2023年07月17日
キャッシュフロー を中心にみて (3/n)
キャッシュフロー を中心にみて (3/n)
キャッシュフロー計算書は、「直接法、または間接法」で作成できる。
両者は、
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
が、各々一致する。
(1)
キャッシュフロー計算書=
現金及び現金同等物の期首残高+
営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー + 財務活動によるキャッシュフロー + 為替換算差額
=現金及び現金同等物の期末残高
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
直説法による「営業によるキャッシュフロー」について述べる。
営業活動によるキャッシュフロー
=
+営業収入(1)
▲商品の仕入支出(2)
▲人件費の支出(3)
▲その他の営業支出(4)
以下、他の演習問題から、具体例に基づく解説とする。
(直接法)
営業活動によるキャッシュフロー
=152,588=(1)+(2)+(3)+(4)
(内訳)
(1) (Cash Flow Statement (C/S))営業収入
・・・ 3,641,320=3,650,450-9,330
(2) (C/S)商品の仕入支出▲
・・・2,562,880=2,565,280-2,400
(3) (C/S)人件費の支出▲
・・・641,500=641,920-420
(4) (C/S)その他の営業支出▲.
・・・284,352=284,516-164
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
間接法ですると、
●間接法によるC/F 計算書●
税引前当期純利益 151,460
開発費償却 3,600
減価償却費 13,500
受取利息配当金 ▲6,840
有価証券利息 ▲1,130
有価証券運用損益 ▲9,590
支払利息 8,370
固定資産売却益 ▲670
投資有価証券売却損 1,680
役員賞与引当金の減少額 ▲9,000
売上債権の増加 ▲1,800
貸倒引当金の増加額 280
仕入れ債務の増加額 1,500
棚卸資産の減少額 900
未払給料手当の増加額 420
前払その他営業費の減少額 164
未払その他営業費の減少額 ▲256
小計 152,588
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
直説法
(1) (C/S))営業収入 3,641,320
借方(左)
P/L 売上 3,650,000
P/L 償却債権取立益 450
貸方(右)
売掛金等売上債権の増加額 1,800
手形売却損(単なる損失・支払利息に相当) 1,640
売上割引(単なる売掛金の回収での割引・損失) 290
当期の貸倒損失 300
前期分の貸倒損失(貸倒引当金として計上していたもの) 5,100
貸借差額
C/S 営業収入(右+) 3,641,320
※ 期首貸倒引当金+貸倒引当金繰入額5,380
=(期末貸倒引当金=)期首貸倒引当金+280 +前期分の貸倒損失
∴5,380 - 280=前期分の貸倒損失=5,100
(2)(C/S)商品の仕入支出 2,562,880▲
借方(左)
(棚卸資産の減少額=)期首商品棚卸額-期末商品棚卸額 900
仕入債務の増加額 1,500
貸方(右)
P/L 売上原価 2,564,500
P/L計上の商品評価損 480
P/L計上の棚卸減耗損 300
貸借差額
(C/S)商品の仕入支出(左▲) 2,562,880
(3)(C/S)人件費の支出 641,500▲
借方(左)
未払給料手当の増加額(現金支出していない=) 420
貸方(右)
P/L計上の給料手当 395,720
P/L計上の役員報酬 237,200
(引当金で支払=)役員賞与引当金の減少額 9,000
貸借差額
(C/S)人件費の支出(左▲) 641,500
(4)(C/S)その他の営業支出 284,352▲
借方(左)
前払その他営業費の減少額(P/L計上その他の営業費ではあるが、現金支出を前期でしている。当期では経費計上なるが、現金が流出していない=) 164
貸方(右)
未払その他営業費の減少額(P/L計上その他の営業費ではあるが、当期では、
現金支流出している=) 164
P/L計上の支払リース料 2,000
P/L計上のその他営業費 282,260
(引当金で支払=)役員賞与引当金の減少額 9,000
貸借差額
(C/S)人件費の支出(左▲) 284,352
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
以上である。
「営業によるキャッシュフロー」が難しいようだ。
次回は、
前払金(前払費用)、未払金(未払費用)、引当金の計上、為替差損益を説明して、終了したい。
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
上記2件は、論点が多くないように見える。
ちなみに、B/S とP/Lは、当期純利益でつながる。
次年度に、B/Sの各勘定が繰り越され、次年度で、損益計算をすることになる。
B/S は、期間損益計算の連結環と言われている。
損益 DD 利益剰余金 DD
左のP/L計算の結果を、B/Sの資本に、振り替えたものである。
資産 = 負債 + 資本(=資本金+資本剰余金+利益剰余金(損益DD))
収益 = 費用 + 損益DD
∴ 資産 + 費用 = 負債 + 資本 + 収益 ・・・損益DDは、相殺される。
今日はここまで。
それではまた。(3/n)
キャッシュフロー計算書は、「直接法、または間接法」で作成できる。
両者は、
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
が、各々一致する。
(1)
キャッシュフロー計算書=
現金及び現金同等物の期首残高+
営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー + 財務活動によるキャッシュフロー + 為替換算差額
=現金及び現金同等物の期末残高
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
直説法による「営業によるキャッシュフロー」について述べる。
営業活動によるキャッシュフロー
=
+営業収入(1)
▲商品の仕入支出(2)
▲人件費の支出(3)
▲その他の営業支出(4)
以下、他の演習問題から、具体例に基づく解説とする。
(直接法)
営業活動によるキャッシュフロー
=152,588=(1)+(2)+(3)+(4)
(内訳)
(1) (Cash Flow Statement (C/S))営業収入
・・・ 3,641,320=3,650,450-9,330
(2) (C/S)商品の仕入支出▲
・・・2,562,880=2,565,280-2,400
(3) (C/S)人件費の支出▲
・・・641,500=641,920-420
(4) (C/S)その他の営業支出▲.
・・・284,352=284,516-164
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
間接法ですると、
●間接法によるC/F 計算書●
税引前当期純利益 151,460
開発費償却 3,600
減価償却費 13,500
受取利息配当金 ▲6,840
有価証券利息 ▲1,130
有価証券運用損益 ▲9,590
支払利息 8,370
固定資産売却益 ▲670
投資有価証券売却損 1,680
役員賞与引当金の減少額 ▲9,000
売上債権の増加 ▲1,800
貸倒引当金の増加額 280
仕入れ債務の増加額 1,500
棚卸資産の減少額 900
未払給料手当の増加額 420
前払その他営業費の減少額 164
未払その他営業費の減少額 ▲256
小計 152,588
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
直説法
(1) (C/S))営業収入 3,641,320
借方(左)
P/L 売上 3,650,000
P/L 償却債権取立益 450
貸方(右)
売掛金等売上債権の増加額 1,800
手形売却損(単なる損失・支払利息に相当) 1,640
売上割引(単なる売掛金の回収での割引・損失) 290
当期の貸倒損失 300
前期分の貸倒損失(貸倒引当金として計上していたもの) 5,100
貸借差額
C/S 営業収入(右+) 3,641,320
※ 期首貸倒引当金+貸倒引当金繰入額5,380
=(期末貸倒引当金=)期首貸倒引当金+280 +前期分の貸倒損失
∴5,380 - 280=前期分の貸倒損失=5,100
(2)(C/S)商品の仕入支出 2,562,880▲
借方(左)
(棚卸資産の減少額=)期首商品棚卸額-期末商品棚卸額 900
仕入債務の増加額 1,500
貸方(右)
P/L 売上原価 2,564,500
P/L計上の商品評価損 480
P/L計上の棚卸減耗損 300
貸借差額
(C/S)商品の仕入支出(左▲) 2,562,880
(3)(C/S)人件費の支出 641,500▲
借方(左)
未払給料手当の増加額(現金支出していない=) 420
貸方(右)
P/L計上の給料手当 395,720
P/L計上の役員報酬 237,200
(引当金で支払=)役員賞与引当金の減少額 9,000
貸借差額
(C/S)人件費の支出(左▲) 641,500
(4)(C/S)その他の営業支出 284,352▲
借方(左)
前払その他営業費の減少額(P/L計上その他の営業費ではあるが、現金支出を前期でしている。当期では経費計上なるが、現金が流出していない=) 164
貸方(右)
未払その他営業費の減少額(P/L計上その他の営業費ではあるが、当期では、
現金支流出している=) 164
P/L計上の支払リース料 2,000
P/L計上のその他営業費 282,260
(引当金で支払=)役員賞与引当金の減少額 9,000
貸借差額
(C/S)人件費の支出(左▲) 284,352
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
以上である。
「営業によるキャッシュフロー」が難しいようだ。
次回は、
前払金(前払費用)、未払金(未払費用)、引当金の計上、為替差損益を説明して、終了したい。
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
上記2件は、論点が多くないように見える。
ちなみに、B/S とP/Lは、当期純利益でつながる。
次年度に、B/Sの各勘定が繰り越され、次年度で、損益計算をすることになる。
B/S は、期間損益計算の連結環と言われている。
損益 DD 利益剰余金 DD
左のP/L計算の結果を、B/Sの資本に、振り替えたものである。
資産 = 負債 + 資本(=資本金+資本剰余金+利益剰余金(損益DD))
収益 = 費用 + 損益DD
∴ 資産 + 費用 = 負債 + 資本 + 収益 ・・・損益DDは、相殺される。
今日はここまで。
それではまた。(3/n)
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投稿者:日常生活に役立つ税務・法務、経営について|15:37
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