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2017年12月17日

迷惑コメントその後(十二月十四日)



 一月ほど前だっただろうか。変なコメントの書き込みがあってうざったくてたまらないという話を書いた。あの時は、「ブランドコピー」という言葉を、禁止ワードに設定したら、その手の書き込みが消えたという、いわばハッピーエンドだったのだけど、その後、一時的に迷惑コメントが復活した。失敗したと思うのは、思いついたのが遅すぎて、迷惑コメントをコピーして保存したのが、最後の一本だけだということで、何も考えずに消してしまったやつのほうが、日本語もめちゃくちゃだったし、ここに取り上げるのにふさわしかったかもしれない。

 ブログの設定で、コメントに関しては特に承認が必要にした記憶はないのだが、前回の対策を採ったあとに、管理ページで承認待ちのコメントがあるというメッセージが出たことがある。トラックバックは承認必要の設定にしてあると思うのだけど、コメントに関しては迷惑物も含めて、こちらの承認なしに表示されるはずである。管理ページからではなく、これまで何を書いたかを確認するために自分のブログを開いたときに、コメントを発見したことも結構あるわけだし。
 その承認待ちのコメントも、迷惑物だったので、特に読みもせずに消してしまったのだが、それがどうして承認待ちになっていたのかはわからない。禁止ワードが使われていたのだろうか。その次に二本連続で入ったコメントは、ちらっと読んで、日本語になっていない部分が多いのに、自動翻訳を使っているのか、外国の人がアルバイトでやってるのかなんて感想を持った記憶がある。

 そして、今回紹介する迷惑コメントが来たときに、この手のコメントをまとめて記事のネタにしようと思いついたのだが、ついでに設定した禁止ワードが機能したのか何なのか、あれから一本も入らなくなってしまった。コンピューター関係は、結果は見えても、その原因理由が何なのか理解できないことが多いのが素人にはつらいところである。

 さて、件の迷惑コメントだけれども、まず、


スーパーコピー 時計N品質シリアル付きも有り付属品完備!

 「N品質」て何なんだろう。「シリアル」は、シリアルナンバーかなあ。「スーパーコピー」というからには、オリジナルではなくコピー品だろうに、シリアルナンバーまでコピーしたということなのか。すべての言葉が切れ目もなくつながっている辺りが、不自然である。


スーパーコピー 時計楽天オークション、当社のロレックススーパーコピー,パネライスーパーコピー,ウブロスーパーコピー,シャネル スーパーコピー商品は絶対の自信が御座います。

 楽天のオークションに出品しているということなのか。それにしても、ロレックスとシャネルは聞いたことがあるけど、「ウブロ」と「パネライス」は知らない。いわゆるブランド品に縁のある生活は送っちゃいないし、ほしいとも思わないのである。だからコメントの送り先を間違えていると思う。ブログの読者に読ませたいのだとしても、そんなに多くの読者がいるわけでもないだろうし、下手な鉄砲数打ちゃ当たるとは言っても下手すぎである。


おすすめ人気Rolex腕時計, 最高等級時計大量入荷!、売店、卸売りと小売りの第一選択のスーパーコピー 時計の店。

 「Rolex」とカタカナにしていないのは何か理由があるのかな。問題はこの部分、意味が理解できないことである。「売店」で、「卸売りと小売り」を両方やっているということか。次の「第一選択」とか、下手くその翻訳っぽいよなあ。


それは世界で最も複雑な時計やブライトリングが20合併症で生産している最も複雑なコピー時計の一つです。

 「それ」がさすのは、前の部分の「店」なのかなあ。内容から行くと「Rolex腕時計」なのだろうけど文脈が……。まあそれも「20合併症」の意味不明さに比べれば何でもないけどさ。まさか病気が生産しているなんてことはないだろうから、合併企業とか言いたいのかね。そうだとしても生産しているのが、オリジナルなのかコピーなのか判然としない。


これは33合併症との150周年を記念して1988年に発売されたキャリバー89である彼らの最も複雑な[ポケット]見て、と混同しないようにされている。

 「33合併症」ということは、合併した病気の数が増えたのか。それはともかく、「キャリバー89である彼ら」ってことは、「キャリバー89」は何なんだ? その前の「発売された」というのもつながることを考えると、「彼らは1988年に発売された」ようである。人身売買ってことはないだろうから、お粗末過ぎる翻訳ということにしておこう。
 なぜか括弧に入っている「[ポケット]」も、名詞のポケットなのか、擬態語の「ぽけっと」なのかわからない。どちらでとっても意味不明だから、どっちでもいいんだろうけどさ。


★N品質シリアル付きも有り 付属品完備!

 これは最初の部分の繰り返し。

 内容をチェックしてみて思うのは、こんなコメントを読んで、併記してあるリンクからこのお店のページ(試していないからたぶん)に行ってみようと考える人はいるのかということである。怖いもの見たさとか、間違いでクリックしてしまうとかいうことがないとは言わないけどさ。行った先の日本語もどうせろくでもないものだろうから、売れるとは思えないのだけど。
 それでも、この手の「お店」が、おそらくは宣伝目的で、こんな迷惑コメントを送り続けているということはつぶれずに存続しているということで、ということは買う人がいるということでもある。うーん。謎である。自分ではこんなネット上のお店には近づきたくもないから、謎解きに手を出す気はないのだけど。

 それで、このコメントに出てくるどの言葉を禁止するのがいいのかというのを考えた。ブランド名を禁止しても実害はないのだろうけど、今回は冒頭に登場する「スーパーコピー」というのを登録してみた。この組み合わせは自分では絶対に使わないと断言できるし、このブログにちゃんとしたコメントをくれる方が使うとも思えない。「スーパー」と「コピー」それぞれ単独だったら使うことも多いけど、組み合わせると使えない言葉になってしまう。
 設定をしたら、それ以後、この手の迷惑コメントが、再びぱったり途絶えてしまった。うれしいことではあるのだけど、この記事を書こうと考えていただけに、同時にちょっと残念でもあった。本当は、いくつかまとめて分析して、傾向を出そうと計画していたのに、いちゃもんをつけるだけに終わってしまった。
2017年12月14日23時。







posted by olomoučan at 07:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ
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