2016年01月12日
意外に知らない数字「0」の読み方2つ 使い分けるポイントは?
洋画や海外ドラマを見ていると、数字を英語で読み上げる際に、「0」を「ゼロ」もしくは「オー」と発音することがあるのをご存じだろうか。この読み方のルールにどのような違いがあるのかを紹介する。
実は、数字の「0」は、「ゼロ」と「オー」の両方で読むことができる。意外に思われるかもしれないが、どちらの読み方でも文法的な問題はなく、フォーマルな場でも使用できる表現なのだ。では、2つの読み方をどのようにして使い分ければいいのだろうか。
■判断基準は「連続しているか否か」
基本的には、「数字が連続しているか否か」で判断をする。数字が連続していない場合、つまり「0」単体である場合には、必ず読み方は「ゼロ」となる。一方、電話番号や郵便番号など数字が連続する場合には、「ゼロ」と「オー」のどちらの読み方でもかまわない。その判断は、個人の好みや語呂の良さに左右されるようだ。例えば、映画『007』は、「ゼロ ゼロ セブン」とも「ダブルオー セブン」とも読むことができる。
■必ず「0」を「ゼロ」と読む場合
だが、「数字が連続しているか否か」のルールから外れ、必ず「0」を「ゼロ」と読まなくてはならない場面もある。それが数式内で使用された場合。数式で使用された場合には、「オー」ではなく必ず「ゼロ」と読まれるので、気を付けよう。
一番ダメなのは、「ゼロ」と「オー」を混同して使ってしまう事だ。話す側も聞く側も混乱してしまうので、普段からどちらで読むのかを決めておくとよいだろう。