、引き返して下さい!」と言われても、困っちゃいますね。進むも地獄、戻るも地獄のような場所なので、進むことにします。


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白雲山の最高峰「相馬岳」登頂しました! 標高1104mしかないのに、絶大な達成感です。先には、核心部の岩峰が見渡せます。あそこまで行きましょう! っと言っても、だれかいる訳ではないので一人言です。


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核心部は、どこがどのピークなのか? さっぱりわかりません。まあ、行けるとこまで行きましょう。 帰宅後、地図で確認すると、このような位置関係になっていました(写真右)。もしかしたら精度の低い部分があるかもしれませんが、ご容赦を。


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相馬岳の先も気が抜けません。ミスをしないような行動をとるしかないです。 茨尾根にでました(写真右)。ただ風が強く尾根上はなかなか落ち着けませんでした。


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「鷹戻し」の標識が出てきていよいよ核心部突入です。 目指すのはあの岩峰です!


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星穴岳らしきも見えてきました。確かに星穴に見えます。
何度となく標識が出てきます(写真右)。ザイルはないけど、なんとか通してください!と進みます。なんか、ゲームのような錯覚に陥りますが、リセットは効かないので神経を最大限集中し進んでいきます。


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かなりキテますね(写真左)。
ここからハシゴと鎖の60mの難関です。飛んでる鷹も近寄らない「鷹戻し」に突入です(写真右)。


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また看板です。了解です。鎖は放しません。 ただ連続する鎖で握力がなくなってくるので、その状態でも鎖を放すな!ってことだと思います。特に今日は、北からの突風でアオられることがあるので気が抜けません。 写真右は、鷹戻しで撮った貴重なショットです。鎖にぶら下がりながらカメラを操りなんとか撮った1枚です。強風だったので、ちと本気モードでした。


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ここがたぶん「鷹戻しの頭」だと思います(写真左)。少しだけ平坦な場所になっていますが、先に進むことにしました。写真右よりルンゼ内の下りになります。長さが長いのとオーバーハングしている場所があり、なるべく岩盤から体を離し足元の状態を見ながら降りていきます。


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途中鎖の本数が増える箇所があるのと、鎖自体の位置をずらせる場所があります。支点のしっかりした鎖を使うことと、ルートを少しでも修正し手がかり、足がかりを確認しながら降りないといけません。不用意に降りると足を踏み外してバタバタしないといけなくなります。 あそこを下ってきました(写真右)。


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雪の浅間は綺麗だけど、あまり落ち着けない雰囲気の場所に来ています。 眼下に駐車場も見えるけど、あんまりリアリティーを感じない場所ですね! 無事に下山してナンボですよね。


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ここは東岳からの下りだと思われます。なんの標識もなく、ただ鎖だけが黙って崖下に伸びているのです。 ここも鎖が「ここを降りよ!」と言っています(写真右)。


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わかったわかったから、鎖さん切れないでね。 おおっ!ここが中ノ岳かな?(写真右) 石の祠があるのでそうかもしれない。いよいよ最終局面まで到達したか?


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傾斜が緩やかになり、少しするとこの標識が(写真左)。もともと一般道ではないのに、どういうことかな?と思いながら先まで行ってみると、わかりました。ここから登山禁止の「西岳」への尾根が始まるようです。その先が「星穴岳」だと思われます。 先への好奇心はあるものの、ここまで無事に歩けたので、ここから下山ルートに入ります。 最後まで気が抜けません(写真右)。この下りは足元が凍結していて危なかったです。


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やっとこ、石門分岐にたどり着きました!ここまでくれば安心です。 ここから先の中間道は、ほとんどピクニックロードです。るんるん気分で妙義神社まで戻ります。


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神社下でおねーさんが露店を出していました。思わず「下仁田ネギ」をゲットです。 いつも食べてるネギとはルックスが違いますね!


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        やったぜー! 無事に生還です!! 恐るべし!「妙義山縦走!」。。。


 時間的には、鷹戻しの入り口まで4時間かかりました。とにかく水と行動食に気を使って、エネルギー切れによる集中力低下に注意してました。鷹戻しから石門分岐までは、集中していて時計を一度も見ませんでしたが、帰宅後、カメラの時計で確認すると1時間ほどかかったようです。中間道の戻りは1時間半くらいで、トータル6時間半の緊張が途切れない山行となりました。 山は標高だけではないことを改めて再認識いたしました。
ありがとうございました。 

posted by Jack at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 山登り

野菜畑:土づくり開始

 2016年、1月よりプチ冒険の一環として、自宅脇更地の開墾第1歩を開始しました。1月末までになんとか、幅5m、長さ10mの掘り起こしが完了しました。ここで、pHを測定してみると5.5〜6.0程度で、やはり若干酸性土質に偏っていることがわかりました。以下、土づくりの経緯です。



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消石灰を200g/m2まき、再度よく耕したところです。pHは6.5狙いです。2週間ほど放置して、そのあと堆肥をまこうと考えています。 堆肥は、当然ホームセンターでも売っていますが、知人の勧めで自宅近郊(こんなところに牧場があるとは思いませんでした)にある某牧場の門をたたきました。


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いやいや驚きました。堆肥用の隔離かれたエリアがあって、堆肥を自分で袋にいれて、格安で譲っていただけます。大量に仕入れました。お陰で堆肥の匂いがしばらく車内から抜けませんでしたね。



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仕入れた堆肥は、こんな状態です。袋に入っているときはアンモニア臭がかなり気になりましたが、外に出すとほとんど気になりません。堆肥とか初体験なのでどのくらいの量を混ぜるのかわかりません。本などを見ると目安が4kg/m2と書いてありましたが、仕入れた全量を均等に混ぜてしまいます(笑)。 まあ化学肥料と違い、自然のモノなので大らかに行こうと思います。


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とりあえず混ぜ合わせ完了です。こころなしか赤土の茶色が、土らしい黒にかわった気がするけど、少しこのまま放っておきます。畝は何本作ろうかな? 3月になったら、種や苗を植え始める予定です。 応援部隊登場です。全然役には立ちませんが興味はあるようですね。 


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posted by Jack at 12:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 野菜畑
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2015年の夏で長らく勤めたサラリーマン生活に終止符を打ちました(依願早期退職)。2016年の夏に百名山を達成し、その後、残っていた3000m峰も登り、一区切りしました。現在は、さいたま市【やまざ器】にて焼き物製作販売・陶芸教室を主催中です。これからも色々なチャレンジを進めていきたいですね。
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