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2019年01月21日
四度ハンドボール男子世界選手権2019開幕(正月十九日)
グループCはもう一つの開催国デンマークの入ったグループなのだが、首都のコペンハーゲンではなく、ヘルニンクで試合が行なわれている。ヨーロッパからは他にノルウェー、オーストリア、アフリカのチュニジア、南米のチリ、アラブのサウジアラビアという構成である。予想はデンマークとノルウェーの勝ちぬけは確実で、おそらくサウジの勝ちぬけはないというところまではいったのだけど、そこから先が見えなかった。オーストリアは今大会に出場しているヨーロッパのチームの中では、一段劣る印象があるし、チュニジアは自国開催の際に上位に進出したことがあるとはいうもののドイツでどこまでやれるか不明だし、チリは予想もつかない。
結果は、ミケル・ハンセンを擁するデンマークが全勝で1位、二位はスカンジナビアの正統派ハンドボールの一角を担うノルウェー。三位には最終戦でオーストリアを下したチュニジアが入った。4位はチリ、5位はオーストリアで、6位は予想通りサウジアラビアだった。オーストリアならチェコのほうが強いぞと思うくらいなので、プレーオフのくじ運がよくての出場だったのだろう。
外国の、つまりはチェコ以外のハンドボールの選手の名前はなかなか覚えられなくて、テレビで中継を見ながら、以前見たことは覚えていても選手の名前が出てこないことが多い。でも、デンマークの中心選手、ミケル・ハンセンの名前はさすがに覚えていた。フランスのたしかカラバジッチも覚えていたけど引退したから、現時点で肯定的な意味で名前を覚えている唯一のハンドボール界のスーパースターがハンセンだといっていい。マケドニアのラザロフも覚えているけど、ハンセンと違って、この選手には反感を抱くことの方が多いからなあ。
最後のグループDの会場がコペンハーゲンになったのは、橋を渡ればすぐスウェーデンから観客が応援に来られるからに違いない。ということで、このグループの勝ち抜け候補その1はスウェーデンである。ヨーロッパのチームはもう一つハンガリーしか入っていないので、ここも勝ちぬけが予想された。残りはエジプト、アンゴラのアフリカ二国に、アルゼンチンとアラブの笛の主役、カタールである。最悪がアラブの笛を生かしたカタールの勝ち抜けだが、個人的には大会前の親善試合でチェコと引き分けたアルゼンチンが二次リーグに進出することを願っていた。
結果的にはこのグループが一番の混戦で、すべてのチームが勝利を挙げている。スウェーデンは強さを発揮して全勝。二次グループ以降は個人的にも応援するつもりである。それは、ゴールキーパーの名前がパリチカ、つまりチェコ系の選手だからである。何でもおじいさんの代にスウェーデンに亡命したらしい。2位はハンガリーだが、3位に入ったエジプトと引き分けているため、二次リーグに持ち越す勝ち点はどちらも1点ずつである。
このグループの最終順位に大きな影響を与えたのは、最終戦のアルゼンチンとカタールの試合だった。得点経過を見ると、最大5点あった差を追いつかれたカタールが、最後に1点とって勝っている。疑えばいくらでも疑えるのだけど、いや、アラブの国の試合結果に関しては、特にアラブの国が勝った場合には、ついつい疑わずにはいられないのが、ハンドボール界の現状なのである。
グループCとDの上位三チームからできる二次グループIIの会場はヘルニンクになる。持ち越す勝ち点は以下の通り。
デンマーク 4
ノルウェー 2
チュニジア 0
スウェーデン 4
ハンガリー 1
エジプト 1
ここからは、開催国デンマークと、隣国スウェーデンが準決勝に進出すると予想しておく。願望も含めた優勝予想はスウェーデンである。チェコ系の選手が確実にいるのはこの国しかないしさ。
一次グループ敗退チームは、それでさようならではなく、プレジデントカップと呼ばれる順位決定戦に回るのだが、ABの同じ順位の国、CDの同じ順位の国が試合をした後、勝った同士、負けた同士で試合をして順位を確認させる。4位の会場はケルン、5位、6位はコペンハーゲンが会場になっている。日本には是非朝鮮似非合同チームに勝って、21位決定戦に回って欲しいものだったのだけど、逆転負けを喫してしまった。
スケジュール表を見てもよくわからないのが、2次グループの5位同士、6位同士で争う、9位、11位決定戦がどこで行われるかである。5位と7位の決定戦は決勝と同じヘルニンクで行われるみたいだけど。
2019年1月19日23時25分。
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