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キャッシュフロー を中心にみて (1/n)

キャッシュフロー を中心にみて (1/n)

いつの間にか年月は過ぎ、私も、税理士になってから、16年を経過しようとしている。元々、理系なことはいいとしても、職業は、プログラマー、信用金庫などを主として経験したが、何ら脈絡もなく、現業も含め、面白いことがなかった。確実に勉強になったのは、「貸付・回収業務は、私に大変向いていた」ことが分かったことと、「人間とは、嘘をつく動物なのだ」ということを、骨身に染みるくらい味わったことだ。大きな会社に勤務した経験がないので、これはという人物に出会うことが無かったのは、一生の不覚であった。したるものもなく、格好良く言えば、自分の道は、力ずくで切り開いてきた、切り開かねばならず、大変疲れる人生であったといえる。最近は、体重管理もよくなく、気を付ける必要性を強く感じる。

大学卒業後から、やりたい仕事も特段なく、その結果、種々の業種に就業し、多種な職種に従事をしてきた。「税理士」は、サラリーマンやめてから独立しやすいと思い、資格取得を目指したが、トンでもない間違いをしてしまった。私は、「暗記」が嫌いで理系の大学に入ったことを忘れていたのだった。お金を、あまりに多く使ってしまった。

(1)税理士は、昔の科挙の試験さながらに、完璧な条文暗記を要求された。私は条文の意味するところ、それに基づき、税額計算するのにはあまり苦労しなかったのだが、「条文の丸暗記」は手に余った。
(2)次に、財務分野は得意だが、経理の部門は一度も経験がなく、おおらかな「O(オー)型」には向かないものであった。いわゆる、「まそんなもんじゃない」、「適当にすればいい」という部門ではなかったのである。従って、50歳くらいになっていたので、税理士初年兵ゆえ、実務修行の場がなく、初めから、実践であった。
当初は出来が悪く、10年くらい経過したあたりから、少し、経理マンらしくなった。今から考えると、私は、初めから、「税務調査」の対象税理士だったわけである。最近、ようやく、そこそこになった気がする。
(3)税理士受験勉強は、毎年、3〜5科目受験したため、1科目あたりにかける勉強時間が少ないことに気づかずに、受験し続けた。当然に、1科目あたりの1年間の勉強時間は、少ないもので、合格ラインの時間に達しない・届かないもの、となってしまっていた。短期間で合格は無理な状態であった。
資格を取得してから、気づいた。

これから、税理士目指す人は、参考にしてほしい。
税理士実務は「税理士」になってからできるので、早く、合格するのが望ましい。
大学院で、論文書いて、税理士試験免除で税理士になる、これが、いいのじゃないかと思う。
税務署で23年間勤務すれば、税理士にはなれるので、「税務署勤務」を、18歳からすることを推奨する。41歳で、税理士になれる計算になる。

さて、主題である。
長い間、ずっと考え、演習をしてみて、実に、「キャッシュフローについて検討する」ことが、大変、意義深いことに気づいた。また、実際手掛けると、思ったより簡単に間違えることにも気づいた。
いろいろな本を見たが、ツールありきで、根本が説明されていない。

従って、これを、「テーマ」にする。
数回書いてみたい。マイペースである。


私が判断して記述しているため、正誤は、各人で検討してください。
しかしながら、
結論として、期首の現金及び現金同等物の残高が、期末の現金及び現金同等物の残高に、なっていればよい、のである。
キャッシュフローは、「直接法」と、「間接法」で計算することになる。

期首は当たり前に、B/Sの期首の、現金及び現金同等物の残高になっていれば、正解である。


簡単な例題である。

現金  100      売上  100
 これは、現金100、増加している。

現金  80       売上100
売掛金  20        

これは、現金が80のみ増加した取引になってしまっている。

現金    100      売上  100
売掛金    20      現金  20
と分解できる。

売上は、100だが、売掛金が20増加して、現金20減少していることに気づく。
このように、取引を、現金を通したものに、読み替えるのである。
いわゆる、売掛金の増加は、現金減少である。いずれ回収になれば、売掛金の減少、現金の増加になる。

(1)-1
当期貸倒損失  300  売掛金  300
これは当期に発生したもので、売掛金が減少したのだから、現金増加のはずである。しかしながら、「貸倒損失」が発生して損失・現金流出となったのである。

現金  300  売掛金  300・・・売上債権の増減額として、認識される。
これは、売掛金の増減額で認識されている。
その他に、
当期貸倒損失  300  現金  300・・・現金が流出したとして、認識するのである。

(1)-2
前期の貸倒れも、貸倒引当金a/cが設定されていなければ、上記と同じである。

前期の貸倒れが、もし、貸倒引当金が設けてあれば、前期分の貸倒処理が、異なる。

                  期首の貸倒引当金  A
                  当期貸倒引当金繰入額   5,380
ゆえに、期末貸倒引当金増加額は、A+5380であるはずである。

しかしながら、増加した貸倒引当金280だから、残高は、A+280。
      (借方・左)               (貸方・右)
        A                        A
        280
                               5380
貸倒引当金処理した金額 B  

・・・この Bが、前期分の「貸倒損失」である。

( A+280+B ) = (A+5380)
∴  B=5380-280=5100

(前期の貸倒損失=)貸倒引当金   5100    現金  5100
となり、現金減少の取引である。

i.e.
貸倒引当金   5100    売掛金  5100


現金  5100 売掛金  5100・・・売上債権の増減額として、認識される。
これは、売掛金の増減額で認識されている。
その他に、
貸倒引当金  5100  現金  5100・・・現金が流出したとして、認識するのである。



ちなみに、建物 帳簿価額3000を、3100で売却すると、100の固定資産売却益を計上する。
しかしながら、現金は、3100増加である。投資活動によるキャッシュフロー 3100増加である。


今後、このようにして、私の方法で、分析していく。
なお、会計ソフトには、キャッシュフロー計算書が、自動で作成される機能がある。
私は、弥生会計を使用しているが、出来は良い。

キャッシュフロー計算書は、「直接法、または間接法」で作成できるし、両者は、

営業活動によるキャッシュフロー 
投資活動によるキャッシュフロー 
財務活動によるキャッシュフロー 

が、各々一致する。

まとめ
(1)
会社は、赤字決算でも、永遠に支払う金銭を持っていれば、倒産しない。

(2)
毎月の資金繰表を12ケ月加算し、決算処理を加減算すれば、1年間のキャッシュフローと一致する。

(3)

キャッシュフロー計算書=

現金及び現金同等物の期首残高+

営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー + 財務活動によるキャッシュフロー  +  為替換算差額

=現金及び現金同等物の期末残高


(4)
フリーキャッシュフロー=営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー

キャッシュフローの演習問題は、公認会計士試験の問題を取り上げると、いいようだ。

今後、定期的ではないが、記述してみます。
本日は、これまで。


参考文献;
キャッシュフロー計算書がよ〜くわかる本   金井正義
30分で作る!キャッシュフロー&資金繰り表  杉田利雄
資金繰りなるほど Q&A          増山秀和
資金繰りとキャッシュフロー         松田修

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日常生活に役立つ税務・法務、経営について
マイペースで、愛想ありません。 私の他のブログ;気のむくまままに 知識の提供の他に、私の普段の生活の中からのものを、 構えることなく、頻度多く、気ままに綴ってます。 1 気の向くままに 時事問題、趣味などで、日々の中から感じたこと・主張したいことを、別の視点で、人から嫌われても、違う角度でできるだけ簡易に発信したい 2 趣味の範囲ですが、 自分の中から、車の運転、音楽、釣り、読書、倫理・・・、などを取り上げるものとします。
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