老人ホーム三度目の冬・・・父の防寒対策: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2016年11月19日

老人ホーム三度目の冬・・・父の防寒対策

三度目の冬

早いもので、父は老人ホームで
三度目の冬を迎えようとしている。

2014年の冬・・・母が病床に倒れた。
年末時期の突然の事だった。
当時は、落ち着いて一つ一つこなしていたつもりだったが
今思えば、パニックだった。

それは去年の母の葬儀の時も・・・
その後の色々な手続きも・・・
第二期のパニック状態も、年末年始。
二年続けて母中心の冬が続いていた。
気がおかしくなってしまいそうなこともあった。

全て・・・なんとなくでこなせていただけだった・・・
その陰には周囲の人の支えがあった。
いろんな人に支えられてきたが
その殆どが母のつくりあげた人間関係だった、
ということを強調して付け加えたい・・・。

母は偉大なり

母は人生の大半を父に捧げたと言える。
それは父が脳梗塞になる以前から・・・。
そういう定めの人生だったのだと思う。

そんな母が長年にわたって介護、介助してきた父。
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寒がりになった父

父は脳梗塞を患って以来、寒がりになった。
血の巡りが悪くなるとここまで変わるものか・・・
そう感じているが、最初は半信半疑だった。

あの父が寒がりなんて。
特に夏・・・、父はエアコンを嫌がった。

そんな父が、自宅以外で迎える冬・・・
その冬が、三度目を迎えようとしている。
父の寒がりの全く気遣わなかった訳でもないが、
中途半端な気遣いだった。

母を優先するあまり、父が手薄になった・・・。
父に謝らなければならないが、それ以上に
母に謝らねばならない。

母は自分の事よりも・・・と考える人だった。
自分の事はいつも二の次で生きてきた人だ。
父への気遣いが手薄になっていたことは
母にとっては悲しい現実だったのだろう。

足元を寒がる
父は身体が寒いことよりも、手先やひざ下が特に寒がりだ。
早々に気が付いて、ひざ掛けは持ち込んであった。

父の入所している老人ホーム内は、基本土足。
一日中外履きを履いて過ごす。

父の履いているシューズはトレーニングシューズで
ファスナー付きの布製の靴だ。
施設内空調が効いているとはいえ
底冷えはするだろう。

しかも、父は昨年から三階から一階に移った。
階下は底冷えがキツイだろう。
我が家でさえ、二階と一階では格段に温度が違う。

全く気がまわらなかった・・・
靴下までは頭がまわったのだが・・・肝心の靴が・・・
履き心地、利便性ばかりに気を取られていた。

内側がファー仕立ての、ショートブーツを買ってみた。
父が気に入るかどうかはわからないが、
なんとなく喜んでくれる気がしている。

明日これを父に届けよう。

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posted by satorich at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳梗塞で半身麻痺の父

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