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キャッシュフロー を中心にみて (3/n)

キャッシュフロー を中心にみて (3/n)

キャッシュフロー計算書は、「直接法、または間接法」で作成できる。

両者は、
営業活動によるキャッシュフロー 
投資活動によるキャッシュフロー 
財務活動によるキャッシュフロー 
が、各々一致する。

(1)
キャッシュフロー計算書=
現金及び現金同等物の期首残高+
営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー + 財務活動によるキャッシュフロー  +  為替換算差額
=現金及び現金同等物の期末残高


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

直説法による「営業によるキャッシュフロー」について述べる。

営業活動によるキャッシュフロー 

+営業収入(1)
▲商品の仕入支出(2)
▲人件費の支出(3)
▲その他の営業支出(4)



以下、他の演習問題から、具体例に基づく解説とする。

(直接法)
営業活動によるキャッシュフロー 
152,588=(1)+(2)+(3)+(4)


(内訳)
(1) (Cash  Flow  Statement  (C/S))営業収入
・・・ 3,641,320=3,650,450-9,330

(2) (C/S)商品の仕入支出▲
・・・2,562,880=2,565,280-2,400

(3) (C/S)人件費の支出▲
・・・641,500=641,920-420

(4) (C/S)その他の営業支出▲.
・・・284,352=284,516-164

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

間接法ですると、
●間接法によるC/F 計算書●

税引前当期純利益    151,460

開発費償却        3,600
減価償却費        13,500
受取利息配当金     ▲6,840
有価証券利息      ▲1,130
有価証券運用損益    ▲9,590
支払利息         8,370
固定資産売却益      ▲670
投資有価証券売却損     1,680
役員賞与引当金の減少額  ▲9,000
売上債権の増加      ▲1,800
貸倒引当金の増加額      280
仕入れ債務の増加額     1,500
棚卸資産の減少額       900
未払給料手当の増加額     420
前払その他営業費の減少額   164
未払その他営業費の減少額  ▲256

     小計      152,588

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

直説法

(1) (C/S))営業収入  3,641,320

借方(左)
P/L 売上 3,650,000
P/L 償却債権取立益  450

貸方(右)
売掛金等売上債権の増加額  1,800
手形売却損(単なる損失・支払利息に相当)  1,640
売上割引(単なる売掛金の回収での割引・損失)  290
当期の貸倒損失  300
前期分の貸倒損失(貸倒引当金として計上していたもの)  5,100

貸借差額
C/S 営業収入(右+) 3,641,320

※ 期首貸倒引当金+貸倒引当金繰入額5,380
=(期末貸倒引当金=)期首貸倒引当金+280  +前期分の貸倒損失
  ∴5,380 - 280=前期分の貸倒損失=5,100


(2)(C/S)商品の仕入支出  2,562,880▲
借方(左)
(棚卸資産の減少額=)期首商品棚卸額-期末商品棚卸額  900
仕入債務の増加額 1,500

貸方(右)
P/L 売上原価  2,564,500
P/L計上の商品評価損  480
P/L計上の棚卸減耗損  300


貸借差額
(C/S)商品の仕入支出(左▲) 2,562,880


(3)(C/S)人件費の支出  641,500▲

借方(左)
未払給料手当の増加額(現金支出していない=)  420

貸方(右)
P/L計上の給料手当  395,720
P/L計上の役員報酬  237,200
(引当金で支払=)役員賞与引当金の減少額   9,000


貸借差額
(C/S)人件費の支出(左▲) 641,500


(4)(C/S)その他の営業支出  284,352▲

借方(左)
前払その他営業費の減少額(P/L計上その他の営業費ではあるが、現金支出を前期でしている。当期では経費計上なるが、現金が流出していない=)  164

貸方(右)
未払その他営業費の減少額(P/L計上その他の営業費ではあるが、当期では、
現金支流出している=)  164
P/L計上の支払リース料  2,000
P/L計上のその他営業費  282,260
(引当金で支払=)役員賞与引当金の減少額   9,000


貸借差額
(C/S)人件費の支出(左▲) 284,352


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

以上である。

「営業によるキャッシュフロー」が難しいようだ。
次回は、
前払金(前払費用)、未払金(未払費用)、引当金の計上、為替差損益を説明して、終了したい。

投資活動によるキャッシュフロー 
財務活動によるキャッシュフロー 
上記2件は、論点が多くないように見える。


ちなみに、B/S とP/Lは、当期純利益でつながる。
次年度に、B/Sの各勘定が繰り越され、次年度で、損益計算をすることになる。
B/S は、期間損益計算の連結環と言われている。


損益  DD  利益剰余金  DD
左のP/L計算の結果を、B/Sの資本に、振り替えたものである。

資産 = 負債 + 資本(=資本金+資本剰余金+利益剰余金(損益DD))
収益 = 費用 + 損益DD

∴  資産 + 費用 = 負債 + 資本 + 収益  ・・・損益DDは、相殺される。


今日はここまで。
それではまた。(3/n)




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プロフィール

日常生活に役立つ税務・法務、経営について
マイペースで、愛想ありません。 私の他のブログ;気のむくまままに 知識の提供の他に、私の普段の生活の中からのものを、 構えることなく、頻度多く、気ままに綴ってます。 1 気の向くままに 時事問題、趣味などで、日々の中から感じたこと・主張したいことを、別の視点で、人から嫌われても、違う角度でできるだけ簡易に発信したい 2 趣味の範囲ですが、 自分の中から、車の運転、音楽、釣り、読書、倫理・・・、などを取り上げるものとします。
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