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2016年03月17日

いざヒグマ地帯へ:幌尻岳Day2

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翌朝暗いうちに小屋を出発し、幌尻山頂を目指しました。この命の水の前後の斜面は藪で覆われているのですが、相当な獣臭が漂っていました。まあできるならあまり近距離での遭遇は避けたいと思い足早に藪を抜けていきます。そんな訳で写真を撮る余裕はありませんでした。尾根に出ると視界が開けるので少し安心して進みます(写真右)。


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ところが尾根に出てみると、ヒグマが食料を物色した堀り跡が何箇所か出てきました。こんな尾根の上までうろついているんですね。ちょっと警戒モードで視界を広く持ちながら進みます。


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遠方の尾根の一番高いところが幌尻岳山頂のようです。あたりをキョロキョロしている間に山頂到着です!


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次の瞬間、北カール側に目をやると「黒い影」が見えました。ついにヒグマ確認か?と思ったら・・・岩の影でした(写真左)。なんでもかんでも黒いものはクマに見えてきます。実際は茶色なのかもしれないですけど、人間の先入観、固定観念ってのは恐ろしいです。結局、次のカールである七ツ沼カール(写真右)に降りていくことにします。


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七ツ沼カールの砂浜に到着です(写真左)。無数の動物の足跡でいっぱいです。ヒグマの足跡があるはずと思いよく探しましたがありませんでした。幌尻からの下りがよく見えます(写真右)。これから岩の急坂を登り戸蔦別岳を目指します。


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戸蔦別岳の頂上です。低いハイマツと岩だらけの尾根を蛇行しながら到着しました。後ろは、幌尻岳の勇姿です。


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七ツ沼や戸蔦別岳の直下で色鮮やかな花が咲いています。ヒグマモードから花見モードへ切り替えリラックスします。


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戸蔦別岳からの下りは、道が不明瞭になります。木々が原始のまま残っているので枝葉を避けながら岩盤をくだります。長い笹薮を通過し、またヒグマモードになりながら沢まで降りてきました。ここから何回か渡渉を繰り返し幌尻山荘まで戻ります。今宵も幌尻山荘泊まりです。


posted by Jack at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 百名山
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2015年の夏で長らく勤めたサラリーマン生活に終止符を打ちました(依願早期退職)。2016年の夏に百名山を達成し、その後、残っていた3000m峰も登り、一区切りしました。現在は、さいたま市【やまざ器】にて焼き物製作販売・陶芸教室を主催中です。これからも色々なチャレンジを進めていきたいですね。
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