2018年05月17日
レバーのコレステロールについて…普通のレバーより白レバーが危険?
焼き肉や焼き鳥でレバーを必ず頼むという人もいるでしょう。コレステロールを気にしている人にとって、レバーは問題のない食べ物なのでしょうか。レバーの種類のよってコレステロールも違う? レバーとコレステロールについての疑問に専門家が答えます。
40代男性からの相談:「レバーのコレステロールについて教えて下さい」
『 焼き肉や焼き鳥を食べに行くと必ず頼むのがレバーです。特に鳥の白レバーが好きで、店に行けば必ず頼んでいます。普通の鳥のレバーと白レバーだと、やはり白レバーの方がコレステロールが高いのでしょうか?
また、牛や豚などのレバーだとどれが一番コレステロールが高いのでしょうか? 今は生のレバーは店で食べられなくなっていますが、生と焼いた時だとコレステロールは変わるのでしょうか? 』
レバーの種類とコレステロールの関係
レバーは身体にいい? コレステロールの点から見ると、レバーはどうなのでしょうか。レバーの種類を交えて専門家にお聞きしました。
『 鶏、豚、牛の内臓はコレステロールが多く含まれています。普通のレバーでもコレステロールは多い食品に含まれます。白レバーは鶏が夏場に多く食べすぎて稀に、フォアグラ状になったものです。まさに脂肪が多く含まれています。高カロリー、高コレステロール、高脂肪の食品です。(看護師) 』
『 白レバーの場合は健康にいいといえない食品でしょう。どうしても食べたい時に少しだけ食べることをおすすめします。(看護師) 』
『 コレステロールの多い順に鶏、豚、牛になります。生レバーの比較ですが、詳しくは分かりませんが、安全上生では食べないことをおすすめします。油を多く使う方法はコレステロール値が上がることが確かです。(看護師) 』
『 レバーは肝臓のことで、比較的コレステロールは高い食材ではありますが、鉄分やビタミンなどの栄養素も豊富なため、コレステロールを気にして食べないようにするという必要性はあまりありません。しかし、白レバーは、白い肝臓のフォアグラと同じで、脂肪肝の状態です。そのため、通常のレバーに比べると脂質は高いと考えられます。(看護師) 』
レバーは調理法にも注意した方がいい
レバーを食べる時には、調理法にも注意した方がいいかもしれません。
『 生レバーと焼いたレバーでの栄養素やコレステロールの含有量はあまり差がないと考えられます。ただし、レバーの場合、独特の臭みがあるため、調理例によっては味を濃くしたり、漬け込み料理にしたりするため、レバー料理の総カロリーや総コレステロールが高くなる傾向にあります。(看護師) 』
『 レバー自体には栄養も豊富で貧血予防にもなります。レバーを食べる際には、調理の仕方や味付けなどにも注意して食べるといいでしょう。(看護師) 』
『 一般のレバーはビタミンAや鉄分も多く含まれているので、摂りすぎなければ健康にもよいといえます。(看護師) 』
あまり「この食べ物はよくない」という情報ばかりを取り入れてしまうのはよくないかもしれません。食は人生の楽しみの一つでもあります。ここでお伝えしたいのは、レバーを食べないようにする、というのではなく、工夫して食べましょうということです。楽しい色が健康に繋がるのであれば、これ以上のことはないでしょう。