2016年10月28日
八ヶ岳縦走Day1(2016年10月)
10月の最終週になりますが、八ヶ岳の縦走を思い立ちました。過去に単発で赤岳や蓼科山には登ったことはあるのですが、今まで何故か縦走には縁がなく実行できずにいたのです。ところが「冬季の八ヶ岳でも登ってみるかなあ〜?」というヒラメキが起こってきたので、冬場の下見を兼ねて登る計画を立てました。どうせなら観音平の登山口から編笠山、権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳の主要部を全部歩いてみようと思いました。
実施日:2016年10月25日〜27日
山行形態:単独、テント泊
テン泊地:キレット小屋キャンプサイト、本沢温泉キャンプサイト
上記左写真は縦走した八ヶ岳山域のプロフィールになります。右端が編笠山で左端が天狗岳になります。また写真右はルート図です。前日に観音平に車中泊し、北上しました。ゴールは黒百合ヒュッテを経由し渋の湯に下山です。その後バス、電車、タクシーを使って観音平まで戻ることにしました。以下は現地Day1の様子です。
観音平から緩やかな登山道を進みます。ちょうど登山口近郊が紅葉のピークになっていて、楽しみながら登ることができました。
押手川の分岐で青年小屋への巻道と頂上直登のルートに分かれますが、迷わず編笠山頂上を目指します。予想ではたいした傾斜の登山道ではないと思っていたのですが、頂上が近づくにつれ大きな岩の段差をよじ登りながら相当な急斜面を連続して登ることになりました。ザックが夏場の装備からに冬装備になっているので重いのも気になります。
頂上手前で、景色の開ける場所が出てくるので見渡します。雲行が気になりますね。雲海の上に黒い雲が広がり、金峰山と思われる山を上下でサンドイッチしているように見えます。風が強くなり明らかに天気は悪化傾向です。写真右は編笠山頂上です。広い頂上一帯は岩石で覆われていました。
編笠山の頂上から北東方向を見ると確信部が見えてきました。写真左の雲に隠れているのが赤岳です。その左が横岳、左端が阿弥陀岳です。写真右の一帯が権現岳になります。左から西ギボシ、東ギボシ、権現岳で権現小屋が張り付くように立っていて印象的です。権現岳の頂上は、あのギザギザした岩山です。八ヶ岳は尾根が複雑に絡んでいるのと、見る方向により山容を変えるのでどれがどのピークなのか分かりずらかったのですが、これでだいぶ理解できるようになりました。
よっしゃー 青年小屋が眼下に確認できました。すでに営業は終了し小屋閉めの真っ最中でした。小屋の裏側がキャンプサイトになっていますが、水場に寄って水だけ確保させていただきます。
「乙女の水」と書いてありました。元気よく湧き出ているので、全部で3L確保しました。今晩の宿泊予定地がキレット小屋になりますが、もうすでに小屋閉めされているので、水の確保が???だったからです。ザックがさらに重くなって(多分18kg)しまいますが仕方ありません。。。
権現岳向へかう尾根上で長野県警救助隊の皆様と思われる一行に遭遇です。風が強くなってガスってきたので、今日の目的地や防寒装備の有無、天候の話などをしました。「今晩は雪になるかもねえ〜」とおっしゃっていました。写真右は、権現岳手前の悪場です。結構荒れているのでミスの無いようにクリアしていきます。
だいぶ心細い天候になってきました。風が冷たくなりガスに囲まれてしまいました。ここで行動食の「セブンイレブンの5個入りアンパン」を食いながらルート確認をします。地図を入れるパックは毎回新品を使います(中の地図が普通紙のコピーなので、ケチって中古のパックで、1滴でも水が入ると終了します)。
おお、やっと権現小屋に着きました。かなりお化け屋敷風かな? 小屋はすでに営業終了していますが、何やらドアノブに「ボッカ中」とあります。なので中の方と少しお話してキレット小屋でテン泊することを伝えました。
権現岳の頂上です。岩場の突端なので猛烈な風です。雨が混じってきているので早々に先を急ぎます。
権現岳の先で下りの長いハシゴがあります。数えると60段ありました。多分一本のハシゴでは国内最長じゃないかなあ〜 などと思いながら下ります。ガスで上が見えないくらい長いですね。
本日のキャンプ地のキレット小屋に到着です(すでに営業終了)。多分今日は誰もいないし、誰もこないと思います(笑)。明らかに天候が大荒れの兆しなので赤岳からキレットまで降りる人もいないだろうし、観音平からキレットまで来る人もいないと思われます。水場の標識はあったのですが、枯れている可能性大なので、青年小屋から水を担いできたのは正解だったと思います。圧倒的に安心感が違います。
今晩の暴風雨に備えてキャンプサイトの一番下の樹林帯にテントを張ることにしました。周りの木々にテントを固定し風で潰されないようにします。このキレット小屋は尾根の窓部分なので風の通り道だと思われますが、ちょうど森林限界の境界らしくシラビソの木々が茂っているので好都合です。
さてさて何をさておき早々に食事です。古典的な「たらこ焼き」とホットウイスキーで乾杯します。先日友人のMickey氏より、「昔はたらこ焼きを持ち込んだよね〜」みたいな話になったので、持ち込んでみました。塩気があって、カロリーがあって、やはり先人の知恵は恐るべしですね。主食はマイブームの「ほたて野菜ラーメン」です。今回はニンジンも入れてみました。
食事の後、だんだん雨風が強くなり、予想どおり最悪な天候になりました。登山靴もテント内に格納し、シュラフカバーも付けて防戦体制をとります。風のうなり音と雨や枝葉がテントを叩く音がうるさいので耳栓をしないと眠れません。真っ暗な中、朝方まで猛烈な暴風雨に襲われていたので、今日はテント内に停滞だなあ〜 とほとんど諦め状態です。「とほほっ」ですね。。。
ではでは Day2も近々投稿予定です。
実施日:2016年10月25日〜27日
山行形態:単独、テント泊
テン泊地:キレット小屋キャンプサイト、本沢温泉キャンプサイト
「乙女の水」と書いてありました。元気よく湧き出ているので、全部で3L確保しました。今晩の宿泊予定地がキレット小屋になりますが、もうすでに小屋閉めされているので、水の確保が???だったからです。ザックがさらに重くなって(多分18kg)しまいますが仕方ありません。。。
権現岳の頂上です。岩場の突端なので猛烈な風です。雨が混じってきているので早々に先を急ぎます。
食事の後、だんだん雨風が強くなり、予想どおり最悪な天候になりました。登山靴もテント内に格納し、シュラフカバーも付けて防戦体制をとります。風のうなり音と雨や枝葉がテントを叩く音がうるさいので耳栓をしないと眠れません。真っ暗な中、朝方まで猛烈な暴風雨に襲われていたので、今日はテント内に停滞だなあ〜 とほとんど諦め状態です。「とほほっ」ですね。。。
ではでは Day2も近々投稿予定です。
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